PCゲームを買える場所はたくさんあります。Steamのほかに、Epic、GOG、ゲーム会社のランチャー、サブスク、キー販売サイトがあり、同じゲームでも値段が大きく開くことがあります。ただ、支払ったあとでSteamに入らないと気づいたり、キーを表示したせいで返金できなくなったりすると、取り戻す手段はあまりありません。
円安の時期はドル表示のストアの値段も読みにくくなります。この記事は、どのストアがいちばんおすすめかを順位づけするものではありません。ウィンターセールを待つか、Game Passで足りるかも含めて、自分の場合はどこで買えばいいかを判断できるように、やり直しにくい決定から順に6つの基準をまとめました。
この記事はストアとゲーム会社の公式文書、販売元のページ、価格追跡データ、利用者コミュニティの意見をまとめたもので、ストアで購入して試した結果ではなく、アフィリエイトリンクはありません。価格は2026年11月4日時点です。
支払う前に確認する5つの項目
どのストアで買う場合でも、購入ボタンを押す前に同じ5項目を見ます。このあとの基準を1回分に縮めたチェックリストです。商品ページと自分のライブラリがあれば数分で終わります。
- 1プラットフォームを探す商品ページのプラットフォーム、有効化(Activation)、DRMの表記から、Steamなのか、Epicなのか、それ以外なのかを探します。
- 2ランチャーとアカウントを確認するシステム要件と有効化の案内に、別のランチャーやアカウントが必要と書かれていないかを見ます。Steamで買ったゲームでも別のアカウントが必要なことがあります。
- 3地域と言語を見る販売ページの地域の表記と、ゲームのストアページにある対応言語の表を見ます。ストアの画面が日本語でも、ゲーム本体に日本語が入っていないことがあります。
- 4返金条件を読むいつまで、どんな操作をすると返金できなくなるかを読みます。キーを受け取ったり表示したりした時点で終わる所があります。
- 5持っているゲームとサブスクを照らし合わせる自分のライブラリを検索し、契約中のサブスクにこのゲームが入っていないかを見ます。バンドルなら中身を1本ずつ確認します。
登録先:値段より先に見るもの
登録先を最初に置くのは、買ったあとに変えにくいからです。Steam利用規約の9.Bは、ゲームの利用権は譲渡できず、利用を解約しても元の有効化キーはほかのアカウントに登録できないと定めています。アカウントの売買や譲渡も1.Cで禁じられています。EAのシリアルコードもEAアカウント1つにだけ紐づき、譲渡はできません。返金規定やフレンドリストなど、ほかの条件もほとんどは登録先に従って決まります。
同じゲームでも入る先が違う例
SteamでのRed Dead Redemption 2の定価は、2026年11月4日時点で¥8,618です。同じタイトルはGreen Man Gamingでも売られていますが、商品ページの表記ではSteamではなくEpicで有効化し、インストールとオンラインプレイにRockstarのランチャーとSocial Clubアカウントが必要です。
同じ販売元のFar Cry 6はUbisoft Connectで有効化すると書かれています。値段の欄だけ見比べると同じ商品に見えますが、起動する場所はまったく別です。逆の例もあります。
Steamで売られているDiablo IVは商品情報にBattle.netアカウントが必要と書かれていて、Steamで買っても別のアカウントがついてきます。
登録先で決める判断ルール
- フレンドリスト、ワークショップ、実績を使う人や、ライブラリを1か所にまとめたい人はSteam版を買います。
- 1人で1回クリアして終わるゲームで、ランチャーが1つ増えてもかまわないなら、いちばん安い登録先でもかまいません。
- オフライン起動とファイルの保管が大事なら、まずGOG版を探します。DRM(コピー防止の仕組み)なしでオフラインインストーラーを入手できると表記しています。オンライン機能と一部の特典は例外です。
- Call of DutyやDiabloのようにSteamとBattle.netの両方にあるゲームは、一緒に遊ぶ友達がいる側を先に見て、そのあと返金条件と値段を比べます。
弱点もあります。Steamにまとめるのは便利さの話で、安全性の話ではありません。こだわると、別の登録先の安い商品を見送ることになります。逆に複数のストアで買うとライブラリが分かれ、起動するランチャーも増えます。どちらが合うかは人によって違います。
返金:気が変わったときに取り戻せるか
