「PUBGプロ感度」を調べる目的はほとんど一つで、上手い人の値から出発したいということです。ところが選手別の数値表はシーズンや移籍、パッチのたびに古くなり、出典を確認できない表が出回っていることも珍しくありません。そこでこの記事では、検証できない個人別の数値の代わりに、公開のセッティング談義で繰り返し確認できる「DPI帯×感度レンジ」と、プロがローセンシに留まる理由を整理します。感度をゼロから段階的に組み立てる一般的な手順はPUBG感度設定ガイドが担当しているので、この記事は「プロが実際にどのレンジにいるか」だけに集中します。
プロ感度に近づく三つの道、残るのはどれか
選択肢は三つあります。一つ目は特定選手のゲーム内数値をそのまま入力する方法。最も多いやり方ですが、失敗率も最も高いです。同じ数値でもDPIが違えば手の感覚は別物になり、PUBGの感度スライダーは単純な線形回転式として検証されていないため、掛け算で補正することもできません。二つ目はDPI帯と感度レンジから出発する方法。プロの標本が最も厚い800DPI基準のレンジと計算・移行の手順はPUBG 800DPI感度ガイドが専門に扱います。三つ目はDPIに依存しない一周距離(cm/360)のレンジを直接合わせる方法。この記事の結論は二つ目と三つ目の組み合わせです。下の表のレンジから始めて実測で確定し、スコープ倍率ごとの体感はPUBGスコープ感度計算機で別途補正してください。
プロの定番レンジ:DPI×通常感度レンジ×特徴
| DPI帯 | 通常感度レンジ | 特徴 |
|---|---|---|
| 400 DPI | 検証済みの公開レンジなし — cm/360の30〜45cm帯を実測で合わせる | ローセンシ精密型。腕全体のエイムと広いマウスパッドが前提 |
| 800 DPI | 通常45〜55・ADS 40〜50が定番レンジ | プロとコミュニティのセッティング共有における事実上の基準DPIで標本が最も厚い |
| 1600 DPI以上 | プロの標本はまれ — 800基準のレンジを実測で変換 | 手の震えやセンサーノイズが画面上で増幅されやすく精密照準に不利 |
| 共通基準(cm/360) | 一周30〜45cm | DPIに依存しない最終基準。プロの多くがこのレンジに収まる |
プロ感度を適用する前のチェックリスト
- マウスソフトのDPIプロファイルを固定し、切り替えボタンを無効化した
- 参考にする設定情報にDPIとゲーム内数値が併記されているか確かめた
- 選手の設定はシーズンやパッチで変わる前提で、情報の新しさを確認した
- 変更前のcm/360を同じモードで実測して記録した
- 比較用に変更前の交戦クリップを残しておいた
プロのレンジを自分の手に移す5ステップ
- 1現在の設定を先に記録する — DPI、通常・ADS感度、ゲームモードとFOVを書き出し、トレーニング場で一周に必要なマウス移動距離(cm/360)を実測して残します。
- 2レンジの中で目標を決める — 表の30〜45cmのレンジから目標を選びます。遠距離の置きエイムが多いなら長め、近距離の乱戦が多いなら短めが無難です。
- 3ゲーム内設定に値を入れる — ESC→設定→操作→マウスで通常・ADS感度を調整します。ロビーのポインター速度はWindowsのマウス設定に従うため、ロビーの感覚で判断しないでください。
- 4同じ条件で再実測する — 変更後に同じモード・FOVでcm/360を測り直し、目標のレンジに入ったかを数字で確認します。基準はスライダーの値ではなく実測距離です。
- 5前後のクリップで判定する — トレーニング場で確認した後に実戦を数試合回し、変更前後の交戦映像を見比べて、照準が行き過ぎるのか届かないのかを確認します。

変えた感度は前後のクリップで比較する
レンジを移した直後に最も危ないのは「良くなった気がする」という感覚です。判定は映像で行いましょう。無料のWindowsデスクトップアプリDORはPUBGを自動検知してフルマッチを自動録画し、キルなどのハイライトを個別クリップとして保存するため、感度変更前後の交戦を並べて比較できます。NVENCのGPUエンコードが標準でゲーム中の負荷が低く、フルマッチ保管庫に貯まった試合をブラウザーエディターで整えてdor.ggのリンクで共有すれば、スマホのブラウザーでもそのまま再生できます。自動録画がPUBGでどう動くかはPUBG録画プログラムのページにまとまっています。
公式資料
感度の値をどこに入力するかは公式文書で確認するのが確実です。PUBG公式サポート文書は、ロビー画面のポインター速度がWindowsのマウス設定に従い、ゲーム内感度はESC→設定→操作→マウスで別に調整されると案内しています。一方、この記事で扱ったDPI帯とcm/360のレンジは公開のセッティング談義で通用している観測値であり、公式が保証する数値ではなく、選手個人の値はシーズンごとに変わり続けます。


