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ゲーム録画のカクつき・引っかかり解決法: NVENC切り替え + ビットレート調整 3ステップ

ゲーム録画画面がカクつき引っかかる様子とOBSエンコーダー設定
Photo · Pexels
要点まとめ
  • 録画カクつきの第1位の原因はCPUエンコードの過負荷です。設定→出力→エンコーダーを「NVIDIA NVENC」に変えてください。
  • ビットレートが高すぎるとディスクとエンコーダーが追いつけません。1080p60基準で8000→6000Kbpsに下げるか、CQP 18〜22を使いましょう。
  • ゲーム内でフレームを142fpsなどに制限してGPUにエンコーダーが使う余裕を残し、Discord・オーバーレイなどのバックグラウンドを整理してください。
  • これらすべての設定が複雑なら、DOR(ドール)はNVENCハードウェアエンコードがデフォルトなので、カクつき対策の設定なしでオンにした瞬間から自動で滑らかに録画されます。

ゲーム画面は問題なく滑らかなのに、録画した映像だけカクカクしたり引っかかったりするなら、原因はほぼ決まっています。CPUで映像を圧縮するx264エンコーダーが耐えられないか、ビットレートが高すぎてディスク・エンコーダーが追いつけないか、GPUが100%まで埋まってエンコーダーが使う余裕がない場合です。結論から言うと、エンコーダーをNVENCに変え、ビットレートを適正値まで下げ、バックグラウンドを整理する3つでほとんど解決します。

以下はOBS Studio基準の正確なメニュー経路と推奨数値です。自分のPCスペックに合わせて上から順番に適用してみてください。1番だけでカクつきが消えるケースが多いです。

まずカクつきが「どの段階」で起きているかから確認してください

やみくもに設定を変える前に、OBS右下のステータスバーと統計ウィンドウ(上部メニュー 表示→統計)をまず確認すると、原因を素早く絞り込めます。症状によって手を入れる場所が異なります。

  • 「エンコーディング過負荷(Encoding overloaded)」の赤い警告 → エンコーダーがフレームを時間内に押せていない。NVENC切り替え・ビットレートダウンで解決
  • 「レンダリング遅延でドロップしたフレーム」 → GPUがゲーム+録画で100%飽和。ゲーム内フレーム制限・バックグラウンド整理
  • 「ディスク書き込みドロップ」 → 保存ドライブが追いつけない。SSDに保存場所を変更、またはビットレートダウン
  • 警告はないのに映像だけ微妙にカクつく → 可変フレーム・Discordなどバックグラウンド干渉を疑う
OBS Studioの出力設定でエンコーダーとビットレートを調整する画面
OBS Studio · Wikimedia Commons (GPL, OBS Project)

ステップ1: エンコーダーをCPU(x264)からNVIDIA NVENCに変える

録画カクつきの第1位の原因はCPUエンコードです。x264はCPUで映像を圧縮しますが、ゲームがすでにCPUを使っていると、リアルタイム圧縮が遅れてフレームがドロップします。NVIDIAグラフィックカード(GTX 10シリーズ以上)があれば、GPUに内蔵された専用エンコードチップ(NVENC)を使うのが正解です。NVENCはゲーム性能にほとんど影響を与えず、最新のRTX 30/40シリーズのNVENCは同じビットレートでx264の「medium」よりきれいです。

OBSの設定経路

  • 設定 → 出力 → 出力モードを「詳細」に変更
  • 「録画」タブ → エンコーダーを「NVIDIA NVENC H.264」(またはRTX 40シリーズはHEVC/AV1)に選択
  • AMDグラフィックカードなら「AMD HW H.264」、Intel内蔵/ノートPCは「QuickSync H.264」を選択
  • グラフィックカードがないかCPUが非常に強力なら、x264を維持(この場合プリセットを「veryfast」に)
RTX 20/30シリーズはH.264の代わりにHEVC(H.265)を、RTX 40シリーズはAV1を使うと、同じ画質をより小さい容量で保存でき、ディスク書き込みの負担まで減ります。

ステップ2: ビットレートを適正値まで下げる (8000→6000Kbps)

ビットレートをやみくもに上げると画質が良くなりそうですが、実際にはエンコーダーとディスクが追いつけず、かえってカクつきを引き起こします。特にHDDに保存したり高ビットレートのVBRにしておくと、ディスク書き込みドロップがよく起きます。1080p60基準では6000Kbps前後あれば十分きれいです。

速度(CBR)方式で手軽に行くなら

  • 録画タブ → ビットレート制御「CBR」を選択
  • 1080p60: ビットレート8000Kbpsでカクつくなら6000Kbpsにダウン
  • 1080p30: 4500〜6000Kbpsで十分
  • 720p60: 3500〜4500Kbps推奨

