Apex Legends がチート対策のエラーで起動しない場合、EA公式ヘルプでは原因は主に破損したファイルか、バックグラウンドで競合するソフトだと案内されています。EAの文書はまずゲームとシステムの再起動、サーバー状況の確認を勧めており、それでも解決しない場合はゲームの更新を最後まで終えてから EA app で「修復」を実行する順で確認します。本記事は2026年9月30日確認時点の内容で、EAが9月29日適用として告知した PC 版チート対策の Easy Anti-Cheat から EA Javelin Anticheat への切り替えの翌日にあたるため、更新とチート対策のインストール状態を確認する順序にしています。対象は PC(EA app・Steam)で、ゲーム画面まで進めない起動失敗のみを扱います。起動はするがフレームレートが問題という場合は、先に Apex のFPS改善ガイド をご覧ください。
エラー別の原因と最初の対処(EA公式表記)
| 症状・エラーメッセージ | EA文書上の原因 | 最初にやること |
|---|---|---|
| Failure during update process | チート対策の更新処理の失敗 | ポップアップで Close して再起動。繰り返す場合はインストーラーで手動再インストール |
| Please start the game from the EA app | EA app または Steam が最新でない、または他のソフトが干渉 | EA app と Steam を最新版に更新し、干渉するソフトを終了 |
| EA anticheat Service has encountered an error. Please restart the game. | インストールフォルダーが見つからない、またはゲームを開始できない | EA app を右クリックして Run As Administrator で起動しゲームを開始、または Javelin を再インストール |
| incompatible software / incompatible driver (Error #119) / unacceptable configuration (Error #95) | 拒否リスト(denylist)にあるソフト・ドライバー、一部の VPN・プロキシ | 該当ソフトを最新版にして再起動、それでも駄目なら無効化または削除 |
| Your Windows version is not supported | Windows が 10 20H1(10.0.19041)より古い | Windows を最新の状態に更新 |
| The client failed Anti-Cheat runtime integrity check / Error code 30005 | チート対策の整合性の問題(破損ファイルの可能性)/チート対策の起動失敗(切り替え前の表記の可能性あり) | EA app の修復を実行。30005 は EA app または Steam のファイル修復から |
| Error code 23 | 古いグラフィックドライバー、または欠落・破損したゲームファイル | EAアカウントと EA app の言語・地域設定の一致を確認し、ドライバー更新、修復または再インストール |
| Invalid game executable / DirectX error 4294967287 | ウイルス対策ソフトの例外登録が必要/インストール中に発生することがある | 例外に r5apex.exe を追加して修復(パスはインストール先により異なる)/クリーンブート(ウイルス対策ソフトの削除は非推奨) |
結論:原因は更新未完了・破損ファイル・競合ソフトの3つに分かれます
確認は3つの流れで行います。1つ目は9月29日の切り替えに伴うゲーム更新が完了しているか、チート対策が正しくインストールされているか。2つ目は破損したゲームファイル(EA app の修復)。3つ目はチート対策と競合するソフトやドライバーです。ただし、EAが切り替え後の起動失敗を既知の問題として公開している根拠は今回の確認では見つからなかったため、切り替えが原因だと断定せず、確認の順番を決める材料としてのみ扱います。Secure Boot についても、告知には他のEAタイトルと違って現時点の Apex Legends では該当しないという表現があるだけなので、必須条件とは断定しません。起動後にゲームが落ちる問題は、録画中にゲームが落ちる場合で別に扱っています。
起動しない時に順番に試す対処法
- 1再起動とサーバー状況の確認 — EAのヘルプが最初に勧めているのは、@PlayApex で報告されている問題の確認、Apex Legends とシステムの再起動、Apex Legends server status の確認です。再インストールしてもゲームの進行状況は残ると案内されています。まず PC を完全に再起動し、EAのサーバー状況ページを確認します。
- 2ゲーム更新の完了を確認 — EAは、9月29日の適用時に PC のプレイヤーへゲーム更新のダウンロードを案内し、更新後に Apex Legends を起動すると自動的に EA Javelin Anticheat へ移行(migrate)されると告知しました。Steam では起動画面にダウンロードバーが出ていればバックグラウンドで更新中なので、終わるまで待ちます。EA app と Steam クライアントが最新かどうかも合わせて確認します。
- 3EA app で修復、Steam でファイル確認 — EA app で「ライブラリ」>「エーペックスレジェンズ」>「管理」アイコン(ゲームの右上の3つの点)>「修復」を実行します。Steam 版はライブラリでゲームを右クリックし、プロパティ > インストール済みファイル > ゲームファイルの整合性を確認(Properties... > Installed Files > Verify integrity of game files)を押します。数分かかることがあり、一部のファイルが検証に失敗と表示されてもローカル設定ファイルなので問題ないと Steam のヘルプに書かれています。デフラグやウイルススキャンなど負荷の高い作業中は実行しないでください。
