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ハードウェア アクセラレータによるGPUスケジューリングはオンにすべき?Windows 11の設定方法と確認(2026)

Windows 11の公式プロモーション画像(ノートPCに表示されたWindows 11の壁紙)とNVIDIA appの公式画像(ドライバーとライブラリの画面)を並べた画像
画像出典: © Microsoft (Windows 11) / © NVIDIA (NVIDIA app) · official product images
要点まとめ
  • 設定 > システム > ディスプレイ > グラフィックスのトグルは、GPUとドライバーが対応している場合だけ表示されます。
  • Microsoftは切り替えは目立たないはずと説明するにとどまり、オンにすれば速くなるとは断言していません。
  • 変更後は自分のゲームで比較し、不満があれば元の状態に戻します。

ハードウェア アクセラレータによるGPUスケジューリング(Hardware-accelerated GPU scheduling)は、Windowsの設定 > システム > ディスプレイ > グラフィックスでオン・オフする機能で、GPUとドライバーの両方が対応している場合だけトグルが表示されます。オンにするとフレームレートが上がるかどうかは、Microsoftが切り替えは目立たず大きな変化は感じられないはずと説明するにとどまり、NVIDIAも性能が向上する可能性があると述べるだけなので、公式ドキュメントに沿った答えは「オンにして自分のゲームで比較する」です。この記事は2026年9月30日に公式ドキュメントを確認した内容で、機能の定義、要件、設定の場所、表示されないときのチェックリストをまとめます。遅延そのものを減らしたい場合は、別の設定を扱ったゲームの入力遅延を減らす方法も参考にしてください。

結論:決まった正解はなく、自分で比較するのが基準です

Microsoft DirectX Developer Blog(2020年6月30日)は、この機能をアプリ間のGPUスケジューリングをより効率的にするものと説明し、切り替えは目立たないはずで、性能の低下も想定していないとしています。2023年1月19日の記事は、GPUスケジューリングの大部分をGPU上の専用ハードウェアに任せ、CPUの負荷を減らす機能だと説明しています。NVIDIAの2020年6月24日の案内は、ビデオカードが自身のメモリを直接管理することで性能を改善し遅延を減らせる可能性がある、という表現にとどまります。どちらの文書も、オンにすれば確実に速くなる、オフのほうがよいとは述べていないため、この記事もどちらが優れているとは断定しません。現実的な方法は、まず現在の状態を確認し、一度に1つだけ変更して、よく遊ぶゲームの同じ場面で比べ、合わなければ戻すことです。特に録画中のフレーム落ちが目的の場合は、このトグル1つに期待せず、ゲーム録画中のFPS低下の直し方で原因を順に絞り込むほうが安全です。

確認からオン・オフまでの手順

  1. 1Windowsのバージョンとドライバーモデルを確認 — この機能はWindows 10 May 2020 Update(バージョン2004)とともに導入されたため、それ以前のバージョンは対象外です。スタートメニューでdxdiagと入力して起動し、DisplayタブのDrivers欄でDriver ModelがWDDM 2.7以上かを確認します。表示は英語版の表記で、日本語版の公式表記は確認できていません。WDDM 2.7以上でも、GPUハードウェアが非対応ならトグルは表示されません。
  2. 2グラフィックス設定を開く — Windows 11では、設定 > システム > ディスプレイ > グラフィックスに進みます(Microsoftサポート文書の日本語表記、2026年9月30日確認)。2020年の記事ではGraphics SettingsのAdvanced Graphics Settingsページでの切り替えが案内されていました。2023年1月19日の記事で紹介された再設計画面は、System-wide settings、Advanced graphics settings、Custom settings for applicationsの3つの区分で、この機能はAdvanced graphics settingsにあります。メニューの文言はWindowsのバージョンによって異なる場合があります。
  3. 3Hardware-accelerated GPU schedulingのトグルを探す — Advanced graphics settingsの区分でHardware-accelerated GPU scheduling(ハードウェア アクセラレータによるGPUスケジューリングに相当する項目です。日本語の公式表記は確認できていないため英語も併記します)を探します。同じ区分には既定の高パフォーマンスGPUの選択や可変リフレッシュレート(VRR)のオプションもありますが、この記事はこのトグルだけを扱います。見つからない場合は、対応GPUと必要なディスプレイドライバーがあるときだけ表示される項目なので、下のチェックリストへ進んでください。
  4. 4オン・オフを切り替え、必要なら再起動 — トグルでオンまたはオフにします。NVIDIAの2020年の案内では、機能をオンにしたあとシステムを再起動するよう書かれています。Microsoftの記事には再起動の要否が書かれていないため、反映されていないと感じたときにNVIDIAの案内を参考に再起動を試す、という位置づけで捉えてください。変更前に現在の状態(オンかオフか)をメモしておくと、戻すときに楽です。
  5. 5自分のゲームで比較し、必要なら元に戻す — よく遊ぶゲームで、同じ場所と同じグラフィックス設定のまま、オンとオフを切り替えて比べます。Microsoftは性能低下を想定していないとしつつ、問題があればフィードバックを送るよう案内しています。原因を切り分けるため、ほかの設定は同時に変えないでください。

