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OBSゲーム録画設定 完全ガイド、カクつきなしで高画質に(2026年版)

デュアルモニターとキーボードが置かれたデスク
Photo · Pexels
要点まとめ
  • 出力モードを「詳細設定」に変えないと、エンコーダーやレート制御を直接いじれません。
  • エンコーダーはソフトウェア(x264)ではなくNVIDIA NVENC(ハードウェア)に。録画のカクつきの9割はここで解決します。
  • レート制御はCBRではなくCQP、値は16〜20(18推奨)が容量あたりの画質バランスがいちばん良好です。
  • mp4の直接録画は強制終了時にファイルが丸ごと壊れるので、mkvで録画してからmp4にリマックスしましょう。

OBS Studioは無料ながら強力ですが、初めて起動すると設定タブが8つ、項目は数十個もあり、「いったいどこをいじれば高画質でカクつかずに録画できるの?」と途方に暮れてしまいます。結論から言うと、すべてをいじる必要はありません。エンコーダー・レート制御・解像度・キーフレーム・録画フォーマット、この5つさえきちんと押さえれば、残りはデフォルトのままでかまいません。以下のメニューの場所と推奨値をそのまま入力してみてください。それぞれの値が「なぜ」その数字なのかもあわせて説明します。

OBS Studio 로고
OBS Studio
DOR 로고
DOR

出力モード: 詳細設定(Advanced)に

まずOBS右下の「設定」→ 左メニューの「出力」を開きます。いちばん上の「出力モード」がデフォルトで「基本」になっているはずなので、これを「詳細設定(Advanced)」に変えます。基本モードではエンコーダーやビットレートをほとんどいじれず、レート制御をCQPにしたり、キーフレーム間隔を指定したりできません。詳細設定に変えると上部に「配信・録画・音声・リプレイバッファ」のタブが現れますが、選ぶのは「録画」タブです。「配信」タブはTwitchやYouTubeへの送出用なので、ここをいじっても録画画質は変わりません。よく混同するところなので、必ず「録画」タブかどうか確認してください。

エンコーダー: NVENC(ハードウェア)

この記事でいちばん重要な一行です。「録画」タブの「エンコーダー」項目を、デフォルトのソフトウェア(x264)ではなく「NVIDIA NVENC H.264」、新しめのグラフィックボードなら「NVIDIA NVENC HEVC」に変えてください。両者の違いを理解すれば、なぜカクつきが消えるのかが見えてきます。

x264はCPUで映像をエンコードします。ゲームもCPUとGPUを使うのに、その上にエンコード処理までCPUに載せると、ゲームのフレームが落ちて画面がカクつきます。一方NVENCは、NVIDIAのグラフィックボード(GTX 10シリーズ以降)に別途搭載された「専用エンコードチップ」を使います。ゲームの演算とエンコードの演算が物理的に分かれているので、録画をオンにしてもゲーム内のフレームがほぼそのまま保たれます。録画するとカクつくという悩みの9割は、エンコーダーをx264からNVENCに変えるだけで解決します。

エンコーダー選択メニューの場所

場所は 設定 → 出力(出力モード: 詳細設定)→ 録画タブ → エンコーダーのドロップダウンです。ここに「NVIDIA NVENC H.264」が見えれば、NVIDIAカードが正常に認識されています。AMD Radeonを使っているなら同じ場所に「AMD HW H.264(AVC)」が、インテルの内蔵グラフィックやArcなら「QuickSync H.264」が表示されます。名前が違うだけで、いずれもハードウェアエンコードなので原理は同じです。RTX 40シリーズやRadeon RX 7000、インテルArc以上なら「AV1」エンコーダーも選べますが、AV1は同じ画質をより小さい容量に収められるので、保存容量の節約に有利です。ただし一部の編集ソフトやプラットフォームとの互換性を先に確認しましょう。ドロップダウンにNVENCがそもそも出てこない場合はグラフィックドライバーが古いので、まずGeForceドライバーを最新に更新してください。

ビットレート・画質: CQP設定

エンコーダーのすぐ下の「レート制御(Rate Control)」を、デフォルトのCBRではなく「CQP」に変えてください。この2つの違いが録画画質を左右します。CBR(固定ビットレート)は、画面が単純でも複雑でも毎秒同じデータ量を詰め込みます。配信(ストリーミング)には向いていますが、録画では静的なロード画面にビットレートを浪費し、肝心の激しい交戦シーンではビットレートが足りず画質が崩れてしまいます。

