ARC Raidersのパッチノートで負荷に関わるオプションとして名前が出ているのは、グラフィック品質プリセット、Resolution scale、AMD FSR・Intel XeSSなどのアップスケーリングで、方向はどれも「負荷を下げる側」です。メニューを項目ごとに解説した公式ガイドはないため、2026年10月6日確認時点で、公式パッチノートとSteamストアページに名前が出ているオプションだけを整理し、数値の推奨値や「プロ設定」は載せていません。内容はPC基準です(クロスプラットフォームのゲームですが、コンソール専用の項目は除外しています)。録画や配信をしながらフレームが乱れ続ける場合は、ゲーム録画中にFPSが落ちる時の対処で原因を切り分けてください。
ひとことで言うと:まずFPSを確保し、残りは自分で比べる
結論としては、フレームが足りないときだけ負荷を下げるオプションを調整し、それ以外は自分のPCと自分の手に合うかどうかを比べて選ぶのが最も安全です。オプションごとに何%FPSが上がるといった公式の数値はなく、マウススムージングのように公式の推奨方向がないものもあるため、万人向けの正解値は示せません。そこでこの記事では数値を処方せず、何をどちらの方向で比べるかだけを案内します。録画や配信を同時に使ってGPU負荷が重なる場合は、録画中のGPU負荷を減らす方法もあわせて確認してください。
適用の手順:6ステップで1つずつ変える
- 1ストアの仕様とドライバーを最初に確認 — Steamストアの仕様欄で最低・推奨スペックを確認し(最低スペックにはRAM 12 GB、DirectX 12などが記載されています)、グラフィックドライバーを最新にします。公式のLive Update 1.33.0と1.36.0は、一部のPCで通常より低いFPSになる場合があるとして、ドライバーの更新または以前のバージョンへのロールバックを案内していました。これは当時の案内であり、現在も有効かどうかは公式文書で確認できていないため、原因を絞り込む参考程度にとどめてください。
- 2同じ場所で基準シーンを作る — 設定を変える前に、同じエリアで同じ行動(移動や交戦など)を基準シーンに決め、オプションは一度に1つだけ変えます。複数を同時に変えると、何が効いたのか分かりません。2026年9月8日のLive Update 1.45.0でUnreal Engineが5.3から5.7に上がり、公式ノートは性能の数値を示していないため、以前決めた設定も比べ直すほうが安全です。
- 3負荷系:プリセット・解像度スケール・アップスケーリング — Cinematicは公式ノートでハイエンドPC向けのビジュアル強化段階とされているため、フレームが足りないならまずより低いプリセットと比べます。次にResolution scaleを下げ、最後にAMD FSRやIntel XeSSなどのアップスケーリングを有効にして画質の変化を確認します。下げるほどフレームの余裕が増える方向ですが、効果の大きさを示す公式の数値はないので、自分のPCで確かめてください。各オプションの正確な説明は、ゲーム内の設定メニューの表記を基準にします。
- 4視認性:モーションブラー・HUD・フィルター — モーションブラーは1.7.0で強度スライダーが追加され、程度を選べます。動くと映像がにじんで敵が見つけにくいなら、強度を下げて比べます。HUD visibility modeはPCではF10で切り替えできます。コントラスト補正としてNVIDIA Freestyleが思い浮かびますが、1.17.0で全フィルターの同時有効化が制限され、Steamストアページにはカーネルレベルのアンチチートが表記されているため、外部のオーバーレイやフィルターを使う前に公式の方針を確認してください。
- 5入力と音声:マウススムージング・ボイスチャット — マウススムージングは1.13.0で追加され、公式の推奨方向はないため、基準シーンでオンとオフを交互に試して合うほうを選びます(1.17.0で、オフにしても有効のまま残る問題が修正されました)。ボイスチャットはSystem DefaultでデバイスをWindowsの既定に合わせ、microphone testとnoise suppressionを確認します。足音などの改善(1.29.0のcomb filteringやバイノーラル)はゲーム側の処理で、ユーザーが触るオプションとしては確認できませんでした。1.22.0の武器音の遅延軽減は、RAM 16 GB以上のWindows環境のみが対象とされています。
- 6アップデート後にもう一度確認 — 2026年10月8日にFrozen Trailアップデートが予定されていますが、グラフィックや設定の変更があるかは確認できていません。アップデート後は設定メニューを開き直して、新しいオプションや説明の変更がないかを見て、基準シーンでの比較をもう一度行ってください。オプション名や説明がこの記事と違う場合は、ゲーム内の表記に従います。
オプション一覧表(パッチノートに名前が出たものだけ)
| オプション(公式英語名) | 内容と調整の方向 | 根拠(パッチノート) |
|---|---|---|
| Cinematic graphics setting | ハイエンドPC向けにビジュアルを強化した品質段階です。フレームが足りないのにこの段階を使っているなら、より低いプリセットと比べます。ほかの段階名は公式文書で確認できませんでした。 | 1.7.0 Cold Snap、2025-12-16 |
