「Doran 告訴」「T1 誹謗中傷」で検索した方向けに、事実だけを先にまとめます。2026年8月28日、リーグ・オブ・レジェンドの韓国リーグLCKに所属するT1のトップレーナー、Doran(チェ・ヒョンジュン)選手の所属エージェンシーSupergentが公式SNSに声明を出しました。
ネット上で選手を狙った誹謗中傷や人格攻撃の投稿が続いているため、集めてきたモニタリング資料をもとに法律事務所とともに捜査機関への告訴手続きを進めることになった、という内容です。同じ日に韓国のゲームメディアGametoc、Etoday、Asia Today、Kyunghyang Gamesなどが報じました。
Doran選手は2025シーズンにT1へ加入し、T1は2025年11月17日に2026シーズンも共に戦うと発表しています。この記事は所属事務所が実際に述べた内容と、信頼できる報道で確認できる事実だけを時系列で整理します。告訴された相手の名前や問題の投稿の中身はSupergentの声明にも当時の報道にも出ていないため、推測では書きません。
声明の線引きをめぐる世論は後半の見出しで事実と分けてまとめます。確認できた事実はすべて2026年11月3日(日本時間)時点のもので、新しい公式発表や報道があったときだけ更新します。
Supergentの声明要旨:プレーへの批判と人格攻撃を区別
韓国メディアが伝えた声明のポイントは4つです。1つ目は、最近ネット上でDoran選手への無分別な誹謗や人格攻撃の投稿が継続的に確認されていること。2つ目は、プレー内容へのファンの愛情ある批判は受け止めるべきものだとしつつ、選手個人の人格をおとしめ名誉を傷つける悪意ある非難は深刻な水準に達したと述べたこと。
3つ目は、所属選手を守るために、これまで集めてきたモニタリング資料をもとに法律事務所とともに捜査機関への告訴手続きを進めることになったと明らかにしたこと。4つ目は、選手の心理的な安定と権利の保護が最優先だとして、今後も人格を侵害する行為には断固として対応するとし、Doran選手とSupergentを応援するファンへの感謝を添えたことです。
報道で説明されているのは、損害賠償を求める民事訴訟ではなく、捜査機関に処罰を求める告訴です。韓国でも日本と同じく名誉毀損や侮辱は刑法上の犯罪で、告訴はその捜査を求める手続きにあたります。一方で、声明にも当時の報道にも、告訴の相手、対象となった投稿やサイト、協力した法律事務所、受理した捜査機関の名前は出ていません。この記事もその部分を推測で埋めず、空欄のままにしています。
時系列:8月28日の発表から11月3日まで
- 12026年8月28日:Supergentが公式SNSで声明Supergentは公式SNSに声明を掲載しました(GametocはInstagramと報道)。これまで集めてきたモニタリング資料をもとに法律事務所とともに捜査機関への告訴手続きを進めることになったこと、今後も人格を侵害する行為には断固対応することを明らかにしました。
- 22026年8月28日:韓国ゲームメディアが同日に報道Gametoc、Etoday、Asia Today、Kyunghyang Gamesなどが声明を引用して報じました。表現は少しずつ違い、Gametocは告訴手続きを「進めた」、Asia TodayとKyunghyang Gamesは「進めることにした」と書いています。告訴の相手と法律事務所の名前が明かされていない点はどの報道も共通です。
- 32026年10月21日:同じT1のOner選手側が別の告訴について発表T1のジャングラーOner選手の所属エージェンシーKey Player Agency(KPA)は声明で、Oner選手への悪質な投稿やコメントの投稿者を相手取った刑事告訴について、警察が最近被疑者を特定して検挙し、送致したことを確認したと明らかにしました。被疑者の身元と罪名は公表されておらず、Doran選手の件とは別です。
- 42026年11月3日時点:Doran選手の件の続報8月28日の発表以降、Doran選手の件の捜査の進み具合や結果を伝える報道は確認できていません。SupergentやT1が新たな声明を出すか、メディアが捜査の経過を報じた場合にこの記事を更新します。
確認できたことと公表されていないこと(2026年11月3日時点)
| 項目 | 確認できた内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 発表したのは | Doran(チェ・ヒョンジュン)選手の所属エージェンシーSupergent | Supergent公式SNSの声明(GametocはInstagramと報道) |
