マーベル・ライバルズ(Marvel Rivals)がPCで起動しない、または試合中に落ちる場合、公式ドキュメントがまず案内しているのは、ランチャーでのゲームファイルの整合性確認と、クリーンインストール方式でのグラフィックスドライバー更新です。公式ドキュメントは特定の原因を「最も多い」とは位置づけていないため、この記事では症状別の表で自分の症状を探し、公式FAQの順番どおりに一つずつ確認する構成にしています。対象はPC(Windows)版で、内容は2026年10月6日確認時点のものです。公式FAQは2024年12月1日掲載で、その後の改訂は確認できていないため、「公式FAQの記載どおり」として読んでください。録画ソフトを動かしている時だけ落ちる場合は、録画中にゲームが落ちる時の確認ポイントもあわせてご覧ください。
症状別に公式FAQが案内している確認項目
| 症状 | 公式ドキュメントの案内 | 参照ドキュメント |
|---|---|---|
| 「DirectX 12 is not supported on your system」エラー | Windows 10 64-bit(1909以降)に更新し、グラフィックスドライバーを最新にして、要件を満たしているか確認します。 | Common Technical Issues FAQ |
| インテル第13・14世代CPUでの「Out of Video Memory」クラッシュ、シェーダーコンパイル中の落ち | インテルまたはマザーボードメーカーの案内に従ってBIOSを更新します。続く場合はOEM・インテルのサポート・購入店に問い合わせます。 | Common Technical Issues FAQ、Intel CPU Crash Troubleshooting Guide |
| ゲーム中の頻繁なクラッシュ | 整合性確認と修復、GPU Debug Mode とドライバーのクリーン再インストール、ウイルス対策ソフトの除外設定、最後に任意でランチャーの Switch Shader Compilation Mode の順に案内されています。 | Common Technical Issues FAQ |
| 起動直後、またはマッチ参加中に落ちる | ゲームのインストール先と Marvel-Win64-Shipping.exe をウイルス対策ソフト・ファイアウォールの除外リストに追加します。FAQにはウイルス対策ソフトの一時停止も記載があります。 | Common Technical Issues FAQ |
| プレイ中のカクつき(スタッタリング) | 最新のGPUドライバーをクリーン再インストールし、Windowsの設定、システム、ディスプレイ、グラフィックで Marvel Rivals を高パフォーマンスに設定します。 | Common Technical Issues FAQ |
結論:整合性確認とドライバー更新から
結論は「整合性確認、次にグラフィックスドライバーの更新」の順です。この2つで改善しない場合にだけ、次の段階へ進んでください。一度に複数の設定を変えると、何が効いたのか分からなくなります。落ちるのではなくカクつき(スタッタリング)が悩みなら、公式FAQの「Stuttering During Gameplay」の項目どおりに、最新のGPUドライバーをクリーン再インストールし、Windowsのグラフィック設定で Marvel Rivals を高パフォーマンスに設定します。録画環境で起きるカクつきは録画中のカクつきの対処記事で別に扱っています。
公式ドキュメントに沿った確認の順番
- 1必要要件と見比べる — Steamストアページ(2026年10月6日確認時点)の最小要件には、Windows 10 64-bit(1909以降)と DirectX 12 が記載されています。この記事は要件表の全体をなぞらず、「DirectX 12 is not supported on your system」のようなエラーが出た時にOSのバージョンとDirectX 12対応を確かめる用途に絞ります。ストアページにはSSDへのインストールを勧める一文もあります。
- 2ランチャーで整合性を確認する — Steamでは「Installed Files」タブから「Verify Integrity of Game Files」を選び、完了まで待ちます。破損・欠落したファイルがあれば、必要なファイルがダウンロードされるまで待ちます。Epic Gamesではライブラリの「MarvelRivals」を右クリックし、「Manage」、「Verify」の順に選びます。NetEaseのWindowsランチャーである Loading Bay では、オプションボタンから「Verify File Intergrity」(公式ページの表記のまま)を選びます。日本語クライアントでのメニュー表記は公式ドキュメントで確認できなかったため、英語のまま記載しています。完了したらゲームを起動し直します。
- 3グラフィックスドライバーをクリーンインストールする — NVIDIA・AMD・Intel の各公式サイトから最新のドライバーを入手してインストールします。公式FAQはクリーンインストールのモードで入れ直すよう案内しています。NVIDIAのグラフィックスカードの場合、2025年6月24日の公式告知で、NVIDIA App 経由で GeForce Game Ready ドライバー 576.80 以降に更新することが強く推奨されました。この番号は当時のものなので、現在は最新のドライバーを入れれば問題ありません。2025年8月19日の告知には、NVIDIA DLSS Frame Generation を有効にした後のクライアント停止とGPUクラッシュにホットフィックスが配信されたと書かれており、似た問題が続く場合はサポートへ問い合わせるよう案内されています。