| Resolution scale | 解像度スケールのオプションです。一般に倍率を下げるとGPUの負担が減り、映像の鮮明さは下がる傾向があります。調整範囲と初期値は公式文書で確認できませんでした。 | 1.7.0(被写界深度の量がresolution scaleに合わせて調整) |
| AMD FSR・FSR Frame Generation・Intel XeSS | AMD FSRとIntel XeSSはアップスケーリングのオプションで、FSR Frame Generationはフレーム生成のオプションです。有効にして映像がぼやけたり操作感が変わったりしたら、無効にして比べます。モード名や効果の数値は公式文書で確認できませんでした。 | 1.22.0(FSR 2.1.0・XeSS 2.1.1)、1.24.0(FSR Frame Generationのぼやけ修正)、1.26.0(XeSS 3.0.0) |
| Motion blur intensity slider | モーションブラーの強さを調整するスライダーです。動いたときの映像のにじみが気になるなら、強度を下げて比べます。公式の推奨値はありません。 | 1.7.0、2025-12-16 |
| Mouse smoothing | マウス入力のスムージングをオン・オフするオプションです。公式の推奨方向がないため、両方の状態でエイムの感触を比べて選びます。 | 1.13.0で追加(2026-01-27)/1.17.0でオフ時の不具合を修正(2026-02-24) |
| NVIDIA Freestyle | NVIDIAのフィルターで視認性を補正する方法です。すべてのフィルターを同時に有効にすることは制限されているため、フィルター頼みには限界があります。許可されるフィルターの一覧は公式文書で確認できませんでした。 | 1.17.0 Shrouded Sky、2026-02-24 |
| HUD visibility mode | HUDの表示方法を変えるオプションです。PCではF10キーでも切り替えられ、画面が煩雑に感じるならモードを切り替えて比べます。 | 1.22.0 Flashpoint、2026-03-31 |
| Voice chat:System Default・noise suppression・microphone test | ボイスチャットの入力・出力デバイスをWindowsの既定に合わせ(System Default)、noise suppressionで音を整え、マイクテストで確認します。マイクの権限が必要な場合はWindowsの設定へ案内されます。 | 1.2.0、2025-11-13(System Default)/1.7.0(マイクテスト、Windowsのマイク権限案内)/1.26.0、2026-04-28(noise suppression) |
適用前後のチェックリスト
- フレームが足りないときだけ、プリセット・Resolution scale・アップスケーリングを調整しましたか?
- オプションを一度に1つずつ変え、同じ基準シーンで比べましたか?
- アップスケーリングやFSR Frame Generationを有効にして映像がぼやけたり操作感が変わったりしたら、無効にして比べ直しましたか?
- NVIDIA Freestyleなどの外部フィルターやオーバーレイを使うなら、先に公式のアンチチート方針を確認しましたか?
- ボイスチャットのデバイスがSystem Defaultか、microphone testで確認しましたか?
- 10月8日のアップデート後に設定メニューを開き直しましたか?
同じ試合をmp4で残し、必要な場面だけ切り出す
ARC Raidersのゲームページにあるとおり、DOR(Windows向けの無料録画アプリ)はARC Raidersのフルマッチを自動でmp4として録画します。キルなどの自動ハイライトクリップはこのゲームでは対応していないため、設定の前後で同じ場面を比べるには、アプリのライブラリの区間カットやDORスタジオで、その場面だけを自分で切り出してください。手順はゲームクリップのカット方法にまとめてあり、切り出した動画はdor.ggのリンクで共有できます。NVIDIAのグラフィックカードならNVENCハードウェアエンコードが標準で、ゲーム音とマイクを同時に録音するため、同じ試合の音の聞こえ方を後から聞き直せます。録画をオンにしてプレイするなら、比較も同じ条件で行うことをおすすめします。録画がフレームに与える影響はPCごとに異なるので、数値では示しません。
公式ソースと確認範囲
2026年10月6日確認時点の内容です。ARC RaidersのSteamストアページの仕様・機能表記、1.7.0 Cold Snapパッチノート(Cinematic、モーションブラー、解像度スケール)、1.22.0パッチノート(FSR、XeSS、HUD)を根拠にしており、確認した範囲はLive Update 1.45.0とStore Update 1.47.0までです。10月8日のFrozen Trailアップデートなどでオプションが変わる可能性があるため、ゲーム内の表記と違う場合はゲーム内の表記に従ってください。