公式ドキュメントで確認した条件の一覧

項目公式ドキュメントで確認した内容確認できる場所
導入Windows 10 May 2020 Update(バージョン2004)でオプションとして導入され、当時はユーザーが自分でオンにする、既定ではオフの機能でした。Microsoft DirectX Developer Blog 2020年6月30日の記事
必要条件必要なハードウェアを備えた最近のGPUと、この機能に対応したWDDM 2.7ドライバーが必要です。dxdiagのDisplayタブ > Drivers > Driver Model
トグルの表示GPUとドライバーの両方が対応している場合だけ設定画面に表示され、非対応なら表示されません。設定 > システム > ディスプレイ > グラフィックス
NVIDIAGeForceおよびTITAN GPU、Game Ready ドライバー 451.48 WHQL 以降が、2020年6月の導入時点の案内でした。NVIDIA GeForce News 2020年6月24日の記事
IntelArc B-SeriesはWindows 11 22H2以降で対応、Arc A-Seriesは現在非対応です(文書の確認日は2025年7月24日)。Intelのサポート文書
AMDこの記事ではAMDの対応GPUの詳細は書きません。対応状況はAMDドライバーのリリースノートで確認してください。AMDドライバーのリリースノート
現在の既定値対応の有無と既定の状態はGPUとドライバーが決めるため、PCごとに異なる場合があります。設定画面で現在の状態を確認してください。Microsoft DirectX Developer Blog 2020年6月30日の記事

トグルが表示されない・おかしいときのチェックリスト

  • WindowsがWindows 10 May 2020 Update(バージョン2004)以降であることを確認しました。
  • dxdiagのDriver ModelがWDDM 2.7以上であることを確認しました。
  • グラフィックスドライバーをGPUメーカーの最新の公式バージョンに更新しました。トグルは対応GPUとドライバーがあるときだけ表示されます。
  • Intel Arcは、文書上A-Seriesが非対応で、B-SeriesはWindows 11 22H2以降が条件であることを確認しました。
  • Optimizations for windowed gamesとは別の設定であることを区別しました。Microsoftの文書では、設定 > システム > ディスプレイ > グラフィックスの既定の設定でオンにし、ウィンドウ表示やボーダーレスのDirectX 10/11ゲームが対象と説明されています。
  • オンにしたあとに不具合があれば、元の状態に戻してMicrosoftにフィードバックを送りました。
一度に変えるのは1つだけにして、変更前の状態をメモしておきましょう。フレームレートはゲーム、場面、ドライバーで変わるため、同じ場面を何度か繰り返してから判断すると誤差を減らせます。

ゲーム録画との接点

このトグルが録画の画質や録画時の性能を変えるかどうかは、MicrosoftとNVIDIAの公式ドキュメントでは確認できなかったため、この記事ではどちらとも言いません。ゲームの描画と映像のエンコードはどちらもGPUを使うので、フレームが乱れるときはスケジューリング設定だけでなく、エンコードの負荷も合わせて考える必要があります。DORは無料のWindowsデスクトップ録画アプリです。NVIDIA製グラフィックスカードを搭載したPCでは、NVENCハードウェアエンコードでの録画が既定の動作で、ゲーム音とマイクの音声も同時に収録します。PC版のレインボーシックス シージは、対応ゲームを自動検出して試合全体をmp4で自動録画するゲームで、キルなどを切り出す自動ハイライトクリップの対象ではありません。録画中のGPU負荷そのものを減らす方法は、録画時のGPU負荷を減らす方法にまとめています。

公式ソース(2026年9月30日確認)

この記事は2026年9月30日に次の公式ドキュメントを開いて確認しました。Microsoft DirectX Developer Blog:Hardware Accelerated GPU Scheduling(2020年6月30日)、NVIDIA GeForce News:DirectX 12 Ultimate Game Ready ドライバーの案内(2020年6月24日)、Intelサポート文書:Intel ArcグラフィックスでのHAGS対応(確認日2025年7月24日)です。再設計されたグラフィックス画面はDirectX Developer Blogの2023年1月19日の記事、dxdiagの確認方法は2017年7月の記事、ウィンドウゲームの最適化はMicrosoftサポート文書を参考にしました。メニューの文言や既定値は更新で変わることがあるため、実際の画面と異なる場合は画面の表示を優先してください。

FAQ

よくある質問

ハードウェア アクセラレータによるGPUスケジューリングはオンにしたほうがよいですか?

公式ドキュメントに決まった答えはありません。Microsoftは大きな変化は感じられないはずで性能低下も想定していないとし、NVIDIAは性能向上と遅延削減の可能性があると述べるにとどまります。実際に遊ぶゲームで比較するのが最も確実です。

設定にトグルが表示されないのはなぜですか?

Microsoftの説明では、GPUとドライバーの両方がこの機能に対応している場合だけ設定画面に表示されます。表示されないときは、GPUかドライバーが非対応、またはドライバーの更新が必要な場合です。公式の根拠がない回避方法はここでは扱いません。

Optimizations for windowed gamesと同じ設定ですか?

いいえ、別の設定です。Microsoftの文書では、Optimizations for windowed gamesはウィンドウ表示やボーダーレスのDirectX 10/11ゲームの表示方式を変える機能で、反映にはゲームの再起動が必要とされています。

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