← ブログ

録画映像で画面だけ止まり音は出るときの解決法(VFRを固定FPSに)

画面だけ止まって音は出る録画映像を固定FPSで直す方法
Photo · Pexels
要点まとめ
  • 音は正常なのに画面だけ止まる現象は、映像が可変フレーム(VFR)で録画されたことが原因です。
  • 編集ソフトや一部のプレイヤーは固定フレーム(CFR)を前提とするため、VFRファイルでは画面が止まったりシンクがズレたりします。
  • 録画段階で固定フレームを強制し、キャプチャFPSを固定すれば、問題をあらかじめ防げます。
  • すでに止まるファイルは、HandBrakeなどでCFR再エンコードすれば生かせます。

録画した映像を再生したら、音はきちんと出るのに画面だけ特定の区間で止まっていたり、後半に行くほど映像と音が次第にズレていくなら、原因はほぼ一つです。映像が可変フレーム(VFR、Variable Frame Rate)で録画されたからです。解決のカギは、固定フレーム(CFR、Constant Frame Rate)を強制し、キャプチャFPSを一つの値に固定することです。この記事では、録画段階で防ぐ方法と、すでに止まるファイルを生かす方法を順番に整理します。

なぜ音は出るのに画面だけ止まるのか

音はふつう一定の速度で流れます。一方、画面はコンピューターの事情によって毎秒のフレーム数が変わります。ゲームが重くなる瞬間に60fpsが54fpsに落ちて、また上がるといった具合です。このようにフレーム間隔がバラバラなファイルを可変フレーム(VFR)と呼びます。

録画ファイルには、各フレームがいつ表示されるべきかがタイムスタンプで記されています。VFRファイルはこの間隔が一定でないのですが、編集ソフトや一部のプレイヤーはフレーム間隔が常に同じだと仮定して再生します。そのため、空いている区間で直前のフレームをそのまま掴んで画面が止まったように見え、音は自分の速度で流れ続けて次第にズレていきます。

確認方法:止まる映像を別のプレイヤー(VLCなど)でも開いてみてください。あるプレイヤーでは止まるのに別のプレイヤーでは正常なら、ファイルが壊れているのではなく、VFRの互換問題である可能性が高いです。

ステップ1:録画プログラムで固定フレーム(CFR)を強制する

最も確実な解決は、止まるファイルを直すことではなく、そもそも固定フレームで録画することです。OBS Studioを例にすると、設定で固定フレームを強制できます。

OBS StudioのFPSおよびフレーム設定画面
OBS Studio · Wikimedia Commons (GPL, OBS Project)
  • OBSの設定 > 映像でFPSを整数値(例:60)に固定します。
  • 設定 > 出力で出力モードを詳細に変えます。
  • 録画タブに移動し、カスタムmuxer設定の欄を見つけます。
  • その欄にforce-cfr=1と入力して固定フレームを強制します。
  • 適用後、短くテスト録画して、結果のファイルが止まらないか確認します。

ステップ2:キャプチャFPSを一つの値に固定する

固定フレームのオプションをオンにしても、キャプチャ自体が揺れると効果が半減します。画面キャプチャのFPSとゲームのフレームが互いに違う速度で動くと、録画ソフトが空のフレームを埋めたり捨てたりして、再び停止が起きます。

  • 録画FPSは、ゲームが安定して維持できる値に決めます。60fpsが頻繁に崩れるなら30fpsに下げるほうが停止が少ないです。
  • ゲーム内のフレーム制限(例:60)と録画FPSを同じ値に合わせます。
  • フルスクリーン(排他)モードの代わりにボーダーレスウィンドウモードを使うと、キャプチャがより安定する場合が多いです。
  • 録画中はバックグラウンドの重いプログラムを閉じて、フレームの変動幅を減らします。

ステップ3:すでに止まるファイルを生かす(CFR再エンコード)

