Windows 11 でゲームを録画するなら、まず試したいのは Xbox Game Bar をオンにして Windows キー+Alt+R を押す方法です。画面の範囲だけ撮りたいなら Snipping Tool、画質や音声を細かく決めたいならグラフィックスメーカーのアプリか OBS Studio を使います。この記事では各ツールの公式ページで確認したショートカットと要件を、2026年9月30日確認時点の表にまとめ、公式に記載のない項目は推測せず空欄にしています。OBS で細かく設定したい方は OBS のゲーム録画設定 もご覧ください。対象は Windows PC で、コンソールやスマートフォンは扱いません。
結論:グラフィックスカードと録画対象で選びます
ときどきゲームのウィンドウを撮る程度なら、まず Game Bar で足りるかを試してください。GeForce RTX 20 シリーズ以降なら NVIDIA app の Record と Instant Replay も選べ、画質や音声のオプションは NVIDIA のゲーム録画設定 で詳しく扱っています。Radeon なら AMD Software: Adrenalin Edition の Record、シーンを組んだりエンコーダーを自分で選んだりしたいなら OBS Studio が候補です。どの場合も、決め手になるのは PC のグラフィックスカードと、ゲームのウィンドウを撮るのか画面の範囲を撮るのかの二点です。
Game Bar から OBS までの録画手順
- 1ゲームのウィンドウは Xbox Game Bar から — Windows+I で設定を開き、xbox を検索して Enable Xbox Game Bar をオンにします。ゲームを起動して Windows キー+G でコントロールを表示し、Windows キー+Alt+R で録画を開始し、もう一度押して停止します。システム音声も入れたい場合は Game Bar の Settings > Capturing で All を選び、録画中のマイクは Windows キー+Alt+M でオン・オフします。Microsoft の文書によると、結果は MP4 で [ビデオ] の [キャプチャ] フォルダーに保存され、ファイル名にゲームまたはアプリの名前と日時が入ります。
- 2画面の範囲が必要なら Snipping Tool — Windows キー+Shift+R を押すか、Snipping Tool を開いて Record を選び、New を選びます。録画したい範囲をドラッグで選んで Start を押し、終わったら Stop を押します。結果はそのまま保存することも、Edit in Clipchamp で開いて音量を調整したり音声を分離したりすることもできます。Microsoft の文書には音声の録音やフルスクリーンのゲームへの対応が書かれていないので、大事な試合で使う前に短く試して結果を確認してください。
- 3グラフィックスカードメーカーのアプリを探す — まず PC のグラフィックスカードが NVIDIA、AMD、Intel のどれかを確認します。GeForce RTX 20 シリーズ以降なら Alt+Z で NVIDIA app のオーバーレイを開き、Record と Instant Replay を見ます。Radeon なら AMD Software の検索欄に Record と入力してセットアップウィザードを進めます。Intel は、公式案内でゲーム関連機能が Intel Arc Control に移されたとあるだけで、現在の製品ページにキャプチャの記載がないため、キャプチャ機能を自分で確認し、見つからなければ Game Bar か OBS を使ってください。ショートカットはアプリ内で変更できるため、一覧を暗記するより各アプリの設定画面で直接確かめるのが確実です。
- 4シーン構成が必要なら OBS — OBS で [ツール] > [自動構成ウィザード] を開いて録画向けに最適化し、[ソース] にゲームキャプチャを追加して、[コントロール] の [録画開始] を押します。ゲームキャプチャは DirectX や OpenGL のゲームを直接キャプチャし、アンチチート互換性フックを使用するオプションは既定でオンです。ファイル形式は [設定] > [出力] の [録画フォーマット] で選び、グラフィックスカードが対応していれば ハードウェア (NVENC, H.264) のようなハードウェアエンコーダーを選べます。
- 5大事な試合の前に 30 秒だけテスト録画 — 実際に遊ぶゲームで短く録画し、再生して三点を確認します。ゲームの画面が映っているか、ゲーム音と必要なら自分の声が聞こえるか、ファイルがツールの案内どおりの場所にできているかです。ツールを変えたときやグラフィックスドライバーを更新したときも同じテストを一度ずつ行っておくと、本番の試合で困ることが減ります。
Windows 11 の録画手段の比較(2026年9月30日確認時点)
| ツール | 公式ページで確認できた内容 | 記載がなく自分で確認すること |
|---|---|---|
| Xbox Game Bar | 設定(Windows+I)で xbox を検索してオンにし、Windows キー+G で呼び出します。録画の開始・停止は Windows キー+Alt+R、録画中のマイクのオン・オフは Windows キー+Alt+M です。保存先は [ビデオ] の [キャプチャ] フォルダーで、MP4 形式、ファイル名にゲームまたはアプリの名前と日時が入ります。Settings > Capturing で All を選ぶとシステム音声も含まれます。 | 最大録画時間、画質オプション、ハードウェア要件はここでは数値を示していません。Game Bar の設定画面で確認してください。 |
