マインクラフトの録画設定で最も効くのは解像度・フレームレート・エンコーダーの3つで、YouTube向けなら1920x1080・60FPS・ハードウェアエンコーダーから始め、PCが重いときは出力設定で解像度、次にFPSの順で下げるのが安全です。数値は2026年10月2日に確認したOBSとYouTubeの公式ヘルプに基づいており、実況用の録画ソフトとしてOBSを使う前提で説明します。基本的な録り方はマインクラフトのゲームプレイを録画する方法で扱っているので、ここでは数字の決め方に絞ります。
目的別の出発点まとめ
2026年10月2日確認時点で、目的別の出発点は次のとおりです。YouTubeに上げる通常の動画は1920x1080・60FPS・ハードウェアエンコーダーで始め、サーバー紹介の短いクリップのようにファイルを軽くしたい場合やPCが重い場合は、1920x1080の30FPS、または1280x720に下げます。ビットレートの目安はYouTubeが公開しているアップロード推奨値で、1080pは24〜30fpsで8 Mbps、48〜60fpsで12 Mbps、1440pはそれぞれ16 Mbpsと24 Mbpsです。ただしこの表はアップロードするファイルの基準で、OBSの録画ガイドにはビットレートの数値がないため、OBS内の細かい設定はOBSのゲーム録画設定で続けて調整してください。
設定を決める順番
- 1キャプチャソースをゲームキャプチャにする — OBSのソースにゲームキャプチャを追加し、モードを「特定のウィンドウをキャプチャ」にして、一覧からマインクラフトのウィンドウを選びます。OBSのMinecraft Java Editionガイドによると、GPUが2つあるノートPCのような環境でJava版が省電力GPUで動くとゲームキャプチャが機能しません。その場合はタスクマネージャーで見つけたjavaw.exeをWindowsのグラフィック設定で「高パフォーマンス(High performance)」に指定し、マインクラフトを再起動します。このガイドはJava Editionが対象なので、Bedrock Editionの要件や起動条件はMinecraft公式ヘルプで確認してください。
- 2解像度を16:9にそろえる — OBSの設定の「映像」で、出力解像度を1920x1080にするのが基本です。OBSは、16:9がYouTubeやTwitchなど主要なプラットフォームの想定する形だと説明し、比率が合わないときは画面を引き伸ばさず、オーバーレイやカメラで空いた部分を埋めるよう案内しています。PCが重い場合は1280x720に下げます。
- 3フレームレートを決める — 視点移動が多いPvPや動きの多い映像なら60FPS、動きの少ない建築過程の動画なら30FPSも選択肢です。YouTubeは録画したフレームレートのままエンコードしてアップロードするよう案内しているため、録画時に決めた値がそのまま最終値になります。60FPSでカクつく、またはエンコーダーが過負荷になるときは、OBSの案内どおり30FPSに下げて試します。
- 4エンコーダーを選ぶ — OBSが紹介するハードウェアエンコーダーは、NVIDIAのNVENC、AMDのAMF、IntelのQuick Syncです。OBSの説明では、CPUの代わりにGPUの専用回路がエンコードを担当するため、ゲームと録画を同時に動かすときに有利です。ハードウェアエンコーダーが使えない、または不安定なときは、ソフトウェア方式のx264に切り替えてCPU使用率を確認します。
- 5録画形式とビットレートを決める — 録画形式はMKVにして、終了後にOBS内蔵のリマックスでMP4に変換します。ゲームが急に落ちたりPCが止まったりしてもMKVならファイル全体が壊れない、というのがOBSの説明です。ビットレートは目的に合うYouTubeの表を参考にしますが、編集すると再エンコードされるため、最終的なアップロード用ファイルがMP4(H.264、AAC-LCまたはOpusの48kHz)になっているかだけ確認します。
- 63〜5分のテスト録画で確認する — OBSは、本番の前に数分のテスト録画をすることを強く勧めています。マインクラフトで走る、視点を回す、新しい地形が多く読み込まれる場所を通るといった動きを少し録画し、映像がカクつかないか、ゲーム音とマイクの両方が聞こえるか、ファイルが問題なく再生できるかを確認します。
各オプションの役割と公式の根拠
| オプション | 出発値 | 役割と変えるとき(根拠) |
