CS2(カウンターストライク2)のプレイを動画で残すときにまず試せる方法は、Steam に組み込まれているゲームレコーディングで、それ以外なら Xbox Game Bar、NVIDIA・AMD のツール、OBS から選ぶことになります。ただし CS2 は Trustedモードが標準で有効になっており、外部ファイルがゲームと相互作用するのを遮断するため、ツールを選ぶ前に Valve の規則を確認しておく必要があります。画質や負荷をツール同士で比べた公式資料はないので、この記事では「軽い」「優れている」といった優劣は書かず、2026年9月30日確認時点の公式ドキュメントに書かれている特徴だけを整理します。内容はすべて PC(Windows)向けで、デモファイル(.dem)の入手と再生については CS2 デモガイドで扱っているため、ここでは動画として残す方法に絞ります。
結論:まず何から試すか
設定に時間をかけたくないなら、まず Steam のゲームレコーディングで短い試合を1回録画してみるのが出発点です。Valve が提供する機能なので別のプログラムを入れずに済む点は違いますが、それが安全である、あるいは軽いという意味ではなく、それを裏づける公式の比較資料もありません。マイクを別トラックにしたい、画面構成を自分で組みたいという場合は、OBS のように設定項目が多いツールが向いています。どちらでも、本番の試合の前に短いテスト録画をして、映像と音が入っているか確かめてください。録画したあとにどのツールでクリップを作るか迷っているなら、CS2 クリップソフト比較でツールごとの特徴を確認できます。
ツール別の録画手順
- 1デモと動画を区別する — Valve のリリースノートによると、CS2 のデモ再生はゲームクライアント内で試合を再現する機能で、再生タイムラインにキルとデスの表示が出たり、ハイライトモードでアクティブなプレイヤーのキルとデスだけを見たりできますが、動画ファイルではありません。2025年11月4日の Steam のお知らせにある TrueView も、サーバー視点の再生を観戦対象プレイヤーのクライアント予測に近づける機能で、再生するゲームのバージョンが記録時と違うと標準で無効になり、スローモーションやダメージ演出は元の画面と異なる場合があると Valve が説明しています。SNS に投稿したり友達に送ったりする動画が必要なら、画面キャプチャのツールで別に録画する必要があります。
- 2Trustedモードの規則を確認する — Valve の FAQ によると、Trustedモードはサードパーティのファイルがゲームと相互作用するのを遮断し、すべての CS2 プレイヤーで標準で有効です。ゲームのプロセスに注入されるアプリケーションは拒否され、安全に注入できるソフトウェアの許可リストもありません。通常モードで起動しても注入だけで BAN されることはありませんが Trust Factor に悪影響が出る可能性があり、署名のない DLL が注入されると CS2 は安全でないモードで起動して VAC 保護サーバーではプレイできなくなります。遮断されるソフトを使う場合、FAQ は Steam ライブラリでゲームを右クリックし、Properties > General タブの Launch Options に -allow_third_party_software を入れる方法を案内しています。Trustedモードで起動したあとに非対応のソフトを立ち上げると試合から切断されることがあり、そのときに受けた競争戦のクールダウンは解除できないとも書かれています。この記事は Trustedモードを切ることを勧めず、どの録画ツールも安全あるいは危険とは断定しません。
- 3Steam のゲームレコーディングを有効にする — Steam > 設定 > ゲームレコーディング(Game Recording)で、バックグラウンド録画(Record in Background)かオンデマンドで録画(Record on Demand)を選びます。バックグラウンド録画はプレイ全体を記録し、確保したディスク容量がいっぱいになると上書きされ、オンデマンドで録画は有効にしたときだけ記録します。同じ画面で保存先、録音する音声、ショートカットキーも決められ、ゲーム中のオーバーレイにあるゲームレコーディングのタブからも開けます。ゲーム中は Ctrl+F12 でマーカーを付けられ、試合後は録画とスクリーンショット(Recordings & Screenshots)でクリップ(Clip)の範囲を決め、動画ファイルのエクスポート(Export Video File)を選ぶと mp4 で保存されます。公式ドキュメントでは共有リンクの有効期限は2日で、記録されるのはゲーム画面だけでデスクトップや他のプログラムは含まれません。
- 4Xbox Game Bar で録画する — Windows キー+I を押して xbox を検索し、Xbox Game Bar を有効にしたら、ゲームに移動して Windows キー+G でゲームバーを表示します。システム音声も入れたい場合は、設定の Capturing で音声のオプションを All にします。Windows キー+Alt+R で録画を開始し、同じキーで停止します。録画中は Windows キー+Alt+M でマイクのオン・オフを切り替えられ、ファイルはゲーム名と日時が付いた MP4 として Videos > Captures に保存されます。CS2 の Trustedモードでの動作について Microsoft の説明はないため、本番の前に短いテスト録画をしてください。
