Apex Legends で倍率ごとに照準感度を分ける公式オプションを探している方へ、先に結論をお伝えします。2026年9月8日時点の EA 公式ドキュメントに、そうした項目はありません。マウス・キーボードで照準時の感度を変えられる公式オプションは、設定のマウス/キーボードタブにある ADS Mouse Sensitivity Multiplier(ADS マウス感度の倍率)ただ一つで、EA はこれを「照準に使うマウス感度のオプションで、スライド式で調整できる」とだけ説明しています。つまり EA が文書化している照準感度の項目はこれ一つだけで、倍率ごとに別の値を入れる欄は公式ドキュメントにありません。そこでこの記事では、根拠のない倍率別の数値表を並べる代わりに、この一つの倍率がオプションの定義上なにを変えるのか、自分の DPI とゲーム内感度から照準の基準値を数字として出す方法、そして変更後に射撃訓練場で確かめる手順を順番に整理します。照準の感覚はフレームレートが乱れると一緒に乱れるので、値を試している最中にフレームが跳ねるようなら、先にApex のフレームレートを上げる方法で整えてから戻ってくると結果がずっときれいです。
結局 ADS 感度の倍率はどう決めればよいのか
結論から言うと、ADS マウス感度の倍率は EA が競技向けの出発点として案内している 1.0 から始め、ごく少しずつ動かすのが正解です(2026年9月8日に EA Help の最適設定ドキュメントで確認)。同じドキュメントでは、マウス感度そのものは 3.0〜5.0 または好みの値、マウスアクセラレーションはオフが推奨されています。倍率は照準中にだけ掛かる値なので、EA が出発点として案内する 1.0 から下げるほど照準中に掛かる倍率もその分だけ小さくなります。ただし EA はこの項目を「スライド式」とだけ説明しているため、画面上でどう感じるかはご自身で確かめてください。この変化を勘ではなく数字で比べたいなら、照準 eDPI = マウス DPI × ゲーム内マウス感度 × ADS マウス感度の倍率、という掛け算ひとつで十分です。eDPI という単位自体になじみがなければ、DPI と感度の変換ガイドを先に確認してください。倍率ごとに値を分けたい気持ちは分かりますが、公式の裏付けがない数字を書き写すより、自分が一番よく戦う距離で気持ちよく当たる値を一つ見つけて固定するほうが、はるかに早く手になじみます。
手元の数字から照準感度を自分で出す手順
- 1いま使っている DPI とマウス感度を書き出す — マウス側のソフトウェアで設定している DPI と、ゲーム内のマウス/キーボードタブにあるマウス感度をメモに書き出します。EA Help は 400・800・1600 をよく使われる DPI として挙げ、DPI が高いならゲーム内感度は低めが好まれると案内しています(2026年9月8日時点)。基準を書き残さないと、気に入らなかったときに戻せません。
- 2腰だめの eDPI を掛け算で出す — DPI × マウス感度が、照準していないときの eDPI です。800 DPI でマウス感度 3.0 なら 2400 になります。この数字が今後すべての比較の基準線になるので、どちらかを触るたびに計算し直して一緒に控えておきます。
- 3倍率 1.0 のときの照準 eDPI を計算する — 照準 eDPI は、先ほどの eDPI に ADS マウス感度の倍率を掛けた値です。倍率 1.0 なら照準中の基準値も 2400 のままで、0.8 なら 1920 となり、基準値そのものが 20 パーセント小さくなります。EA が競技向けの出発点として案内しているのが 1.0 なので、まずはここから始めます。
- 4一度に一つだけ、ごく小さく動かす — 倍率だけを変え、DPI とマウス感度はそのままにします。照準がいつも的を通り過ぎるなら少し下げ、横に動く相手に追いつけないなら少し上げます。同じ日に二つを同時に変えると、どちらが原因だったのか永遠に分からなくなります。
