ロブロックスの録画ソフトは「何を残したいか」で選ぶと迷いません。短い場面ひとつなら、Roblox標準の切り抜き(キャプチャ)やXbox Game Barで足ります。バーチャル空間での1回のプレイを音ごと丸ごと残したいなら、OBSやDORのように長さの制限なく録画できるソフトが向いています。標準の切り抜きはバーチャル空間メニューの[切り抜き](キャプチャ)からすぐ使えますが、Roblox公式ヘルプ(2026年10月14日確認)によると、動画は最大30秒で、ボイスチャットやその他のバーチャル空間内の音声は録音されません。画面のUIやアバターの上の名前も動画から消えます。そのため、友だちとの会話、ホラー系バーチャル空間の効果音、オビーを最初から最後までクリアした流れのように、音と長さが大事な場面は標準機能だけでは残しにくくなります。30秒の壁を超えて録画する方法はロブロックスを30秒以上録画する方法で別にまとめています。この記事では、PCでロブロックスを録画できる7つのツールを、録画の始め方、長さ、音、費用、Robloxでの注意点で比べ、録画でゲームが重くなる(フレームレートが落ちる)のを抑える設定の順番をまとめます。各ソフトの条件は2026年10月14日に公式ページで確認した内容で、今後変わる可能性があります。ソフトごとの負荷を実測した数値はこの記事にはないため、重くなる仕組みと設定の順番だけを説明します。
結論:短い場面は標準機能、プレイ全体や声入りはPCの録画ソフト
目的別にまとめると次のとおりです。30秒以内の場面を音なしで残せればよいなら、インストール不要の標準の切り抜きで足ります。音入りの場面をときどき自分で録画するなら、Windowsに入っているXbox Game Bar(Win+Alt+R)から始められます。シーンや音声を細かく自分で調整したいならOBSが合いますが、Roblox公式のアンチチートに関するヘルプには、OBSのゲームキャプチャはRobloxで問題が起きることが知られているので、ウィンドウキャプチャかデスクトップキャプチャを使うよう求める一文があります。ソースの設定はOBSでロブロックスを録画する方法で手順ごとに解説しています。NVIDIAのグラフィックカードがあれば、NVIDIA Appのインスタントリプレイで直前の場面を保存できます。MedalはF8でクリップを保存し、Robloxアカウントを連携すると、対応するバーチャル空間で勝利やキルなどの瞬間を自動でクリップすると案内しています。開発者向けドキュメントでは、これを制作者がMedalのモジュールを組み込んでイベントを送る仕組みとして説明しています。録画ボタンをよく押し忘れるなら、バーチャル空間に入ると自動で録画を始めるDORが合います。どのソフトを選ぶ場合でも、重さが心配ならまずハードウェアエンコーダーを使うことが先で、エンコーダーの仕組みは録画するとFPSが下がる原因にまとめています。スマホやタブレット、Mac、ゲーム機で遊んでいる場合、ここで紹介するPCソフトの多くは使えないため、端末の画面録画と標準の切り抜きを先に確認してください。
ロブロックス録画の重さを抑える設定手順
- 1残したい場面と長さを決める短い場面ひとつ、バーチャル空間での1回のプレイ全体、声を入れた実況のどれを残すかを先に決めます。30秒以内の音なしの場面なら標準の切り抜きで十分です。起きたあとで直前の場面を保存したいならリプレイバッファー(インスタントリプレイ)機能のあるソフトが、プレイ全体を残すなら長さの制限なく録画できるソフトが必要です。目的が決まれば、比較表から合うツールを選びやすくなります。
- 2PC版ロブロックスの種類を確認するWindowsには、roblox.comからダウンロードする版と、Microsoft Storeの「Roblox - Windows」アプリがあります。Roblox公式ヘルプによると、Storeの新しいアプリは初回起動時にXboxアカウントとの連携が1回必要です。録画ソフトによってゲームの検出方法が違うため、自動録画のソフトを使うなら、そのソフトが対応する版で起動しているか確認します。DORはroblox.comから入手したPC版を前提に動作します。
- 3ハードウェアエンコーダーを使う録画で重くなるよくある原因は、ゲームを動かしながらCPUで映像まで圧縮するソフトウェアエンコードです。NVIDIAのグラフィックカードならNVENC、AMDならAMF(VCE)、Intelの内蔵グラフィックならQuick Syncのようなハードウェアエンコーダーを選びます。OBSでは設定の[出力]でエンコーダーを選び、Xbox Game BarはMicrosoftの案内どおり、グラフィックカードがこうしたハードウェアエンコーダーに対応していないと録画できません。