返金の条件はストアによって大きく違い、キーを受け取った時点で消える権利も少なくありません。下の表は各社の公式文書と販売元の規定を2026年11月4日時点でまとめたものです。表の「撤回の権利」は、購入を取り消して返金を受ける権利のことです。規定は変わることがあるので、支払う前にリンク先の文書をもう一度見てください。
| 場所 | 期間 | プレイ・ダウンロード後 | 読むときの注意 |
|---|---|---|---|
| Steam | 購入から14日 | 2時間未満なら理由を問わず申請できる | 範囲外の申請も審査します。乱用と判断されると制限されることがあります |
| GOG | 購入から30日 | ダウンロードして起動し、プレイしたあとでも申請できる | 公式ニュースの内容です。細かな条件はGOGの案内で確認してください |
| Battle.net | 購入から14日 | Blizzardから直接買ったゲームは、規約を拒否してサポートに全額返金を問い合わせられる | そのほかのデジタル購入は、法律が求めない限り返金の義務はないと書かれています。Battle.net残高(Balance)も法律か規約が認めない限り返金されません |
| EA | 購入日またはEA Play加入日から14日 | ダウンロードするか特典を使うと撤回の権利がなくなる | 基本はEAが認めた場合だけです。予約は発売日までキャンセルできます |
| Ubisoft | 購入から14日以内に請求 | デジタルPCゲームはプレイ2時間以内なら返金に応じる場合がある | 2022年7月更新の日本語の販売規約です。ほかの条件と制限があり、国ごとに規約が分かれているので、他国向けの条件を当てはめないでください |
| 公式キー販売店と説明している所 | 販売元ごとの規定 | コードを受け取るとほぼ終わり | Steamの返金は使えません。購入前に販売元の規定を読んでください |
| マーケットプレイスと説明している所(例:Eneba) | 購入から14日 | キーを表示すると不可 | 無効なキーや使用済みのキーはサポートに問い合わせます |
Epic Games StoreとMicrosoft Storeは表から外しました。ゲームの返金規定を公式文書で確認できなかったためです。この2つで買うなら、支払う前に各ストアの返金案内を必ず読んでください。
Microsoftサービス規約の基本は、購入は確定で返金不可、法律や個別のサービスに別の定めがあれば例外というものです。請求から90日を過ぎた料金は、法令で義務付けられている場合を除いて返金しないという文言もあるので、Steamと同じだと考えないでください。
Steamの2時間ルールで見落としやすい点
- 承認されると1週間以内に返金され、元の支払い方法に戻せないときはSteamウォレットに入ります。
- 早期アクセスと先行アクセスの時間は2時間に合算され、ベータテストの時間は除かれます。
- 予約購入は発売前ならいつでも申請でき、14日と2時間は発売日から適用されます。
- セール直前に買ったゲームを返金してセール価格で買い直すことは、乱用とは見なさないと書かれています。
- バンドルは移転した項目がなく合計プレイが2時間未満のときに全額返金され、DLCは購入後の本編プレイが2時間未満であることなど、細かな条件があります。
- VACバン(Valveのチート対策による処分)を受けたゲームは返金の権利がなくなります。
返金で決める判断ルール
- 初めてのジャンルや、スペックがぎりぎりのゲームは、SteamやGOGのようにプレイ後の返金の根拠が公式文書で確認できる所で買います。PCが不安ならゲーミングPCの選び方でスペックから確認してみてください。
- シリーズ経験があるゲームや、レビューを十分に読んだゲームなら、返金のないキーを比べてもかまいません。
- チュートリアルが長く、最初の2時間で判断しにくいゲームは返金を当てにしないでください。
- キー販売サイトで買ったら、キーを受け取るか表示した時点で返金が終わる所があります。支払い直後に習慣でキーを開く前に、規定を読みましょう。
- EAのようにダウンロードすると撤回の権利がなくなる所は、実質ダウンロード前にしか取り戻せないと考えます。
弱点も書いておきます。Steamの返金は無制限ではありません。2時間の基準に待機画面まで含まれるかは返金ページに書かれていません。返金できるからと定価で買えば、セールを逃す分のお金を払っていることになります。体験談としては、2時間以内に返金した話と、20時間以上遊んでから合わないと気づいた話の両方が見られます。
販売元:誰が売っているキーか
