GTA5(グランド・セフト・オートV)のPC版でFPSが低いとき、Rockstarが公式に案内している確認は、最新パッチの適用、グラフィックドライバーの更新、ゲームファイルの確認の3つです。個々のグラフィック設定がFPSにどれだけ影響するかや推奨値は公式文書に載っていないため、このページは2026年10月6日確認時点のRockstarサポート文書にある内容だけをPC基準でまとめ、いわゆる「プロ設定」や「FPS +N%」の数値は載せません。録画を始めた途端にFPSが落ちる場合は、ゲーム録画中のFPS低下の対処もあわせてご覧ください。
結論:オプション別の公式な数値はありません
公式文書だけに従うなら、FPSが低いときにやることは最新パッチ、ドライバー、ファイル確認で、エラーメッセージも出ている場合はRedistributablesの再インストールとウイルス対策ソフトの例外確認、原因が絞れなければlauncher.log・DxDiag・MSInfoの確認へと続きます。DLSS・FSR・レイトレーシングについては「オプションがある」ことしか確認できないため、どの値を下げれば何FPS上がるといった案内はしません。お使いのPCがエンハンストの最小仕様(GTX 1630 4GBクラス、RAM 8GB、SSD 105GB)に届かない場合、Rockstarが古いハードウェア向けに提供を続けているレガシーが公式の代替で、プレイと録画を1台で同時に行ってGPUに余裕がないなら、負荷の面は録画時のGPU負荷を減らす方法で別に確認できます。
適用の順序:公式の確認を上から順に
- 1エディションと自分のPCの仕様を照らし合わせる — 表のエンハンスト・レガシーの仕様と、お使いのプロセッサー・RAM・グラフィックスカード・空き容量を比べます。RockstarはシステムスペックをDxDiagで確認するよう案内しており、仕様の文書にはモバイル向けチップセット・内蔵グラフィックス・AGPグラフィックスは互換性がない場合があること、記載のない仕様はサポートされない場合があることも書かれています。Steamでは「Grand Theft Auto V Enhanced」と「Grand Theft Auto V Legacy」が別々の商品として表示されます。
- 2インターネットに接続した状態で起動する — Rockstarの文書の最初の項目は、オンラインの状態でゲームを起動して最新パッチを取得することです。アップデートノートには安定性やパフォーマンスの項目が載ることがあり、たとえばTU 1.72のDecember 17, 2025のセクションには、DLSS 2.9.1に更新してVSyncとフレーム生成を併用できるようにしたとあります。ただしどのノートにも、FPSが何ポイント上がったという数値はありません。
- 3グラフィックドライバーを更新する — NVIDIAまたはAMDの公式サイトから、お使いのグラフィックスカード用のドライバーをインストールします。基準となるバージョンはRockstarの文書に書かれた値に従いますが、この記事では数字を写していないので、サポート文書で直接確認して、いま入っているドライバーと見比べてください。
- 4ランチャーでゲームファイルを確認する — Rockstar Games LauncherではSettingsの左側にあるMy installed gamesからゲームを選び、Verify game file integrityの下のVerify Integrityを押します。Steamはライブラリでゲームを右クリックし、Properties、Installed Filesタブの「Verify integrity of game files」ボタンです。数分かかることがあり、一部のファイルが検証失敗と表示されるのはほとんどのゲームで正常だとSteamは案内しているので、デフラグのような重い作業中は避けてください。Epic Games Launcherについても、Rockstarの文書に項目があります。
- 5エラーが出ているならRedistributablesとウイルス対策を確認する — Visual C++、Direct3D、DirectX関連のエラーが出たときだけの手順です。標準の場所であるC:\Program Files\Rockstar Games\Grand Theft Auto V\RedistributablesフォルダからDirectXまたはVisual C++のインストーラーを実行します。続いてウイルス対策ソフトにGTAVが例外登録されているかを確認し、原因を切り分けたいときは一時的に無効化または削除して試す、というのが公式の案内です。
- 6ログと診断ファイルで原因を絞る — My Documents\Rockstar Games\GTAVフォルダのlauncher.logを開きます。DxDiagのファイルにはシステム仕様が、MSInfoのファイルの「Windows Error Reporting」セクションにはクラッシュの原因が出ます。公式文書はこれらを最後の順番に置いているので、前の手順を終えても問題が残るときの材料として使ってください。
公式の確認項目と仕様(2026年10月6日確認)
| 項目 | 公式文書の案内 | 確認した文書 |
|---|---|---|
| 最新パッチ | インターネットに接続した状態でゲームを起動して、最新パッチを取得します。パッチがあれば自動的に適用されます。 | 一般的なトラブルシューティング(Last Updated: October 7, 2025) |
| グラフィックドライバー | NVIDIAまたはAMDのドライバーを、文書が案内するバージョン以上に更新します。 | 一般的なトラブルシューティング(Last Updated: October 7, 2025) |
