結論から言うと、Steamで買ったゲームはプレイ時間が2時間未満で、購入してから2週間(14日)が過ぎていなければ、理由を問わずほとんど返金を受けられる。二つの条件さえ満たせば申請自体が自動承認される仕組みなので、ゲームが期待と違ったり、自分のPCでまともに動かなかったりするとき、気軽に返してもらえる。
この記事は2026年基準のSteam返金規定をそのまま整理する。まず肝心な2時間・2週間の規定を押さえ、実際の申請をどんな順序で行うか、そしてどんな場合に拒否されるかまで順に見ていく。
核心の規定: 2時間未満 + 2週間以内
Steam返金の基準線はちょうど二つだ。ゲームのプレイ時間が2時間(120分)未満であること、そして購入時点から2週間、つまり14日以内であること。この二つをすべて満たせば、Valveは理由を問わず返金を進める。「ゲームがつまらなかった」だろうと「スペックが合わなかった」だろうと関係ない。
ここで紛らわしいのが「プレイ時間」の計算方法だ。Steamはゲームのプロセスが起動した瞬間から終了するまでをすべてプレイ時間として数える。つまりメニュー画面、ロード画面、ランチャーを開いておいた時間、さらにはゲームを最小化してバックグラウンドで回しておいた時間まで含まれる。「実際にはほとんどやっていないのに時間が積み上がっていた」というのはこのためだ。

返金申請の手順
申請自体は5分で終わる。Steamクライアントではなくサポートページで進めるのが最も速い。手順は次の通りだ。
- 1. WebブラウザやSteamクライアントでhelp.steampowered.comにアクセスし、自分のSteamアカウントでログインする。
- 2. 最近の購入リストから返金したいゲームを探す。見当たらなければ「購入項目」または「ゲーム、ソフトウェアなど」のメニューを押して検索する。
- 3. 該当するゲームを選んで「返金を希望します」を押す。
- 4. 「返金をリクエストしたい」を選択し、返金額をSteamウォレットで受け取るか元の決済手段で受け取るか選ぶ。
- 5. 簡単な理由(任意)を書いてリクエストを送信すれば完了だ。
条件を満たしていれば、通常はすぐに自動承認される。承認後は1週間以内に返金額が入る。Steamウォレットで受け取ればほぼ即座に反映され、カードや他の決済手段で受け取れば、そちらの処理期間の分だけ数日余計にかかることがある。
返金が拒否されたり制限されたりする場合
2時間・2週間の条件を超えると、自動承認は受けられない。ただしこの場合でもリクエスト自体は可能だ。Valveが手動で審査したうえで裁量で処理し、事情によっては承認されることもある。「2時間をわずかに超えた」とか「購入直後に一度も立ち上げていないのに2週間が過ぎた」といった状況なら、理由を書いてリクエストしてみる価値がある。
種類ごとに規定が少しずつ違う点も知っておくとよい。
- DLC: 購入後14日以内で、該当DLCを買ったあとの本編プレイが2時間未満であり、DLCを消費・変更・譲渡していない場合のみ返金される。一部のサードパーティDLCは、キャラクターを元に戻せないほど強化するなど、適用すると返金不可と表示される。
- 予約購入(プリオーダー): 発売前ならいつでも返金可能だ。ただしゲームが発売されると、14日・2時間の基準が発売日を起点に再び適用される。
- ゲーム内購入: Valveが開発したゲームに限り、購入後48時間以内でアイテムを消費・変更・譲渡していない場合に返金される。
- 繰り返し返金: 同じゲームを買って返金することを繰り返したり、返金を無料体験のように悪用するパターンが見えると、Valveが返金を制限することがある。
決済手段で返金を受けるとき、海外カードや一部の簡易決済は為替・手数料のせいで決済金額と返金金額が微妙に変わることがある。正確な金額の保全を望むなら、Steamウォレットで受け取るほうがすっきりする。
返金する前にひとつ
ゲームを消すと、その中で作った瞬間も一緒に消えてしまう。返金直前の最後の一戦で出たクラッチや、偶然生まれた名場面があるなら、ゲームを消す前に映像で残しておくのも手だ。DORで録画しておいたクリップは、ゲームを返金してライブラリから消しても映像ファイルとしてそのまま残る。