販売元はまず言葉から整理します。公式キーは、ゲーム会社が小売やほかのストアでの販売用に発行した正規のキーで、Steamworksの文書もこうした販売を認めています。グレーマーケットは複数の出品者がキーを並べる仲介市場を指す業界用語で、この記事ではキーを売るサイト全般をキー販売サイトと呼びます。
前の2つの基準が分かっていないと判断できず、問題の発生頻度が分かる統計も見つからなかったので3番目に置きました。下の表の例は海外の販売元です。日本国内の販売店は、公式の販売元かどうかを確かめる資料が見つからなかったので入れていません。DMMのPCソフト販売はビジュアルノベルの比重が大きく、Steamの代わりとして比べる相手ではないと考えて外しました。
| 区分 | 例とキーの出どころ | 返金 | 割り切る点 |
|---|---|---|---|
| ストア直販 | Steam、GOG、Epic、Battle.net、EA、Ubisoft、Microsoft Store。ストアが直接販売します | 各ストアの規定 | 値段は高めのことが多いです |
| 公式キー販売店と説明している所 | Green Man Gaming、Fanatical。パブリッシャーや開発元の承認を受けていると説明しています | 販売元の規定。コードを受け取るとほぼ終わりで、Steamの返金はありません | 後始末は販売元のサポート次第です。公式という言葉は販売元自身の説明です |
| マーケットプレイス | Enebaのように認証済みの出品者がキーを並べると説明している所。出品者の認証と購入者保護は案内していますが、キーの出どころの説明は案内ページで見つかりませんでした | 販売元の規定。キーを表示するとほぼ終わりです | キーの出どころを買う側で確認しにくいです |
| アカウント販売・レンタル | ゲーム入りのアカウントを安く譲ったり貸したりする所。自分のアカウントではありません | 期待しにくいです | キー購入とは別の話です。Steam、Blizzard、EAはいずれも規約でアカウント取引を禁じています |
文書で確認できる事実
- Steam利用規約の3.Fは、Valveの公認販売店で購入でき、キーの問い合わせはその販売店に行うよう定めています。非公認のキーを直接扱った文言はありません。
- 開発元は、盗難や詐欺で流出したキーと返金されたキーを無効化できます。正常に販売されたキーは無効化しないようSteamworksの文書に書かれています。
- 同じ文書は、記者やストアを装ってキーを入手し転売する例に注意を促し、ベータ・開発者・プレイテスト用のキーは販売禁止としています。
- Enebaの返金案内は、表示されたキーを出品者が回収したり無効化したりする技術的な手段がないので、表示後の返金は難しいと説明しています。
だからこの問題はどちらかに断定できません。マーケットプレイスのキーがそのまま盗難キーだという根拠も、問題ないという根拠もありません。はっきりしているのは、Steamの外でキーを買うとSteamの返金を手放すこと、そしてキーが無効化される経路が文書にあることです。公式ストアかゲーム会社が案内している所で買うのを基本にしてください。この基準はSteamでゲームを安く買う方法のチェックリストと同じです。
販売元で決める判断ルール
- ゲームの公式サイトやパブリッシャーが案内している販売元かを先に見ます。
- Steamのセール価格と比べて、返金を手放す価値がある差かを考えます。数百円の差ならSteamのほうが無難で、数千円の差なら販売元の規定を読んでから決めます。
- マーケットプレイスの値段が公式キー販売店と説明している所より大きく安いときは、キーの出どころを確認する方法がないと承知のうえで買います。オンラインのアカウントで長く使うゲームほど、失うものは大きくなります。
- 「公式流通」のような表示だけを信じず、ゲーム会社が案内している所かを見ます。
- 安いアカウント、レンタルアカウント、ウォレット残高の取引は、キーの問題とは別に規約違反です。
サブスク:買うか、借りるか
どこで買うかの前に、買う必要があるかを決めます。サブスクは所有ではなく利用権です。Xbox Game Pass(ゲームパス)とEA Playの日本の料金と内容は次のとおりです。
| プラン | 月額 | 新作の提供 | PCで見る点 |
|---|---|---|---|
| Game Pass Essential | ¥850 | 発売日提供なし | PC可、クラウド月5時間 |
| Game Pass Premium | ¥1,300 | Xboxの新作を発売から1年以内に提供 | PC可、EA Playなし、クラウド月10時間 |
| PC Game Pass | ¥1,300 | 発売日提供あり | PC専用、EA Play込み、クラウドなし |