|---|---|---|
| キャプチャソース | ゲームキャプチャ、特定のウィンドウをキャプチャ | OBSのMinecraft Java Editionガイドが勧める方法です。 |
| ビットレートの目安 | 1080pは8 Mbps(24〜30fps)、12 Mbps(48〜60fps) | YouTubeのSDRアップロード推奨表です。1440pは16・24 Mbps、4Kは35〜45・53〜68 Mbpsで、録画の元データではなくアップロードするファイルの基準です。 |
| 解像度 | 1920x1080(16:9)、重ければ1280x720 | OBSは1920x1080や1280x720のような16:9の出力を勧めており、エンコーダーが重いときは設定の「映像」で解像度を下げるよう案内しています。 |
| フレームレート | 60FPS、難しければ30FPS | YouTubeは録画したフレームレートのままアップロードするよう案内し、OBSは60FPSで動かないときは30FPSに下げるよう勧めています。 |
| エンコーダー | ハードウェアエンコーダー(NVENC・AMF・Quick Sync)を優先、代替はx264 | OBSは、ハードウェアエンコーダーはCPUの負荷をGPUに移せるため一般に推奨されると説明し、古い世代は同じビットレートで画質が下がることがあると書いています。 |
| 録画形式 | MKVで録画してからMP4に変換 | OBSは、異常終了してもファイル全体が壊れないMKVを勧め、編集やSNS用のMP4は内蔵のリマックスで作るよう案内しています。 |
| アップロード用ファイル | MP4、H.264、AAC-LCまたはOpusの48kHz | YouTubeの推奨アップロードエンコード設定に書かれたコンテナとコーデックです。 |
録画前のチェックリスト
- 保存先ドライブの空き容量を確認します。録画が長く、ビットレートが高いほどファイルは大きくなります。
- OBSの「音声ミキサー」でゲーム音とマイクのバーが動くのを確認し、テストファイルで両方の音が入っているか再生して確かめます。
- エンコーダーが重いときは、ゲーム内のグラフィック品質設定を下げます。OBSもエンコード性能の問題への対処として案内しています。
- ゲームのフレームレートをモニターのリフレッシュレートに合わせて制限します。OBSはGPU負荷を減らす方法として案内しています。
- ノートPCの場合は、javaw.exeが高パフォーマンスのGPUに指定されたままか、Windowsのグラフィック設定で再確認します。
- MKVをMP4に変換したら最後まで再生できるか、解像度とFPSが意図どおりかを確認してからアップロードします。
長時間のプレイを録るときのDORの使い方
DORは無料のWindowsデスクトップアプリで、対応ゲームを自動で検出して試合全体をmp4で録画します。キルなどを自動でハイライトクリップにするのは、リーグ・オブ・レジェンド、VALORANT、PUBG、FC Online、フォートナイト、カウンターストライク、オーバーウォッチの7タイトルだけです。DORが対応しているゲームをNVIDIAのグラフィックスカードで長時間録る場合、NVENCハードウェアエンコードが標準なので、NVENCとx264の違いで触れたCPU負荷の心配を減らせます。ゲーム音とマイクも同時に録音するため、実況の声を別に設定する手間も減ります。対応ゲームで録画した映像は、アプリのライブラリで開始と終了を指定して区間を切り出し、16:9・9:16・1:1から比率を選んで、dor.ggのリンクで共有できます。
確認した公式情報
確認日は2026年10月2日で、数値と案内は次の公式ドキュメントを根拠にしています。アップロード用ファイルの形式とビットレートはYouTubeの推奨アップロードエンコード設定、録画形式とリマックスはOBSの標準録画出力ガイド、Minecraft Java Editionのキャプチャ方法はOBSのMinecraft Java Editionガイドで確認しました。16:9の出力、テスト録画、エンコード性能の問題への対処、ハードウェアエンコーダーの説明は、OBSナレッジベースのアスペクト比ガイド、クイックスタートガイド、エンコード性能のトラブルシューティング、ハードウェアエンコードの記事に沿っています。エディションごとの要件やBedrock Editionについては、Minecraft公式ヘルプで直接ご確認ください。