- 4GPU Debug Mode で起動する — ランチャーの「Start With GPU Debug Mode」ボタンからゲームを起動します。公式ガイドによると、このモードは性能に影響する場合がありますが、いつでも無効にできます。同じガイドには、NVIDIAユーザー向けに Shader Cache Size の設定変更と DXCache フォルダーの削除を行う手順も載っています。フォルダーを手動で削除する手順のため、この記事では詳しく書きません。必要な場合は公式ガイドを読んだうえで、ご自身で判断してください。
- 5ウイルス対策ソフト・ファイアウォールの除外リストに追加する — 公式FAQは、ゲームのインストール先と ~\Marvel\Binaries\Marvel-Win64-Shipping.exe をウイルス対策ソフトとファイアウォールの除外リストに追加するよう案内しています。FAQにはウイルス対策ソフトを一時的に無効にする方法も出てきますが、まず除外リストへの追加を行い、確認のために保護を切る場合はごく短時間にとどめて、必ず元に戻してください。除外設定のメニュー名は製品ごとに違うため、お使いの製品のヘルプに従います。
- 6Switch Shader Compilation Mode を試す — 2025年4月の告知で紹介された実験的な機能で、PCランチャーから有効にします。公式FAQでは GPU Debug Mode、ドライバー、ウイルス対策ソフトの除外設定の次に、最後に「こちらも試せる」という形で案内されています。公式の告知では、RAMが16GB以下で、以前のシーズンに大きなFPS低下、画面の停止、頻繁なクラッシュがあったプレイヤーに推奨されています。新しいマッチに入る時に素材が一瞬おかしく表示されたり、軽くカクついたりすることがあり、CPUのスレッド数が6以下の環境で AMD FSR3 Frame Generation と併用すると、さらにカクつく場合があると説明されています。ランチャー内の正確なメニュー位置は告知に書かれていないため、ランチャーで探してください。問題が出た場合はサポートに問い合わせるよう案内されています。
- 7インテル第13・14世代ならBIOSを更新する — 公式ガイドの対象は、動作の不安定さ、VRAM不足の警告、シェーダーコンパイル中のクラッシュが出るインテル第13・14世代CPUのユーザーです。インテルまたはマザーボードメーカーの案内に従ってBIOSを最新にし、それでも続く場合はシステムメーカー・インテルのサポート・購入店に問い合わせます。同じガイドには Intel XTU でコア倍率を下げる手順もありますが、CPUの設定を変更する作業なので、この記事では詳しく書きません。BIOSの更新は必ずメーカーの手順に従ってください。
問い合わせ前のチェックリスト
- Windows 10 64-bit(1909以降)と DirectX 12 というストアの最小要件を確認しました。
- 実際に使っているランチャー(Steam・Epic Games・Loading Bay)で整合性確認を最後まで終えました。
- グラフィックスドライバーをメーカーのサイトまたは NVIDIA App から最新に入れました。
- GPU Debug Mode で起動してみて、結果を控えました。
- ゲームのフォルダーと Marvel-Win64-Shipping.exe をウイルス対策ソフト・ファイアウォールの除外リストに追加し、必要なら Switch Shader Compilation Mode を別に試して結果を控えました。
- エラー文言、落ちるタイミング(起動直後・マッチ参加・シェーダーコンパイル中)、CPUとGPUの型番を控えました。
マーベル・ライバルズを録画する場合
DORはWindows PC向けの無料の録画アプリで、マーベル・ライバルズは試合全体の自動録画に対応しています。このゲームではキルなどのハイライトを自動で切り出す機能はありません。ここまでの症状と手順はすべてゲーム自体に関する公式の案内であり、DORがクラッシュを直すという意味ではありません。この記事が参考にした公式ドキュメントには録画ソフトとの競合についての記載がないため、落ちる場合はまず録画アプリを完全に終了した状態でも同じ症状が出るかを確認し、ゲームの問題と録画の問題を切り分けてください。録画アプリがゲームをそもそも認識しない場合は、録画ソフトがゲームを認識しない時の確認を参照してください。NVIDIAのグラフィックスカードでは、DORは標準でNVENCによるハードウェアエンコードを使うため、ドライバーを更新した後に短いマッチを録画して、録画がいつもどおり始まるかを確かめる使い方もできます。
公式の出典(2026年10月6日確認)
2026年10月6日確認時点で、次の公式ドキュメントを参照しました。Marvel Rivals Common Technical Issues FAQ(2024年12月1日掲載)、Integrity Check and Repair Guide、そしてOSバージョン・DirectXの要件とSSDの案内はSteamストアのMarvel Rivalsページです。GPU Debug Mode のガイド、Intel CPU Crash Troubleshooting Guide、2025年の告知は、マーベル・ライバルズ公式サイトでタイトルから探せます。ドキュメントは改訂される場合があるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。