| Game Pass Ultimate | ¥1,550 | 発売日提供あり | PCとコンソール、EA PlayとUbisoft+ Classics込み、クラウド月15時間 |
| EA Play | 購入画面で確認 | EA新作を最大10時間試遊、EAのデジタル購入が10%オフ | 1つのプラットフォームにのみ適用 |
| EA Play Pro | 購入画面で確認 | 最新作の上位エディションを利用、一部新作の先行プレイ | 1つのプラットフォームにのみ適用 |
日本の料金には特徴があります。PC Game PassとPremiumは同じ¥1,300で、PCだけで遊ぶなら、同じ値段で発売日の新作とEA Playが入るのはPC Game Passです。UltimateはPC Game Passより¥250高いだけで、Ubisoft+ Classics、クラウド15時間、コンソールがついてきます。
米国はPC Game Passが13.99ドル、Ultimateが22.99ドルでこの差は9ドルあり、PremiumはPC Game Passより高い14.99ドルです。だから「PCだけならPC Game Pass」という米国基準の結論をそのまま使わず、¥250の差でUltimateの中身が必要かどうかを見てください。
サブスク何か月分でゲーム1本になるか
| 比べるもの | 値段 | PC Game Pass何か月分 |
|---|---|---|
| 定価のゲーム(Cyberpunk 2077の日本のSteam定価) | ¥8,778 | 約6.8か月 |
| 同じゲームの50%セール | ¥4,389 | 約3.4か月 |
| 同じゲームの70%セール | ¥2,633 | 約2.0か月 |
1年続けると¥15,600です。定価のゲーム約1.8本、50%セールのゲーム約3.6本の値段です。つまりGame Passの値打ちは、ゲームの値段より自分が1年に何本遊び終えるかで決まります。次の順番で自分の場合を測れます。
- 1ライブラリをプレイ時間順に並べる使っているストアのライブラリをプレイ時間順に並べ、過去1年を見ます。
- 210時間以上遊んだゲームを数える1年に2〜3本ならサブスクが合うかもしれません。1本を数百時間遊ぶならサブスクは要りません。
- 3買いたいゲームがカタログにあるか探す欲しいゲームをサブスクの公式カタログで探します。なければサブスクは今回の答えではありません。
- 4セール価格を月額で割る待てるセール価格を月額で割ります。2か月以内に遊び終えられるなら、まずサブスク1か月から試します。
サブスクで決める判断ルール
- 2か月を超えて遊ぶゲーム、MODを使うゲーム、もう一度遊ぶゲームはセールで買います。
- PCだけで新作を初日に遊びたいならPC Game Pass、コンソールやクラウドも使うならUltimateです。差は¥250なので、Ubisoftのゲームを遊ぶならUltimateも検討する価値があります。
- EAのゲームだけが目当てなら、EA Playで足りるかを見ます。PC Game Passには含まれているので、両方払う必要はありません。
- Call of Dutyの新作が目当てならサブスクでは解決しません。発売日提供から外れていて、次の年末シーズン、約1年後に追加されます。
- クラウドの時間制限はPC専用プランには関係ありません。自分のPCで動かすなら読み飛ばしてかまいません。
サブスクの弱点ははっきりしています。所有にならないのでカタログから外れたら買い直しになります。韓国の購入者の間では、DLCは含まれず別に買うことになるという指摘も複数の場所で出ています。
料金は少なくとも30日前の通知で値上げされることがあると、Game Passのページ下部に書かれています。自動更新を切らないと、使わない月にも課金されます。
切れないまま請求された場合は、支払いから30日以内にサブスクをキャンセルすると直近の定期請求分の返金を受けられますが、これはサブスク製品ごと、Microsoftアカウントごとに1回だけです。
最終価格:いつ、いくらで買うか
値段はいちばん目につきますが、これまでの基準と違ってやり直しがきく決定です。だから5番目に見ます。これからのSteamのイベントはSteamworksの文書で次のように公開されています。日本時間の開始時刻やほかのイベントまで含めた全体の予定はSteamセールの日程にまとめました。
| イベント | 期間(Steamworksの表記) |
|---|---|
| Auto-Battler RPG Fest | 2026年11月16日〜11月23日 |
| ウィンターセール | 2026年12月17日〜2027年1月4日 |
