LoL(リーグ・オブ・レジェンド)の上達は、一度に一つだけ直して、自分の試合を見返して変わったかを確認する繰り返しで進めるのが基本で、その繰り返しに使える公式ツールはプラクティスツール(レベル9で解除)、クライアントの対戦履歴、リプレイです。ただしリプレイはクライアント上で直近の20試合までしか使えず、次のパッチが当たると期限切れになり、チャットも入らないため、長く見比べたい試合は動画として別に残しておくと安心です。リプレイファイルのダウンロードや再生の手順はLoLリプレイガイドで扱っているので、この記事ではその素材を上達の確認にどう使うかに絞ります。内容は2026年10月2日確認時点のPCクライアント基準です。どの方法もランクや勝率が上がることを保証するものではありません。
結論は一試合、直す点は一つ
結論から言うと、何試合も続けて見ていくつもの癖を一度に変えようとするより、見直す試合を一つ、直す点を一つに決めて、同じ場面を繰り返すほうが、変わったかどうかを確認しやすくなります。これはRiotの文書に書かれていることではなく、一般的な学習の考え方です。公式ツールは役割が分かれていて、プラクティスツールは同じ場面を繰り返す場所、対戦履歴とリプレイは終わった試合を振り返る場所です。自分の試合を動画で残しておけば、パッチが変わったり20試合の上限から外れたりしても、ファイルがディスクに残っている間は見直せます。録画をまだ設定していない場合はLoLの録画方法から確認してください。
LoLの見直しループ6ステップ
- 1試合を録画しておく — DORのようなフルマッチ録画をオンにして、いつも通りにプレイします。見直すために特別なことをする必要はなく、終わった試合が動画として残っていれば十分です。リプレイは直近20試合とパッチ期間に縛られるので、長く見比べたい試合は動画で残すほうが楽です。
- 2見直す試合を一つ選ぶ — 終わったばかりの試合から、負けた試合や勝負が分かれた集団戦のあった試合を一つだけ選びます。対戦結果画面と対戦履歴でどの試合か分けておくと、後で探しやすくなります。何試合もまとめて見ると直す点が散らばるので、一試合ずつ見ます。
- 3質問3つを持って見る — 結果ではなく選択を見ます。一つ目は、戦う、または避けると決めた瞬間に、自分のスキルのクールダウンとHPはどうでしたか。二つ目は、そのときの自分の位置はどこで、ミニマップからどんな情報が分かりましたか。三つ目は、同じ場面がもう一度来たら同じ選択をしますか、その理由は何ですか。リプレイで見るときはチャットがないので、当時の状況は記憶で補います。
- 4直す点を一文で書く — 質問から出た点を一つだけ選び、「次の試合では戦う前に相手の位置を先に確認する」のように一文で書きます。二つ三つを同時に変えると、何が効いたのか分かりにくくなります。操作方法やショートカットが使いにくかったなら、それが直す一つになることもあります。
- 5プラクティスツールで繰り返す — レベル9以上ならプラクティスツールを開きます。一人で使うとすべてのチャンピオンが解放されているので、普段使うチャンピオンで直したい点を何度も繰り返します。ジャングルキャンプとスカトルクラブを再びスポーンできるので、その周辺の動きは好きなだけ繰り返せます。WASD入力やショートカットを変えるなら、実戦の前にプラクティスツールで設定してみるよう公式FAQが案内しています。練習でできたことが実戦でもそのままできる保証はありません。
- 6次の試合で同じ項目だけ確認する — 次の試合を録画したら、決めた一つだけを同じ質問でもう一度見ます。勝ったかどうかより、その選択が変わったかを見ます。変わっていれば次の一つに進み、変わっていなければプラクティスツールに戻って同じ項目をもう一度繰り返します。
LoLの公式の練習・フィードバックツールと制限
| ツール | 公式ドキュメントで確認できた内容 | 制限(2026年10月2日確認時点) |
|---|---|---|
| プラクティスツール | レベル9で解除されます。人間のプレイヤーが自分だけのソロで使うとすべてのチャンピオンが解放され、ジャングルキャンプとスカトルクラブ(Scuttle Crab)をスポーン・リスポーンできます(パッチ25.21)。マルチプレイヤーは最大10人まで対応しています(パッチ25.S1.1)。 | レベル9になる前は使えません。公式ドキュメントで確認できた機能は上記までで、それ以外の機能があるとは断定しません。レベルの条件は変わる可能性があります。 |