| Snipping Tool | 開いて Record を選び、New を選びます(または Windows キー+Shift+R)。範囲を選んで Start、終わったら Stop です。そのまま保存するか Edit in Clipchamp で編集でき、Clipchamp では音量を 0~200% で調整し、音声を分離できます。 | マイクやシステム音声が録音されるか、最大録画時間、既定の保存先、フルスクリーンのゲームを録画できるかは、公式ページに記載がありません。 |
| NVIDIA app | Alt+Z でオーバーレイを開きます。2024年6月2日の NVIDIA 公式ニュースによる既定値は、Record が Alt+F9、Instant Replay のオンが Alt+Shift+F10、保存が Alt+F10 です。コーデック・ショートカット・音声ソースは Settings > Video Capture にあります。システム要件ページでは Windows 10・11、GeForce ドライバー 551.52 以上、メモリ 2GB、ディスク 600MB、GeForce RTX 20・30・40・50 シリーズと記載されています。 | ショートカットはアプリ内で変更できるため、ご自身の設定を確認してください。GTX シリーズが対応かどうかは確認したページに記載がなく、この記事では扱いません。 |
| AMD Software: Adrenalin Edition | 検索欄に Record と入力して Record & Stream Settings を開きます。Recording Profile は Low(720p、60fps、5 Mb/s)、Medium(ゲーム内解像度、60fps、10 Mb/s)、High(ゲーム内解像度、60fps、30 Mb/s)、Custom です。Video Encoding Type は AV1・HEVC・AVC から選べ、Separate Microphone Track と最大 20 分の Instant Replay もあります。AMD のページは 2024年11月11日更新版です。 | 既定のホットキーは文書に一覧がなく、Hotkey Settings で確認するよう案内されています。一部のオプションは GPU によって使えず、対応する Radeon のモデル一覧は確認できませんでした。 |
| Intel のグラフィックスツール | Intel の公式案内では、ゲーム関連機能は Intel Graphics Command Center から Intel Arc Control に移されました。Arc Control には、第11世代以降の Intel Core プロセッサーまたは Intel Arc 専用グラフィックスカード、Windows 11 21H2 以降(または Windows 10 64-bit バージョン 2004 以降)、Intel グラフィックスドライバー 30.0.101.1325 以上が必要です。 | 現在の Intel の製品ページ名は Intel Graphics Software で、キャプチャ機能の記載がないため、キャプチャのメニュー名とショートカットは載せていません。 |
| OBS Studio | オープンソースで、Windows 10・11 に対応し、DirectX 10.1 対応の GPU が必要です。公式ダウンロードページの最新版は 32.2.2 です。[ツール] > [自動構成ウィザード] で録画向けに最適化し、[ソース] にゲームキャプチャを追加して [録画開始] を押します。ハードウェアエンコーダーには NVENC、AMD AMF、Intel Quick Sync があります。 | 必要な CPU 性能はエンコーダー・解像度・フレームレート・シーンの複雑さで大きく変わり、公式も単一の値を示していません。ゲームキャプチャが動作しないゲームがごくわずかにあると案内されています。 |
録画前のチェックリスト
- グラフィックスカードが NVIDIA、AMD、Intel のどれかを把握し、ドライバーが最新か確認しました。
- ゲームのウィンドウを撮るのか、画面の範囲を撮るのかを決めました。
- システム音声とマイクのどちらが必要か決め、どこでオンにするか確認しました。
- 録画のショートカットをアプリで直接確認し、ゲーム内のキーと重ならないようにしました。
- 短いテスト録画を再生し、映像と音声の両方が入っていることを確認しました。
ショートカットを押すこと自体が面倒なら
ここまでのツールの多くは、試合の前に何かをオンにしてショートカットを確認しておく必要があります。その手間を減らしたい場合の選択肢の一つが DOR です。DOR は対応ゲームを自動で検出し、試合全体を mp4 で自動録画する無料の Windows デスクトップアプリで、NVIDIA のグラフィックスカードでは NVENC ハードウェアエンコードを既定で使い、ゲーム音とマイクを同時に録音します。マイクとゲーム音を一緒に入れる方法は ゲーム音とマイクの同時録音 で解説しています。キルなどのハイライト自動クリップは一部の対応ゲームだけなので、お使いのゲームが対応しているかはアプリで確認してください。ほかのプログラムも比べたい場合は 録画プログラムの比較 をご覧ください。
公式ソース(2026年9月30日確認)
Xbox Game Bar のショートカットと保存先は Microsoft サポート:Xbox Game Bar での画面録画、Snipping Tool の録画手順は Microsoft サポート:Snipping Tool、NVIDIA app の要件は NVIDIA app のシステム要件 を基準にしています。AMD の値は AMD の Record サポート記事(2024年11月11日更新版)、Intel の値は Intel の Arc Control 案内、OBS の値は OBS のシステム要件・クイックスタート・ハードウェアエンコードの各ページで、同じ日に確認しました。NVIDIA app のショートカット既定値は 2024年6月2日の NVIDIA GeForce ニュースに基づきます。