| スプリングセール | 2027年3月18日〜3月25日 |
| サマーセール | 2027年6月24日〜7月8日 |
Steamの割引ルールから読み取れること
- 割引幅は10〜95%で、発売記念割引は最大40%、通常の割引期間は1〜14日です。
- 割引が終わると30日間は次の割引を設定できません(クールダウン)。割引が終わったばかりのゲームは大型セールでない限り30日間は下がらないので、焦る理由はありません。
- 大型セールはこのクールダウンの対象外です。ただし参加するかどうかと割引幅は開発元が決めます。
- 発売や早期アクセス開始から30日は発売記念割引以外の割引を設定できません。定価を上げたあとの30日も割引禁止で、この2つの場合は大型セールにも参加できません。
- 定価の値下げはクールダウンを発生させません。価格追跡データに69.99ドルの記録があるモンスターハンターワイルズは、今の米国Steam定価が39.99ドル、日本のSteam定価が¥4,990です。このように定価が下がったゲームは、割引率が低くても安いことがあります。
すべてのゲームが70%まで下がるわけではありません
| 過去最大の割引率 | ゲーム |
|---|---|
| 70%以上 | Red Dead Redemption 2 78.5%、Cyberpunk 2077 70.0% |
| 50〜60% | Stardew Valley 60.0%、モンスターハンターワイルズ 58.0%、ELDEN RING 50.1% |
| 25〜34% | Black Myth: Wukong 34.0%、Baldur's Gate 3 30.0%、Palworld 30.0%、Hollow Knight: Silksong 25.0% |
この表が示すのは、ゲームによってセールの深さが違うということです。標本で過去最大の割引率が25〜34%のゲームは、深い割引を待っているうちに年を越すこともあります。11月初めならウィンターセールまで約6週間なので、すぐ遊ばないゲームはウィッシュリストに入れて待つ価値があります。待つことにも代償はあります。友達が今遊んでいるゲームなら、セールの意味は小さくなります。
実質価格と支払い方法
ストアを比べるときは、クーポンやポイントを引く前の支払額と引いたあとの金額を両方書き出すと混乱しません。広告の実質価格は条件を重ねた値なので、自分の条件で計算し直してください。ドル表示の商品は為替とカードの海外事務手数料で手元の負担額が変わるという話が、複数の市場で繰り返し出ています。
円安の局面ではとくに、海外のストアでは決済画面の通貨と最終金額を確かめてから支払いましょう。Steamの支払い方法は、2026年10月の確認ではPayPayやメルペイ、au PAY、コンビニ払いなどがあり、詳しくはSteamウォレットのチャージ方法にまとめています。
無料配布は受け取っても得とは数えない
Epicの無料ゲームは週に1回入れ替わり、翌週のゲームも先に公開されます。受け取ったゲームはEpicのライブラリに残り、Steamには入りません。GOGの無料コレクションにはプロローグと体験版が混ざっています。
期間限定の無料プレイは所有ではないので、無料で入手できるものと区別してください。韓国のコミュニティでは、とりあえず受け取っておくという声と、元値の低いゲームが多いという声の両方が見られます。ライブラリを増やすだけの人には得になりません。
地域と言語:自分のアカウントで使えるか
ストアで直接買えばたいてい関係なく、キーを買うときに問題になる基準なので最後に置きました。販売ページに地域の表記がない場合や、グローバル、アジアのように曖昧な場合は、まず返金条件を見てください。コードを受け取ると返金が終わる所があるためです。
日本語対応もゲームごとに違います。GOGのCyberpunk 2077のように日本語が入っている作品もありますが、ストア画面の言語とゲームの対応言語は別なので、ゲームのストアページで確認する必要があります。
ほかの国の値段を使うのは別の問題です。Steam利用規約の3.Aは、居住地を偽って地域制限を回避することや、自分の地域に当てはまらない価格で買うことを禁じ、違反するとアカウントへのアクセスを停止できるとしています。違反でアカウントが終了すると、未使用のウォレット残高も返ってきません(9.C)。ライブラリ全体がかかった話なので、数百円を節約するためにやることではありません。
- 自分の地域のSteamに表示されないゲームがあります。そういうゲームは公式サイトに日本向けの窓口があるかを先に見て、なければ買えないゲームだと受け止めます。規約の範囲で使える抜け道はありません。