すでに録画した映像が止まるなら、無料ツールのHandBrakeで固定フレーム再エンコードをすればOKです。再エンコードしながら、バラバラなフレーム間隔を一定に並べ直す方式です。

  • HandBrakeに止まる元ファイルを読み込みます。
  • Videoタブで Framerate を60(または元素材の基準値)に指定します。
  • その下のオプションを Constant Framerate(固定フレーム)に選択します。
  • Start Encode を押して新しいファイルを作ったあと、停止が消えたか確認します。
編集ソフトをすでに使っているなら、Premiere ProやDaVinci ResolveのタイムラインにVFR映像を載せたあと、切らずにそのまま書き出すだけでも、成果物は固定フレームで出力されます。別ツールなしで停止を整理する速い迂回法です。

編集ソフトの互換:載せる前にCFRに合わせる

Premiere Pro、DaVinci Resolve、GOM Mixのような編集ソフトは固定フレームを前提に動作します。VFR元素材をそのまま載せると、カット編集をした瞬間から音と画面がズレ始めます。そのため、編集前に上の1〜3ステップで固定フレームに合わせておくのが最も安全です。VALORANTPUBGのように瞬間のフレーム変動が大きいゲームほど、この作業の効果が大きいです。

最初から停止が少ない録画:DOR

上の過程を毎回手で合わせるのが面倒なら、録画段階で固定フレームがデフォルトのツールを使うほうが楽です。DORは固定フレームで録画するので、画面の停止やシンクのズレが少ないです。録画したファイルを編集ソフトにそのまま載せても、別途変換なしで画面と音が合う場合が多いです。

DORの固定フレーム録画画面
DORは固定フレームで録画し、画面の停止が少ないです

まとめると、カギは二つです。録画プログラムで固定フレーム(CFR)を強制し、キャプチャFPSをゲームが耐えられる一つの値に固定すること。この二つを守るだけで、音は出るのに画面だけ止まる現象はほぼ消えます。すでに止まるファイルは、HandBrakeの再エンコードや編集ソフトの再出力で生かせばOKです。

FAQ

よくある質問

音は出るのに画面だけ止まるのは、ファイルが壊れたのですか?

たいていは壊れていません。可変フレーム(VFR)で録画された映像が、固定フレームを前提とするプレイヤーや編集ソフトで止まって見える互換問題です。VLCのような別のプレイヤーで正常に再生されればファイルは無事で、固定フレーム(CFR)で再エンコードすれば解決します。

VFRとCFRは正確に何ですか?

VFR(可変フレーム)は毎秒のフレーム数が状況に応じて変わる方式で、CFR(固定フレーム)はフレーム間隔が常に一定の方式です。音は一定に流れるのに画面のフレーム間隔がバラバラだと、両者がズレて停止やシンクの問題が起きます。そのため、CFRに合わせることが解決のカギです。

OBSで固定フレームはどう強制しますか?

設定で出力モードを詳細に変えたあと、録画タブのカスタムmuxer設定の欄にforce-cfr=1と入力すればOKです。あわせて映像設定でFPSを60のような整数値に固定すると、より安定します。

すでに止まる映像も生かせますか?

生かせます。無料ツールのHandBrakeにファイルを載せ、Framerateを指定したあと Constant Framerate(固定フレーム)で再エンコードすればOKです。編集ソフトを使っているなら、タイムラインに載せて切らずにそのまま書き出すだけでも固定フレームで出力されます。

DORで録画するとこの問題は起きにくいですか?

はい。DORは固定フレームで録画するので、画面の停止やシンクのズレが少ないです。録画したファイルを編集ソフトにそのまま載せても、別途変換なしで画面と音が合う場合が多く、毎回CFR変換を手でする必要が減ります。

Games

関連ゲームを録画する

続けて読む

関連記事

今すぐDORを始めましょう

インストールしてゲームを起動するだけで、名場面がクリップとして溜まっていきます