CQP(固定品質)は「画質の基準」を決めておき、シーンの複雑さに応じてビットレートを自動で増やしたり減らしたりします。動きの多い瞬間にはデータを多く使い、静止画面では節約するので、同じ容量でより一貫した画質が得られます。レート制御をCQPに変えると現れる「CQレベル(CQP値)」を16〜20の間に設定してください。推奨値は18です。この数字は低いほど高画質・大容量、高いほど低画質・低容量になります。16はほぼ無損失に近いものの、ファイルが大きくなり、20は容量が軽い反面、動きの速い画面でわずかに損失が見えます。1080pのゲーム映像基準で18なら、1分あたりおよそ150〜300MB程度で、画質と容量のバランスがいちばん良好です。

解像度・フレーム・キーフレーム

解像度とフレームは 設定 → 「映像」タブで設定します。「基本(キャンバス)解像度」と「出力(スケーリング)解像度」をどちらも1920×1080に、「共通FPS値」を60に設定します。ほとんどのゲームは1080p/60fpsで十分くっきりしており、ショート動画やYouTubeアップロードにもちょうど合います。144Hz・240Hzの高リフレッシュレートモニターで競技系FPSをやるからといって、録画まで144fpsに上げる必要はありません。録画fpsを上げるとGPUエンコーダーの負荷とファイル容量が一緒に跳ね上がり、かえってゲーム内のフレームが揺らぐことがあるので、録画は60fpsに固定し、ゲームは高リフレッシュレートのまま楽しむほうが安定します。低スペックPCなら出力解像度だけ1280×720、30fpsに下げると負担が大きく減ります。

ふたたび 出力 → 録画タブに戻り、「キーフレーム間隔(Keyframe Interval)」を2秒に設定します(0にすると自動ですが、編集・再生の互換のために2秒を明示するほうが安全です)。キーフレームは、映像を巻き戻したり特定の地点へジャンプしたりするときの基準になる「完全な1枚のシーン」フレームです。間隔が長すぎると編集ソフトでカットを切るときにフレームがずれたりシークがもたついたりし、短すぎると容量が増えます。2秒が互換性と容量の標準値です。

録画フォーマット: mkvからmp4へ

設定 → 出力 → 録画タブのいちばん上「録画フォーマット」をmp4ではなく「mkv(Matroska)」に設定してください。mp4で直接録画すると、OBSが途中で強制終了したりゲームが固まって強制終了したりしたときに、ファイル全体が壊れて1〜2時間分が丸ごと消えてしまうことがあります。mp4は録画が正常に終わる瞬間にファイル末尾へインデックスを書き込むことで再生できるのですが、そのインデックスがないと丸ごと読めなくなるためです。mkvは途中で途切れても、その直前まで録画された部分が無事に残ります。

問題は、mkvをPremiereやDaVinciといった一部の編集ソフトやSNSアップロードで直接読み込めない場合があることです。そこで録画はmkvで安全に受け、終わったあとにOBS上部メニューの「ファイル」→「録画の再多重化(Remux Recordings)」でmkvをmp4に変換すればOKです。リマックスは再エンコードではなくコンテナだけを変える作業なので、画質の損失がまったくなく数秒で終わります。出力 → 録画タブで「自動的にmp4へリマックス」オプションをオンにしておけば、この工程をOBSが自動でやってくれます。

音声設定

設定 → 「音声」タブで「デスクトップ音声」(ゲームやDiscordの音)と「マイク/補助音声」(自分の声)をそれぞれ指定します。次に 出力 → 録画タブの「音声トラック」で、デスクトップはトラック1、マイクはトラック2のように分けて録音するようチェックを入れてください。トラックを分けておくと、編集時にゲーム音は上げて自分のマイクだけ下げる、あるいは逆に解説だけ上げるといった具合に、2つの音を別々に調整できます。1つにまとめて録音すると、あとから2つを切り離せないので、編集を見据えるならトラック分離は必須です。

黒画面・カクつき問題の解決

設定をすべて合わせたのに録画ファイルが黒画面でしか保存されない場合、ゲームの画面モードが「フルスクリーン(Exclusive Fullscreen)」になっていることがほとんどです。フルスクリーンはゲームが画面出力を独占するため、OBSのキャプチャが妨げられます。ゲームのグラフィック設定で画面モードを「ボーダーレスウィンドウ(Borderless Windowed)」に変えれば、ほぼ解決します。それでもダメなら、OBSを右クリック →「管理者として実行」してください。ヴァロラントのようにセキュリティ(アンチチート)が強いゲームは、管理者権限がないと画面をキャプチャできません。最後に、GeForceやRadeonのグラフィックドライバーを最新に更新すると、黒画面と録画のカクつきが同時に解決することが多いです。ノートPCなら、OBSが内蔵グラフィックではなく外部GPUで動くよう、Windowsの「グラフィック設定」でOBSを「高パフォーマンス」に指定するのも忘れずに。