- 実際に引っ越して居住国が変わった場合は別です。Steamのストア国は現地の支払い方法で購入を完了するときに変更でき、3か月に1回可能です。
- 海外向けのキーに日本語が入っているかのように、キーごとに違う疑問に一般的なルールはありません。商品ページとストアの言語表を見ます。
体感できる数字と気にしなくていい数字
ストア比較では、返金期間、割引率、ゲーム数といった数字がスペックの役割をします。大きく見えても判断の役に立たない数字は、オーバースペックに近いものです。
| 数字 | 体感 | こう見る |
|---|---|---|
| 登録プラットフォーム | 大きい | どのランチャーを起動し、友達に何が見えるかが変わります |
| 返金の可否と期間 | 大きい | Steamの2時間とGOGの30日では、判断に使える時間が違います |
| 決済画面の金額 | 大きい | クーポンやカードの条件が外れると値段が変わります |
| サブスクの発売日提供 | 初日に遊ぶゲームがあるときだけ大きい | 単品購入の値段とそのまま比べます |
| 割引率の数字 | 小さい | 定価が違えば数字は何も語りません。支払額を比べます |
| サブスクのゲーム数 | 小さい | 何本あるかより、自分が遊ぶゲームがあるかを見ます |
| 無料配布ゲームの元値 | 小さい | 受け取っても得とは数えません |
| デラックスエディション | ゲームによる | 衣装やスキンが増えるだけの版もあります。追加内容がゲームを変えるかを見ます |
ストアごとの比較まとめ
良し悪しではなく、どんな人に合うかで整理しました。ゲームの値段は作品ごとに違うので表には入れていません。
| 場所 | 合う人 | 割り切る点 |
|---|---|---|
| Steam | 初めて買う人、友達と遊ぶ人 | 人気作は割引が小さいという意見があります |
| GOG | オフライン起動と保管が大事なシングルゲーム、返金に余裕がほしい人 | 表示通貨と最終金額は決済前に確認しましょう。文字化けで一部しか読めていない日本語の掲示板には、日本語対応が遅いという不満もありました |
| Epic Games Store | ランチャーが分かれてもよく、無料配布を追う人 | ライブラリがSteamと分かれます。返金規定は支払う前に確認してください |
| Battle.net | BlizzardのゲームやCall of Dutyを友達がここで遊んでいる人 | Battle.net残高は法律か規約が認めない限り返金されません |
| EAアプリ、Ubisoft Store | その会社のゲームをそのランチャーで起動する人 | EAはダウンロードすると撤回の権利がなくなり、Ubisoftの返金には追加の条件と制限があります |
| Game Pass、EA Play | 今月遊び終えるゲームがカタログにある人 | 所有にならず、DLCは別に買うことになるという指摘があります |
| 公式キー販売店と説明している所 | 買うと決めたゲームを少し安く買いたい人 | コードを受け取ると返金はほぼ終わり、商品ごとに登録先が違います |
利用者の声まとめ:共通する意見、分かれる論点、よくある後悔
ここから先は事実ではなく意見です。読めたのは韓国のPCゲームコミュニティの特価投稿と掲示板が中心で、投稿数は数えていません。日本語の掲示板も見ましたが、文字化けで一部しか読めていないので、日本の利用者の全体像としては読まないでください。
特価投稿を読むのは買う側の人なので被害の体験談は見えにくいことがあり、アフィリエイト案内がつく掲示板も多いため、販売元をほめる声は割り引いて読みました。言及がないことは問題がないという意味ではありません。下の共通意見も、別々の場所で同じ話が出たという意味で、多数意見という意味ではありません。
別々の場所で繰り返し出た意見
- 返金が心配なら高くてもSteamで買う(韓国の購入者の声)。
- キーを買う前に、どのプラットフォームに登録されるかを見る(韓国の購入者の声。日本語の掲示板にも、外部ストアで買ったキーがSteamではなくBattle.net用で不便だったという書き込みが1件ありました)。
- PCゲームはSteam 1か所にまとめたい(韓国の購入者の声)。
- 定価で買わずにセールを待つ。ただし人気作は割引が小さい(韓国の購入者の声。日本語の掲示板でも、次のセールの日付を共有して待つ書き込みが読めました)。
- 無料配布はとりあえず受け取っておく(韓国の購入者の声)。
- 買いたいゲームがサブスクにあるかを先に見る(韓国の購入者の声)。
意見が分かれる論点
| 論点 | 一方の見方 | もう一方の見方 |