画質優先(CQP)で行くなら

ローカル録画は実は固定ビットレートより画質基準(CQP)方式のほうが容量対比の効率が良いです。NVENCなら、ビットレート制御を「CQP」にしてCQ Level(CQ値)を18〜22の間に設定してください。数字が低いほど高画質・大容量です。18はほぼ無損失級、22は軽くて十分きれいです。

CQPに変えるとビットレート入力欄が消え、CQ値だけを調整します。カクつきがあれば、CQ値を1〜2段階上げて(例: 18→20)負荷を減らしてみてください。

ステップ3: GPU・ディスクの余裕を確保 + バックグラウンド整理

NVENCに変えてもカクつくなら、GPUがゲームレンダリングだけで100%まで埋まって、エンコーダーが使う余裕すらない状態かもしれません。ゲーム内でフレームを制限してGPUに少し余裕を作ってあげるのが核心です。

  • ゲーム内設定でフレーム制限(例: モニター144Hzなら142fpsにキャップ)をかけてGPU 100%飽和を防止
  • Discord → ユーザー設定 → 音声・ビデオ/外観で「ハードウェアアクセラレーション」をオフ(低スペックほど効果大)
  • GeForce Experience・Xbox Game Barなど他の録画/オーバーレイ機能の重複実行をオフ
  • 録画の保存場所をHDDではなくSSDに変更(設定→出力→録画パス)
  • OBSを「管理者として実行」すると、WindowsがGPU優先度を付与してカクつきが減る
  • 発熱によるカクつきもよくあります。CPU 85〜95度、GPU 80度以上だとクロックが下がるので、冷却・ホコリ掃除を点検
NVIDIAコントロールパネル → 3D設定の管理で「低遅延モード(Low Latency Mode)」をオフにすると録画カクつきが解消される事例が報告されています。グラフィックドライバーとOBSも最新版に保ってください。

この設定、毎回やるのが面倒なら

ここまで付いてこられた方は感じたはずです。エンコーダーの種類を選び、ビットレート制御方式を決め、CQ値を合わせ、ゲームごとにフレームキャップを取り直す。この過程がOBSではかなり面倒です。一箇所でも設定を間違えると、また カクつきます。

DOR(ドール)がNVENCハードウェアエンコードで自動録画する画面
DOR(ドール)はNVENCハードウェアエンコードがデフォルトなので、カクつき対策の設定が不要です

DOR(ドール)はNVENCのようなハードウェアエンコードをデフォルトに設定しているので、上記の設定を自分でいじる必要がありません。オンにした瞬間からGPU負荷とビットレートを自動で調整し、カクつきなく録画します。特にPUBGヴァロラントのようにフレームが重要なFPSで、ゲーム性能はそのままに滑らかな映像だけ得たいときに差が大きいです。複雑なエンコーダー設定なしできれいな録画が必要なら、DORを一度使ってみてください。

整理すると順番は単純です。NVENCに切り替え → ビットレート6000Kbps(またはCQP 18〜22) → GPUフレーム制限・バックグラウンド整理。この3ステップで、ほとんどのゲーム録画のカクつきは消えます。

FAQ

よくある質問

ゲームはカクつかないのに録画映像だけカクつきます。なぜ?

ゲーム自体はGPUがレンダリングしますが、録画は別途映像を「圧縮(エンコード)」する必要があります。この圧縮をCPU(x264)で行うと、ゲームが使うCPUと衝突してフレームが遅れます。エンコーダーをNVENCに変えると、GPU専用チップが圧縮を引き受けてほとんど解決します。

NVENCとは何ですか? x264と何が違いますか?

NVENCはNVIDIAグラフィックカードに内蔵された映像圧縮専用チップです。x264がCPUで圧縮するのと違い、NVENCはGPUが処理するのでゲーム性能にほとんど影響がありません。最新のRTX NVENCは画質もx264 mediumに匹敵するほど良いので、録画用には NVENCが事実上の正解です。

ビットレートはとにかく高くするほど良いのではないですか?

いいえ。ビットレートが高すぎると、エンコーダーとディスクがデータを時間内に処理・保存できず、かえってカクつきます。1080p60なら6000Kbps前後が適正線で、画質をさらに確保したいならCBRの代わりにCQP 18〜22方式を使うほうが容量対比で効率的です。

NVENCに変えてもカクつきます。

GPUがゲームレンダリングだけで100%まで埋まり、エンコーダーが使う余裕がない可能性が高いです。ゲーム内でフレームをモニターのリフレッシュレートより少し低く(例: 144Hz→142fps)制限してみてください。加えて、Discordのハードウェアアクセラレーションをオフ、SSDに保存、OBSの管理者権限実行も効果があります。

こういう設定なしでただ滑らかに録画する方法はないですか?

DOR(ドール)はNVENCハードウェアエンコードがデフォルトに設定されているので、エンコーダー・ビットレート・CQ値を自分でいじる必要がありません。実行するとGPU負荷を自動で調整してカクつきなく録画するので、OBSの複雑な設定が負担なら、DORのほうが簡単な選択です。

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