推奨設定まとめ

  • 出力モード: 詳細設定(Advanced)・上部「録画」タブを選択
  • エンコーダー: NVIDIA NVENC H.264(AMDはHW AVC / インテルはQuickSync / 新しめはAV1)
  • レート制御: CQP(CBRではない)・CQP値16〜20、18推奨
  • 解像度: 1920×1080(低スペックは1280×720)
  • フレーム: 60fps(低スペックは30fps)・キーフレーム間隔2秒
  • 録画フォーマット: mkv → 終わったあとmp4へリマックス
  • 音声: デスクトップ(トラック1)・マイク(トラック2)を分離録音
録画ではCBRよりCQPがほぼ常に得です。同じ画質基準で静的なシーンのビットレートを自動で節約してくれるので、同一画質でファイル容量がより小さくなります。配信はCBR、録画はCQPと覚えましょう。
「mp4で受けていたらOBSが一度落ちて映像が丸ごと消えた」という事故は本当によくあります。最初からmkv録画を習慣にして、自動リマックスオプションをオンにしておけば、安全と互換の両方を確保できます。

設定が面倒なら、DOR

ここまで進めたなら、OBSで高画質・低カクつき録画のセットアップを終えたことになります。とはいえ、毎回ゲームごとに録画ボタンを押し、終わったあと1時間の映像から名場面の区間を手で探して切らなければならない作業は、依然として残ります。この一連の流れがすべて面倒なら、設定自体を気にする必要のない方法もあります。

DORは、上でまとめたNVENCハードウェアエンコード・CQPの最適画質・キーフレームといった設定がすべてデフォルトで決まっているので、インストール後はゲームを起動するだけです。ゲームの起動を自動検知してバックグラウンドで録画を始め、OBSが「全体録画」だけするのとは違い、ヴァロラントリーグ・オブ・レジェンドPUBGといったゲームでは、キル・エース・ペンタキル・クラッチのような名場面をAIがリアルタイムで検知し、その区間だけを切り出してクリップとして保存します。ウォーターマークもなく無料です。黒画面やカクつきの心配なく、設定とカット編集の両方を減らしたいなら、OBSのセットアップに時間を費やす前に、まずDORを試すほうが早道です。

FAQ

よくある質問

OBSで録画するとゲームがカクつきます。どう解決しますか?

設定 → 出力(詳細設定)→ 録画タブで、エンコーダーをソフトウェア(x264)からハードウェア(NVIDIA NVENC、AMDはHW AVC、インテルはQuickSync)に変えれば、ほとんど解決します。x264はCPUでエンコードしてゲームと資源を奪い合いますが、NVENCはグラフィックボード専用のチップを使うのでゲーム内フレームへの影響がほぼありません。DORはNVENCがデフォルトなので、別途設定は不要です。

OBSの録画が黒画面でしか保存されません。

ゲームの画面モードを「フルスクリーン(Exclusive Fullscreen)」ではなく「ボーダーレスウィンドウ(Borderless)」に変え、OBSを管理者として実行してみてください。それでもダメなら、グラフィックドライバーを最新に更新し、ノートPCはWindowsのグラフィック設定でOBSを外部GPU(高パフォーマンス)に指定しましょう。

OBSの録画ビットレートはどのくらいにすべきですか?

録画は固定ビットレート(CBR)より固定品質(CQP)を推奨します。レート制御をCQPにして、CQP値を16〜20の間、無難には18に設定してください。数字が低いほど高画質・大容量です。CQPはシーンの複雑さに応じてビットレートを自動調整し、同じ容量でより一貫した画質が得られます。

OBSの録画フォーマットはmkvとmp4のどちらが良いですか?

録画はmkvで受けましょう。mp4はOBSが強制終了するとファイル全体が壊れて録画分が丸ごと消えることがありますが、mkvは途切れても直前まで映像が残ります。編集・アップロードのためには、OBSの「ファイル → 録画の再多重化」でmp4にリマックスすればOKです。この変換は画質の損失がありません。

こうした設定なしで、すぐに録画できませんか?

DORはインストール後にゲームを起動するだけで、NVENC・CQP・キーフレームといった最適設定で自動録画し、ヴァロラント・LoL・PUBGなどではキルやエースのような名場面を自動で検知してクリップに切り出してくれます。OBSの出力モード・エンコーダー・ビットレート・フォーマットを一つずつ合わせる必要がありません。

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