|---|---|---|
| キー販売サイト:価格とリスク | 値段がはっきり安く、Steamへの登録に成功したという体験談があります。何年も問題なかったという声もあります | 公式の販売元ではなく、地域の違うキーを買うと登録できず、返金が販売元の残高で戻るという指摘があります |
| 公式と説明するキー販売店とSteam直販 | Steamのセール価格より安い例を挙げます | コードを確認すると返品できず、2時間の返金がない点を心配します |
| サブスクと購入 | クリアしたらやめる人に有利で、発売日に遊べると見ます。日本語の掲示板にも、この月額なら払えるという書き込みがありました | 所有するならセール購入がよく、DLCがなく、積みゲーを消化できないと見ます。日本語の掲示板にも、消化できないのでやめるという書き込みがありました |
| セールでまとめ買いか、ウィッシュリストだけか | いつか遊ぶし、集めるのが楽しく、ほかの趣味より安いという見方です | ウィッシュリストに入れたものが割引になったら買うという見方です |
| Steamにまとめるか、安ければどこでもか | 友達、ワークショップ、実績が1つのアカウントにまとまって便利と見ます | 最安値に近ければEpicやMicrosoft Store版でもよいと見ます |
| Humble Choice | 1本だけでも元が取れ、持っているゲームが少なければ得と見ます | 好みが分かれ、持っているゲームが多く、Steamキーでないと残念と見ます |
よくある後悔と防ぎ方
| 後悔 | 防ぎ方 |
|---|---|
| セールで積みゲーが増えて遊ばなかった | ウィッシュリストに入れておき、今遊ぶゲームだけ買います |
| 持っているゲームをまた買った | バンドルとサブスクは支払う前に自分のライブラリと照らし合わせます |
| 買ったあとにもっと安くなった | 急がないなら次の大型セールを見て、セール直前に買ったなら返金規定を確認します |
| キーで買ったら返金の道がなかった | 初めて遊ぶゲームはまずストア直販を見ます |
| 本編だけ買った、サブスクで遊んだらDLCがなかった | DLCが事実上必須のゲームは完全版を見て、スキンだけの版なら通常版で十分です |
| 広告の実質価格が再現できなかった | 自分の条件で決済画面で計算し直します |
状況別:どこで買うか
| 状況 | 先に見る場所 | 理由 |
|---|---|---|
| PCゲームを初めて買う | Steam | 返金で失敗を取り戻す道があります |
| 友達とオンラインゲームを遊ぶ | 友達がいるストア、たいていはSteam | 登録先が同じほうが楽です |
| 今月1〜2本クリアして終わり | カタログを確認してPC Game Pass 1か月 | セール価格がサブスク何か月分かを比べます |
| ずっと持っておくシングルゲーム | セールの完全版、GOG版の確認 | 所有とオフライン起動に合います |
| 買うと決めたゲームを少し安く | Steamのセール価格と、公式キー販売店と説明している所の値段を比較 | 返金を手放す価値があるかを考えます |
| 予算がほとんどない | 無料配布、ウィンターセールまで待つ | ライブラリが増えてもかまわないなら合います |
| Ubisoft、EAのゲームをよく遊ぶ | Game Pass UltimateまたはEA Play | どのみちそのランチャーを使うことになります |
表でも決められないならSteamから始めてください。ウィッシュリストと過去最安値で同じゲームをより安く買う手順はSteamでゲームを安く買う方法にまとめました。
買ったゲームのプレイを映像で残す
サブスクで遊んだゲームはカタログから外れると買い直しになり、セールで買ったゲームはいつ遊んだかも忘れがちです。それでも自分のプレイは映像で残せます。DORは無料のWindowsアプリです。
対応ゲームを起動すると自動で検出して、1試合まるごと、または起動から終了までのセッションを録画し、録画はアプリの「マイクリップ」にたまります。
リーグ・オブ・レジェンド、VALORANT、PUBG、FC Online、フォートナイト、CS2、オーバーウォッチはキルやゴールなどの場面を自動でクリップにし、そのほかの対応ゲームは録画から好きな場面を切り出して保存できます。いいねを付けた動画は保存容量を整理するときも残ります。やり方はSteamゲームを録画する方法と無料ゲーム録画ソフトの比較にあります。PCやデバイスを替える予定があるなら、デバイスを替えた効果を前後の録画で確かめる方法のように、同じゲームを前後で録画して自分で比べることもできます。