- 5射撃訓練場で三つの方法で確かめる — EA Help は感度の確認方法として、遠くの的を止まらずに動きながら撃ち続けること、動く的にレティクルを乗せたまま静止時も移動中も追い続けること、離れた的の間をフリックで往復しながら撃つ順番を毎回変えることを挙げています。三つとも快適になったら、その値で固定します。
ADS 感度に関わる公式設定値(2026年9月8日に EA 公式ドキュメントで確認)
| 設定項目(ゲーム内の正式名称) | EA 公式ドキュメントの記載 | 確認・変更の場所 |
|---|---|---|
| マウス感度(Mouse Sensitivity) | スライド式。競技向けの出発点として 3.0〜5.0 または好みの値を推奨 | 設定 → マウス/キーボード |
| ADS マウス感度の倍率(ADS Mouse Sensitivity Multiplier) | 照準時に使われる感度オプション。競技向けの出発点として 1.0 を推奨 | 設定 → マウス/キーボード |
| マウスアクセラレーション(Mouse Acceleration) | 初期値はオフ。競技でもオフのままが推奨 | 設定 → マウス/キーボード |
| 高い・中くらい・低い感度の区分 | 公式の定義はなし。目安の範囲は低い 0.5〜2.5/中 2.5〜3.5/高い 3.5〜5 | EA Help の最適設定ドキュメント |
| 視野角(Field of View) | プレイを始めた時点では 70。競技向けの推奨は 90〜110 | 設定 → 映像 |
| ADS(覗き込み)の入力 | PC の初期値はマウス右クリック。エイムボタンの動作は初期値が Hold | 設定 → マウス/キーボード |
設定後に射撃訓練場で確認すること
- 遠くの的に向かって、足を止めずに動き続けながら連続で撃ってみた。
- 動く的にレティクルを乗せたまま、静止時と移動中の両方でトラッキングを続けてみた。
- 離れた二つの的の間をフリックで往復し、撃つ順番を毎回変えてみた。
- マウスアクセラレーションがオフのままか、あらためて確認した(公式の初期値はオフ)。
- 視野角も一緒に変えた場合は照準の感覚が変わるので、感度を最初から見直した。
感度を変える前と後の交戦をクリップで見比べる
感度を変えたあとで一番難しいのは、それが本当に良くなったのかを判断することです。記憶は直前の一試合に強く引っ張られるので、変更前と変更後の交戦を実際に見返すほうがはるかに正確です。DOR は無料の Windows デスクトップアプリで、対応ゲームを自動で検知してフルマッチを自動録画し、キルなどの場面はハイライトクリップとして自動で切り出し、アプリ内のライブラリにまとめてくれます。NVIDIA NVENC のハードウェアエンコードを標準で使い、ゲーム音とマイクを同時に録音するので交戦中のコールもそのまま残ります。このゲームの記事はApex Legends のハブにまとまっており、録画を切り出して共有する流れはApex Legends のクリップの作り方で紹介しています。切り出したクリップはインストール不要で開くブラウザ用エディターで整え、dor.gg のリンクで送れば、仲間がスマホのブラウザからそのまま再生できます。倍率 0.9 の試合と 1.0 に戻した試合を並べて話すのに向いています。
公式の出典と確認日
この記事に出てくる設定名・初期値・推奨の出発点は、すべて 2026年9月8日に EA の公式ドキュメントで直接確認したものです。マウス感度と ADS 倍率の推奨値、感度の高い・中・低に公式の定義がないという記述、視野角の推奨値、射撃訓練場での確認方法はEA Help の PC 向け最適設定ドキュメントで読めます。オプションの正式名称と、マウスアクセラレーション・マウス反転・エイムボタンの初期値についてはEA のアクセシビリティ機能ページで確認できます。help.ea.com はアクセスした地域によって表示言語が自動で切り替わることがあるため、引用した表現をそのまま読みたい場合はページの言語を英語に切り替えてください。EA はこれらのページを随時更新しており、ゲーム側のアップデートで項目名や推奨値が変わることもあります。ここに書かれた数字が今も同じかどうか、リンクを開いて確かめてから設定に反映することをおすすめします。