- 4録画は1080p 60fpsから始める録画の解像度とフレームレートが高いほど、エンコーダーとストレージが処理する量が増えます。まず1080p 60fpsで録画してみて、プレイ中にカクつくなら720pに下げるか30fpsを試します。モニターが1440pや4Kでも、YouTubeやショート動画に上げるなら1080pで足りることが多く、ファイルサイズも小さくなります。
- 5Robloxのグラフィック品質と最大フレームレートを調整するバーチャル空間内でESCキーを押してメニューを開き、[設定]タブで[グラフィックモード]を[手動]に変え、グラフィック品質スライダーを左に動かすとパフォーマンスが上がります(Roblox公式ヘルプ)。Windows版には最大フレームレート(Maximum Frame Rate)の設定もあり、デフォルト(60 FPS)・60・120・144・240から選べます。録画中にカクつくなら、フレームレートの上限をモニターのリフレッシュレートに合わせるか一段下げて、グラフィックカードに余裕を残す方法を試してください。
- 6ゲームキャプチャではなくウィンドウキャプチャ・画面キャプチャを使うOBSを使うなら、Roblox公式の案内に従い「ゲームキャプチャ」ではなく「ウィンドウキャプチャ」か「画面キャプチャ」でソースを追加します。ウィンドウキャプチャはRobloxのウィンドウだけを、画面キャプチャはモニター全体を録画するため、後者では通知やほかのウィンドウが映り込むことがあります。録画が真っ黒になる場合は、まずキャプチャ方法を変えてみてください。
- 7テスト録画で音を確認する本番の前にバーチャル空間に入って1〜2分録画し、ゲーム音、自分のマイク、Discordなどの通話音が思いどおりに入っているか確認します。標準の切り抜きは仕様として音を録音しないため、音が必要ならPCの録画ソフトを使います。デスクトップの音をすべて録音すると音楽や通知音も入るので、必要ならゲーム音だけを録る設定を探します。
PCでロブロックスを録画するツールの比較(2026年10月14日確認)
| ツール | 録画の始め方・長さ・音 | 費用とRobloxでの注意点 |
|---|---|---|
| Roblox標準の切り抜き(キャプチャ) | バーチャル空間メニュー →[切り抜き]→ 画面右側の切り抜きアイコンで自分で開始・停止します。動画は最大30秒で、ボイスチャットやバーチャル空間内の音声は録音されず、UIとアバターの上の名前は消えます。 | 無料でインストール不要です。動画はRobloxアプリのストレージに保存され、保存アイコンをタップしたときだけPCの「ビデオ」フォルダー(公式ヘルプの表記は「動画」フォルダー)に書き出されます。開発者が切り抜きをオフにしたバーチャル空間では使えません。 |
| Xbox Game Bar | Win+Alt+Rで自分で開始・停止します。バックグラウンド録画をオンにしておけば、Win+Alt+Gで直前の場面を保存できます。ゲームの音が録音され、マイクはWin+Alt+Mでオン・オフします。 | Windowsに入っているので追加費用はかかりません。グラフィックカードがハードウェアエンコーダーに対応している必要があり、デスクトップやエクスプローラーでは動作しません。録画は「ビデオ」フォルダー内の「キャプチャ」にmp4で保存されます。 |
| OBS Studio | シーンとソースを自分で組んでから録画ボタンで開始します。長さの制限はなく、リプレイバッファーをオンにすれば直前の場面も保存できます。ゲーム音とマイクの音量を別々に調整できます。 | 無料・オープンソースです。Robloxの案内どおりゲームキャプチャではなくウィンドウキャプチャか画面キャプチャを使う必要があり、エンコーダー・解像度・音声を自分で設定する手間がかかります。 |
| NVIDIA App(インスタントリプレイ) | オーバーレイから自分で録画を始めるか、インスタントリプレイをオンにしておき直前の場面を保存します。さかのぼって保存する長さは設定で決めます。 | NVIDIAのグラフィックカードが必要です。グラフィックカードメーカーのアプリなので、AMDやIntelのグラフィックのPCでは使えません。 |