- 4Javelin の手動インストールと Windows の版 — Javelin を使うゲームでは PC に自動でインストールされますが、問題がある場合は EA Javelin anticheat installer をダウンロードし、ゲームを選んで Install を押せば手動でインストールでき、完了すると Install success と表示されます。Javelin には Windows 10 20H1(バージョン 10.0.19041)以上が必要なので、Windows の更新を確認します。この文書は Javelin を使う EA ゲーム共通の案内で、Apex 専用ではありません。削除は再インストールが必要な場合のみ推奨されており、エクスプローラーで C:\Program Files\EA\AC の EAAntiCheat.Installer.exe を実行して、対象のゲームだけ Uninstall できます。
- 5競合ソフト・VPN の整理とクリーンブート — incompatible software や driver のメッセージが出たら、そのソフトを最新版にして再起動し、それでも駄目なら無効化または削除します。EAの文書には ASUS Aura Sync、CPU-Z、HWiNFO、MSI Command Center、Razer Synapse、Samsung Magician、Voicemod などが例として挙げられていますが、一覧がすべてではないと明記されています。特定の VPN・プロキシも Javelin の誤動作の原因になり得るため、オフにすることが勧められています。原因が分からなければ msconfig の Services タブで Hide all Microsoft Services にチェックして Disable all、Startup タブからタスクマネージャーを開いて各項目を Disable し、再起動後に一つずつ戻して原因を探します。手順を誤ると PC に害を及ぼす可能性があるとEAが警告しているため、慣れていなければ専門家に相談してください。
- 6グラフィックドライバー・キャッシュ・オーバーレイ — EAの文書では、Windows ボタンから dxdiag を実行して Display タブでグラフィックカードを確認し、AMD・Intel・Nvidia の各メーカーサイトからドライバーを入手して clean install することが勧められています。EA app では左上の3本線メニュー > Help > App recovery > Clear cache でキャッシュを削除します(サーバー停止のような問題はキャッシュ削除では直りません)。ゲームが表示されない場合は、プロフィールのサムネイル > Settings > Application > In-game overlay をオフにして試し、解決したら招待やメッセージに必要なので再びオンに戻します。
- 7最後の手段と切り替え前の表記の手順 — Error code 30005 について、エラーコードの文書はファイル修復のあと C:\Program Files (x86)\EasyAntiCheat の .sys ファイルを削除して PC を再起動するよう案内していますが、この文書は切り替え前の表記の可能性があり、9月30日時点で今も有効かは確認できませんでした。まず上の Javelin の手順を優先し、この手順はシステムファイルに触れるため慎重に行います。Javelin のインストーラーで Error #701 が出たら、Windows+R、cmd、Ctrl+Shift+Enter で管理者のコマンドプロンプトを開き、fsutil resource setautoreset true C:\ と入力して再起動し、インストーラーを再実行します(Windows が別ドライブにある場合は C:\ を置き換えます)。Windows 11 Insider Preview で Error #41 が出る場合は、Windows Update で最新の Insider Preview をインストールします。それでも駄目なら、EAのヘルプページ下部の Contact us か EA Forums に問い合わせます。
解決しない時の最終チェックリスト
- ゲーム更新が完了し、Steam の起動画面のダウンロードバーが消えていますか?
- EA app で修復(Repair)を一度実行しましたか?
- EA app を右クリックの Run As Administrator で開き、そこからゲームを起動しましたか?
- Windows が 10 20H1(10.0.19041)以上で、最新の更新状態ですか?
- VPN・プロキシとエラーメッセージに出たソフトをオフにするか更新しましたか?
- Create Folder Error が出る場合、ゲームフォルダーの Security タブ > Advanced で SYSTEM アカウントが Full control か確認しましたか?
起動の問題と録画は別の話です
DOR は無料の Windows アプリなので、ゲームがまったく起動しない状態では録画する画面がなく、起動失敗そのものを直すこともできません。ただ、エーペックスレジェンズがいったん起動したあと特定の場面でだけエラーや強制終了が再現するなら、DOR がマッチ全体を mp4 で自動録画するので、その瞬間の映像を EA サポートやフォーラムに見せる資料にできます。NVIDIA のグラフィックカードでは NVENC ハードウェアエンコードが標準で、ゲーム音とマイクも同時に録音されるため、症状を声で説明した記録を同じファイルに残せます。Apex はマッチ全体の自動録画のみ対応で、キルなどの自動ハイライトクリップはないので、問題の場面だけを取り出すにはアプリのライブラリで開始と終了を指定して切り取るか DOR スタジオで編集し、dor.gg のリンクで共有します。切り取り方は Apex Legends のクリップの作り方で続きを確認できます。
公式ソース(2026年9月30日確認)
本記事は2026年9月30日に確認した内容で、EAの案内は変更される可能性があります。切り替えの告知は EA公式ニュース:Javelin Anticheat への切り替え、Javelin のインストールとエラー対処は EAヘルプ:PC の EA Javelin anticheat、エラーコードは EAヘルプ:Apex Legends のエラーコードで確認できます。エラーコードの文書は切り替え前に更新されており、Easy Anti-Cheat の表記が残っています。EA app のキャッシュ、クリーンブート、PC のグラフィック問題に関するEAの文書と、Steam サポートのゲームが起動しない場合の文書も参考にしました。