| 発表日 | 2026年8月28日 | 同日のGametoc・Etoday・Asia Today・Kyunghyang Gamesの報道 |
| 明らかにした対応 | モニタリング資料をもとに法律事務所とともに捜査機関へ告訴手続き | 報道で引用された声明 |
| 対応の基準 | プレーへの批判は受け止め、人格攻撃や名誉毀損には法的対応 | 報道で引用された声明 |
| 声明と当時の報道における告訴の相手と対象の投稿 | 公表されていない | 声明にも報道にも記載なし |
| 法律事務所と受理した機関 | 公表されていない | 声明にも報道にも記載なし |
| 捜査の経過と結果 | 2026年11月3日時点で関連報道なし | 報道の検索結果に基づく |
韓国の報道を読むときに知っておきたい用語
- 告訴: 被害を受けた人やその代理人が、捜査機関に犯罪の事実を申告して処罰を求める手続きです。日本の告訴とほぼ同じ意味で、告訴したという発表は捜査を求めたという意味であり、罪が認められたという意味ではありません。
- 被告訴人と被疑者: 告訴された人が被告訴人、捜査機関が犯罪の疑いで調べている人が被疑者です。Supergentの声明と当時の報道には、告訴された相手の名前はありません。
- 送致: 警察が捜査を終え、容疑があると判断した事件を、起訴するかどうかを判断する機関へ送る段階です。日本でいう送検に近く、警察段階が終わったことを示すだけで、処罰が決まったわけではありません。
- 起訴と裁判: 事件を裁判にかけることが起訴、かけないことが不起訴です。有罪か無罪かは裁判を経て裁判所が決めます。
- 公式の情報源: 所属事務所やチームの公式SNSの声明と、それを引用した報道を基準にしましょう。公式発表や報道で確認できていない話は、事実と分けて読むのが安全です。
声明の線引きをめぐる世論:事実ではなくコミュニティの意見です
Supergentの声明はプレーへの批判と人格攻撃を分けましたが、実際の発言がどちらに当たるかについて、韓国のゲームコミュニティでは意見が分かれています。以下は2026年11月4日時点でコミュニティに見られる論点と立場をまとめたものです。これはあくまでコミュニティの意見で、事実や法的な判断ではなく、どちらの意見が多いかを測ったものでもありません。
- プレーへの批判と人格攻撃の境界: 一方は、プロならプレーへの厳しい評価まで受け止めるべきで、批判の幅を狭めてはいけないと考えます。もう一方は、プレーの評価を名目にしていても、選手個人をおとしめる言葉は批判ではないと考えます。
- 公人の基準: 一方は、プロ選手は公の舞台で活動している以上、一般の人より広い評価を受け入れるべきだと主張します。もう一方は、公人に近い立場でも人格をおとしめる言葉まで我慢する必要はないと主張します。
- 告訴の受け止め方: 一方は、告訴は被害を受けたと考える人が法律の手続きを使う権利の行使だと見ます。もう一方は、告訴が広がると正当な批判まで控えるようになり、表現が萎縮しかねないと懸念します。
どの発言が法律に触れるかは、コミュニティの意見ではなく捜査機関と裁判所が判断します。この記事は上の論点でどちらが正しいかを判断せず、結果の見通しも書きません。事実として書く内容は、前述の声明と報道の範囲にとどめます。
コミュニティで試合の話をするときの目安
Supergentの声明が示した線引きははっきりしています。プレー内容へのファンの批判は受け止めるべきものだとし、法的対応の対象として挙げたのは、所属事務所が選手の人格をおとしめ名誉を傷つけると判断した悪意ある投稿でした。コミュニティでプロの試合について話すときも、この区別を目安にできます。
チャンピオンの選択、レーン戦、集団戦の判断など試合の中で起きたことは根拠を挙げて批判できますが、選手個人への攻撃は試合の話とは別物です。今回の告訴のように事実関係が絡む話題は、日付と出典のある公式声明や報道だけを共有し、告訴の相手のように声明と報道で確認できない内容を推測で広めないのが安全です。
この記事も同じ方針で、SupergentやT1が新たな公式声明を出したとき、またはメディアが捜査の経過を報じたときにだけ更新します。プロの試合を見る目で自分の試合も振り返りたいなら、場面を見返して判断を確かめる方法はLoLのVODレビューのやり方に、気づいたことを上達につなげる流れはLoLの上達方法にまとめています。