| Medal | 初期設定のショートカットF8で直前の場面をクリップとして保存します(バッファー15秒〜10分)。Robloxアカウントを連携すると、対応するバーチャル空間で勝利やキルなどの瞬間を自動でクリップすると案内しています。 | 無料で使え、有料のPremiumもあります。開発者向けドキュメントでは、自動クリップは制作者が組み込んだモジュールがイベントを送る仕組みなので、対応するバーチャル空間でのみ動きます。Macではクリップを保存できません。 |
| Bandicam(無料版) | ショートカットキーで自分で開始・停止します。2026年9月時点の無料版(Bandicam 2027)は1回の録画が5分までです。 | 録画ファイルにはロゴ(透かし)が入りませんが、編集して書き出した動画には入ります。制限を外すには有料ライセンスが必要です。以前のバージョンの無料版は10分制限でロゴ入りでした。 |
| DOR | roblox.comから入手したPC版ロブロックスでバーチャル空間に入ると自動で録画を始め、出ると終了します。1つのバーチャル空間が長さ制限のないmp4 1本として残り、ゲーム音とマイクが一緒に録音されます。F8で直前30秒を別に保存します。 | 無料のWindowsアプリで、録画の長さ制限やロゴ(透かし)はありません。DORはRobloxでキルやハイライトを自動でクリップしないため、場面はF8かライブラリでのカットで自分で残します。Mac・モバイル・ゲーム機は対象外で、Microsoft Store版は対応が確認されていません。 |
録画前のチェックリスト
- 遊んでいるロブロックスがroblox.comから入手したPC版か、Microsoft Storeアプリかを確認しました。
- 残すのが30秒以内の場面か、プレイ全体か、声入りの実況かを決めました。
- 録画ソフトのエンコーダーをNVENC・AMF・Quick Syncなどのハードウェアエンコーダーにしました。
- 1080p 60fpsで始め、カクついたときにどこまで下げるかを決めておきました。
- OBSならゲームキャプチャではなくウィンドウキャプチャか画面キャプチャでソースを追加しました。
- テスト録画でゲーム音とマイクが入っていることを確認しました。
- ショートカットが重なっていないか確認しました。MedalとDORはどちらも初期設定のクリップキーがF8なので、併用するなら片方を変えます。
DORでロブロックスのバーチャル空間を自動録画する
DORは無料のWindows PC用アプリです。roblox.comから入手したPC版ロブロックスを自動で検出し、バーチャル空間に入ると録画を始め、バーチャル空間を出てホームに戻るかRobloxを終了すると録画を終えます。この自動録画は初期設定でオンになっていて、設定からオフにできます。オビー、ホラー、ロールプレイ、タイクーンなどジャンルや制作者を問わず、どのバーチャル空間でも録画し、1つのバーチャル空間が長さ制限のないmp4 1本としてライブラリにたまります。同じバーチャル空間の中でサーバーを移るテレポートは、通常ひとつの録画として続きます。ただし、Robloxのホームやメニュー画面は録画せず、Robloxを起動してすぐバーチャル空間に入ると、録画の開始が15〜20秒遅れることがあります。マイクは初期設定で一緒に録音され、ノイズ抑制がかかります。ゲーム音も初期設定で入り、設定によってはデスクトップ全体の音ではなくRobloxの音だけを録ることもできます。画質は初期設定で1080p 60fps、最大2160pまで選べ、NVIDIAのグラフィックカードではNVENCのハードウェアエンコードを標準で使います。キャプチャはゲームにフックする方式ではなく、画面をキャプチャしてRobloxのウィンドウ部分だけを切り出して録画し、ウィンドウが隠れたり最小化されたりした区間は黒く処理するよう設計されています。バーチャル空間内で録画中にF8(変更可)を押すと、直前30秒(15・30・45・60秒から選択)が別のクリップとして保存されます。詳しい使い方はロブロックスでクリップを保存する方法にあります。DORはRobloxでキルや名場面を自動で選んでクリップにすることはないため、残したい場面はF8で保存するか、ライブラリで必要な区間をカットして16:9・9:16・1:1で書き出し、dor.ggリンクで共有します。複数のクリップをつなげたり、テキスト・BGM・エフェクトテンプレートを入れたりする作業は、ブラウザで使うDORスタジオでできます。DORはWindows PCでのみ録画するため、スマホ・タブレット・Mac・ゲーム機のロブロックスは録画の対象外です。スマホで録画する方法はスマホでロブロックスの動画を撮る方法を参考にしてください。