| ゲームファイルの確認 | Rockstar Games Launcher、Steam、Epic Games Launcherの3つのランチャーすべてについて確認の項目があります。 | 一般的なトラブルシューティング、ランチャーのファイル確認(Last Updated: May 2, 2024) |
| Redistributables | Visual C++・Direct3D・DirectXのエラーが出たら、インストール先のRedistributablesフォルダにあるインストーラーを実行します。 | 一般的なトラブルシューティング(Last Updated: October 7, 2025) |
| ウイルス対策の例外 | ウイルス対策ソフトにGTAVが例外登録されているか確認し、必要なら一時的に無効化または削除して原因を切り分けます。 | 一般的なトラブルシューティング(Last Updated: October 7, 2025) |
| ログと診断ファイル | launcher.logを確認し、DxDiagでシステム仕様を、MSInfoのWindows Error Reportingセクションでクラッシュの原因を調べます。 | 一般的なトラブルシューティング(Last Updated: October 7, 2025) |
| エンハンスト(Enhanced)の仕様 | 最小:Windows 10(build 1909以上)、i7-4770 / FX-9590、RAM 8GB、GTX 1630 4GB / RX 6400 4GB、SSD必須105GB。推奨:Windows 11、i5-9600K / Ryzen 5 3600、RAM 16GB(デュアルチャネル)、RTX 3060 8GB / RX 6600XT 8GB、DirectStorage対応ドライブ105GB。 | システム要件(Last Updated: December 10, 2025) |
| レガシー(Legacy)の仕様 | 最小:Windows 10 64Bit、Core 2 Quad Q6600 / Phenom 9850、RAM 4GB、9800 GT 1GB / HD 4870 1GB、HDD 125GB。推奨:i5 3470 / FX-8350、RAM 8GB、GTX 660 2GB / HD7870 2GB、125GB。新しい最小仕様に届かないPC向けに提供が続けられ、レガシーとエンハンストのプレイヤーは分かれています。 | システム要件、Rockstarのニュース(March 4, 2025) |
| DLSS・FSR・フレーム生成・レイトレーシング | エンハンストにこれらのオプションがあることだけが確認できます(FSRとDLSSのフレーム生成対応の追加:TU 1.71のAugust 12, 2025の項目)。効果の数値や推奨値は公式文書にありません。 | タイトルアップデート1.71・1.72のノート |
適用後のチェックリスト
- 使っているエディション(エンハンストまたはレガシー)の仕様表と、自分のCPU・RAM・グラフィックスカード・空き容量を照らし合わせました
- インターネットに接続した状態でゲームを起動し、最新パッチが適用されました
- NVIDIAまたはAMDのドライバーを、Rockstarの文書が案内するバージョン以上にしました
- 使っているランチャー(Rockstar Games Launcher、Steam、Epic Games Launcher)でゲームファイルの確認を一度行いました
- エラーメッセージが出ていた場合は、Redistributablesのインストールとウイルス対策の例外登録を確認しました
- 問題が残るときのために、launcher.log、DxDiag、MSInfoの結果を保存しました
GTA5を録画しながら遊びたい場合
DORはGTA5を対応ゲームとしており、PC版ではマッチ全体の自動録画をmp4で保存するところまでを対応範囲としています。上の確認はゲーム本体の動作を見る手順なので、録画を始めたあとにFPSがどれだけ変わるかはPCによって異なり、公式の数値もありません。NVIDIA製グラフィックスカードならDORは標準でNVENCのハードウェアエンコードを使いますが、GPUエンコードでも負荷が増えることはあるため、同じ場所で録画のオフとオンのFPSを自分で比べておくと安心です。ゲーム音声とマイクを同時に録音できるので、オンラインセッション中に友達と交わした会話も一緒に残せます。ゲームごとの案内はGTA5のゲームハブに、エンコーダーの選び方はNVENCとx264の比較にまとめています。
確認した公式の出典
確認の順序はRockstarのGTAV PC一般トラブルシューティング文書(Last Updated: October 7, 2025)、仕様はGrand Theft Auto V PCシステム要件の文書(Last Updated: December 10, 2025)、ランチャーの手順はRockstar Games Launcherでゲームファイルを確認する方法(Last Updated: May 2, 2024)で、いずれも2026年10月6日に確認しました。Steamストアのエンハンスト・レガシーの仕様欄も同じハードウェアの値であることを照合し、DLSS・FSRに関する事実はRockstarのタイトルアップデート1.71・1.72のノートから取っています。Steamのファイル確認の手順はSteamサポート文書「Verify Integrity of Game Files」(help.steampowered.com)で、レガシーの提供継続はRockstarのニュース(2025年3月4日)で確認しました。仕様や対応機能はアップデートで変わることがあるため、リンク先で改めてご確認ください。