| AI戦(Co-op vs. AI) | PvPよりも負担が少ない状態で学び、慣れるためのモードとして説明されています。 | Riotは2023年4月28日の開発者向け記事で、新規プレイヤーについてはAI戦を多く遊んでからPvPキューに入っても勝つ確率は上がらないと述べています。負担の少ない練習であって、勝率を上げる手段ではありません。 |
| 対戦履歴と対戦結果画面 | クライアントの対戦履歴で過去の試合を確認でき、試合が終わると対戦結果画面で結果を見られます。 | クライアントの対戦履歴が何試合・どれくらいの期間残るかは、公式ドキュメントで確認できなかったため書きません。ご自身のクライアントで確認してください。 |
| リプレイ | 対戦結果画面の右上(Advanced Detailsの隣)のダウンロードボタンか、対戦履歴からダウンロードします。ダウンロード後は再生ボタン(Watch Replay)に変わります。ドキュメントによると、数字キーの1〜5またはQ・W・E・R・Tでチャンピオン視点を切り替えられます。 | クライアント上で利用できるのは直近の20試合のみで、次のパッチが当たると期限切れになります。映るのはゲームプレイだけで、ゲーム内チャットは入りません。 |
| DOR フルマッチ録画 | 対応ゲームを自動で検出して試合全体をmp4で保存し、アプリのライブラリで好きな区間を切り出して保存できます。 | 映像を残すためのツールなので、どこを見るかは自分で決めます。どれくらい残せるかは自分の保存容量しだいです。 |
見直す前のチェックリスト
- 今回の試合が録画され、動画ファイルとして保存されていることを確認しました。
- リプレイも使う試合なら、次のパッチが当たる前に、直近20試合のうちにダウンロードしました。
- 見直す試合を一つだけ選びました。
- 勝敗ではなく選択を見ると決めました。
- 質問3つ(スキルのクールダウンとHP、位置とミニマップの情報、同じ場面で同じ選択をするか)を書き出しました。
- 直す点を一文で書きました。
- プラクティスツールで繰り返す場面と、次の試合で確認する項目を決めました。
自分の試合を動画で残すDOR
DORはリーグ・オブ・レジェンドを自動で検出して試合全体をmp4で録画する無料のWindowsアプリで、LoLはキルなどのハイライトクリップも自動で保存される対応ゲームです。見直しで大事なのは、リプレイと違って、パッチや20試合の上限に縛られない自分の動画が残ることです。NVIDIAグラフィックスカードではNVENCハードウェアエンコードが標準で使われ、ゲーム音とマイクを同時に録音できるので、その試合で自分が出したコールやつぶやいた判断も映像と一緒に残せます。見直したい場面が見つかったら、アプリのライブラリで開始と終了を指定して区間を保存でき、出力比率は16:9・9:16・1:1から選べて、dor.ggのリンクで共有するとモバイルブラウザでも再生できます。DORの役割は試合を動画で残し、区間を切り出して保存するところまでで、どの場面が問題だったかを見つける見直しはご自身で行います。LoLの対応内容はDORのLoLハブで、区間の切り出し方はゲームクリップの切り取り方で確認できます。
公式の出典と確認日
リプレイの20試合の上限とパッチでの期限切れ、操作の説明はRiotサポートのリプレイ FAQ、プラクティスツールが解除されるレベルはRiotサポートのゲームモード解除、ソロでのプラクティスツールのチャンピオン解放とジャングルキャンプのスポーンはパッチ25.21ノートで確認しました。いずれも2026年10月2日確認時点で、レベルや保存の上限、機能は変わる可能性があります。マルチプレイヤー最大10人(パッチ25.S1.1ノート)、キーボードのWASD入力FAQ、2023年4月28日のRiot開発者向け記事(Co-op vs. AI)は、同じRiotの公式サイトで名前から探して確認できます。リプレイFAQの操作説明は公開日がはっきりしないため、現在のクライアントと異なる場合があります。


