ゲームは明らかにちゃんと動いているのに、OBSのプレビュー画面と録画した映像だけが真っ黒になったことはありませんか。音は録音されているのに画面だけ黒色なら、OBSが「ゲーム画面を取得できていない状態」です。幸い原因はほぼ決まっているので、以下の順番で押さえればほとんど5分以内に解決します。
OBSの黒い画面、なぜ起きるのか
OBSでゲーム画面を取り込むソースは、通常「ゲームキャプチャ」と「ディスプレイキャプチャ(画面全体キャプチャ)」の2つです。黒い画面はこのソースがゲーム画面を正しく読み取れないときに起き、原因は大きく3つに分かれます。

原因1, GPU不一致 (ノートPCで最も多い)
ゲーミングノートPCには内蔵グラフィックと外付けGPUの2つが入っています。ゲームは性能のために外付けGPUで動くのに、OBSが内蔵グラフィックで実行されると、OBSがゲーム画面を見られず黒い画面になります。デスクトップよりノートPCで圧倒的によく起きる原因です。
原因2, ゲームキャプチャのフック失敗
「ゲームキャプチャ」ソースはゲームプロセスに直接割り込んで(フックして)画面を取得します。ところがゲームが排他的フルスクリーン(Exclusive Fullscreen)モードだったり、アンチチートがフックを妨げたり、OBSがゲームより遅く起動したりすると、フックに失敗して黒い画面になります。
原因3, 管理者権限不足
一部のゲームは管理者権限で実行されます。このときOBSが一般権限だと、ゲームにフックできず画面を取得できません。権限の違い一つのために黒い画面になるケースが意外と多いです。
段階別の解決 (上から順番に)
- ステップ1, OBSを管理者権限で実行: OBSを完全に終了したあと、デスクトップアイコンを右クリック → 「管理者として実行」。権限の違いによる黒い画面は、これ一回で解決するケースが最も多いです。
- ステップ2, ゲームを「ボーダーレスウィンドウ」モードに: ゲームのグラフィック設定で画面モードをフルスクリーン(Fullscreen)ではなく「ボーダーレスウィンドウ(Borderless Window)」に変えてください。排他的フルスクリーンモードで黒い画面がよく起きます。
- ステップ3, ノートPCならGPUを合わせる: Windows設定 → システム → ディスプレイ → グラフィック → 一覧にOBSを追加 → オプション → 「高性能(外付けGPU)」を選択。ゲームと同じGPUでOBSが動いてこそ画面が見えます。
- ステップ4, ゲームキャプチャの方式を変える: ソース一覧で「ゲームキャプチャ」をダブルクリック → モードを「特定のウィンドウをキャプチャ」に変えてゲームウィンドウを直接選んでください。それでもダメなら「SLI/Crossfireキャプチャモード」オプションをオンにしてみてください。
それでも黒い画面なら
- グラフィックドライバーを最新にアップデートしてください。古いドライバーはフック・GPU認識の問題をよく引き起こします。
- 特定のゲームでだけ黒い画面になるなら、そのゲームのアンチチートが画面キャプチャを妨げているケースです。このときはディスプレイキャプチャが唯一の解決策になることがあります。
- OBSを完全に削除してから最新版で再インストールすると、こじれた設定がリセットされて解決することもあります。
そもそもこの問題が起きない方法
実は黒い画面の問題の大半は、「OBSがゲームキャプチャとディスプレイキャプチャを区別し、ユーザーがGPUと権限を自分で合わせなければならない」という構造から生まれます。DOR(ドール)はその区別や設定そのものがありません。

DORはインストール後にヴァロラントやリーグ・オブ・レジェンドのようなゲームを起動すると、キャプチャ方式・GPU・管理者権限を別途いじる必要なく自動で認識して録画します。フルスクリーンでもボーダーレスウィンドウでも同じように取り込むため、OBSでよくある全画面の黒い画面の問題が構造的に起きません。黒い画面を直すために設定と格闘する時間がもったいないなら、インストールするだけですぐに録画できる方式を一度使ってみるのも手です。