- 5NVIDIA または AMD のツールを使う — NVIDIA app は Alt+Z でオーバーレイを開き、Record(Alt+F9)で録画、Instant Replay(Alt+Shift+F10)で直近の記録を保存し、歯車の設定で音声ソース、マイクの別トラック、保存先を変えられます。このホットキーは2024年11月12日の公式記事の内容なので、現在の割り当てはオーバーレイで確認してください。AMD は AMD Software を開いて Record を検索し、Record & Stream Settings でエンコード方式、マイク、保存先を決め、ホットキーは Hotkey Settings > Media Hotkeys にあります。NVIDIA のサポート文書には Trustedモードが NVIDIA のゲーミング機能に問題を起こす場合があるという案内がありますが、CS:GO 向けの文書なので、CS2 にそのまま当てはまるとは言えません。
- 6OBS のウィンドウキャプチャで録画する — OBS の公式ドキュメントは、CS2 ではゲームキャプチャがフックできないため、ゲームをウィンドウモードまたはボーダーレスで実行してウィンドウキャプチャを使うよう案内しています。ソースの + ボタンからウィンドウキャプチャを追加して CS2 のウィンドウを選び、初めてなら自動構成ウィザードで基本設定を作ります。ウィンドウキャプチャのキャプチャ方法は標準で「自動」です。デスクトップ音声とマイクは標準で取り込まれますが、設定 > 音声と、音声ミキサーのメーターで確認してください。設定 > 出力を見直してから録画開始を押し、数分のテスト録画をする流れです。
方法別の公式情報の比較
| 方法 | 公式ドキュメントで確認できる特徴 | CS2 で確認すること |
|---|---|---|
| Steam ゲームレコーディング | Steam のゲームで動作し、バックグラウンド録画とオンデマンドで録画から選びます。元の記録は raw 形式なので、mp4 にするにはクリップを作って書き出します。 | Valve の2024年6月26日のベータ告知によると、CS2 ではキルやデスなどゲーム側が定義したマーカーがタイムラインに自動で入ります。 |
| Xbox Game Bar | Windows キー+G で開き、Windows キー+Alt+R で録画を開始・停止し、MP4 は Videos > Captures フォルダーに保存されます。 | CS2 の Trustedモードでの動作について公式の言及はないため、短いテスト録画で確かめます。 |
| NVIDIA app | Alt+Z のオーバーレイで Record、Instant Replay、Highlights を使え、NVIDIA GeForce の NVENC エンコーダーを利用します。 | Highlights が CS2 に対応するかは公式資料で確認できなかったため対応とは書かず、Trustedモードとの関係も CS2 についての公式言及はありません。 |
| AMD Software: Adrenalin Edition | Record で Instant Replay(直近最大20分)、エンコード方式(AV1・HEVC・AVC)、マイクの別トラックなどを設定します。オプションは GPU とバージョンによって異なります。 | Trustedモードとの関係は CS2 についての公式言及がないため、テスト録画で確かめます。 |
| OBS | ソースにゲームキャプチャやウィンドウキャプチャなどを追加でき、自動構成ウィザードで初期設定を作れます。 | OBS の公式ドキュメントは、CS2 ではゲームキャプチャがフックできないため、ウィンドウモードまたはボーダーレスでウィンドウキャプチャを使うよう案内しています。 |
| DOR | 無料の Windows デスクトップアプリで、対応ゲームを自動検出してフルマッチを mp4 で保存し、アプリ内ライブラリにまとめます。 | CS2 はキルなどのハイライトを自動クリップにする対応ゲームです。Trustedモードとアンチチートは下の Valve 公式の規則を確認してください。 |
録画前のチェックリスト
- 共有用の動画ファイルが必要か、デモ再生で足りるかを決めました。
- Valve の Trustedモードの規則を読み、選んだツールを使う条件を理解しました。
- 短いテスト録画で、ゲーム画面が黒くならずに記録されることを確認しました。
- ゲームの音とマイクがそれぞれ聞こえることを再生して確認しました。
- Steam のゲームレコーディングでは、クリップを書き出して mp4 ができることを確認しました。
- 保存先と、確保するディスク容量の上限を確認しました。
設定なしで自動的に残したいとき
キャプチャソースを選んでウィンドウモードを合わせる作業が面倒なら、DOR も選択肢のひとつです。DOR は無料の Windows デスクトップアプリで、CS2 はフルマッチの自動録画とキルなどのハイライト自動クリップの両方に対応しているゲームなので、試合を自動で検出して mp4 で保存し、キルの場面は別にクリップとして切り出します。NVIDIA のグラフィックスカードでは NVENC ハードウェアエンコードが標準で使われ、ゲーム音とマイクを同時に録音するので、ラウンド中に自分が話した声もゲーム音と同じファイルに残り、試合後に聞き返せます。録画はアプリ内ライブラリの区間カットで整えて、dor.gg のリンクで共有できます。ただし Trustedモードや VAC との関係はこの記事では断定できないので、下の出典にある Valve 公式の規則をご自身で確認してください。ゲームの情報はカウンターストライク ハブ、自動クリップの流れは DOR の自動ハイライトクリップで続けて確認できます。
公式の出典と確認日
2026年9月30日確認時点の内容です。Trustedモードの規則、Steam のゲームレコーディングのオプション、OBS の案内、NVIDIA のホットキー(2024年11月12日の記事に基づく)、AMD の手順(Adrenalin 23.9.1 を基にした文書)、Xbox Game Bar のショートカットは、アップデートで変わることがあるため、各プログラムの設定画面を最終的な基準にしてください。最新の内容は Steam サポート:ゲームレコーディング、Steam サポート:Counter-Strike 2 の Trustedモード、OBS ナレッジベース:ゲームキャプチャのトラブルシューティングで確認できます。


