VALORANTのフルパやLoLのデュオ仲間が増えてくると、LINEのグループだけでは募集、連絡、クリップ共有が混ざってすぐに流れてしまいます。そこでDiscordにゲーム用のサーバーを作ると、用途ごとにチャンネルを分け、ロールで見える範囲を決め、ボイスチャンネルにすぐ集まれるようになります。
この記事では、Discordサーバーの作り方をゲーム用に絞って、作成画面からチャンネル構成、ロール設定のおすすめ、オンボーディングによるロールの自動付与、Botの入れ方、そのまま貼れるサーバールール例までまとめて解説します。メニュー名はDiscord公式ヘルプセンターの日本語表記とデスクトップアプリに合わせています。
目指すのは、入ってきた人が数秒で「どこで募集して、どこで雑談すればいいか」がわかるサーバーです。見た目を作り込むのは、その土台ができてからで十分です。
結論:身内サーバーで小さく始めて、人が増えたらコミュニティを有効に
最初に決めるのはサーバーの規模です。知り合い10人前後なら、作成時に「自分と友達のため」を選び、お知らせ、募集、ハイライト、ボイスチャンネルくらいで十分です。知らない人も参加するVALORANTやLoLのコミュニティにしたいなら「クラブやコミュニティのため」を選び、サーバー設定からコミュニティを有効にしましょう。
コミュニティサーバーになると、アナウンスチャンネル、フォーラムチャンネル、サーバーインサイト、ルールスクリーニング、コミュニティオンボーディングといった管理ツールが使えるようになり、オンボーディングならBotなしでロールを自動付与できます。
有効にするには、認証レベル(メール認証)、不適切なメディアコンテンツのフィルター、ルールチャンネル、コミュニティ更新用チャンネルをそろえる必要があります。Botは、ウェルカムメッセージ、リアクションロール、ログのように標準機能の外にある作業が出てきたときに1つずつ足すと管理しやすくなります。
自分で作る前に、活発なサーバーがどう運営されているかを見ておきたい場合はLoL Discordサーバーの見分け方で活動量と運営のチェックポイントを確認してみてください。
そのまま使えるDiscordサーバーのルール例
- お互いを尊重しましょう。名前、ランク、腕前、プレイスタイルをからかう発言はご遠慮ください。
- パーティー募集は#募集でお願いします。ゲーム、モード(デュオ・フルパ・カスタム)、ランク、開始時間を1行で書いてください。
- 宣伝や他サーバーの招待リンクは、運営に確認してから投稿してください。確認のないリンクは削除します。
- クリップは#ハイライトへどうぞ。ほかの人の声や顔が入る動画は、ご本人に確認してから投稿してください。
- ボイスチャンネルでは試合中の人に配慮しましょう。周りの音が大きいときはプッシュトゥトークをお使いください。
- ルールに合わない投稿を見かけたら、@運営 ロールをメンションしてお知らせください。ルールの変更は#お知らせで先にご案内します。
ゲーム用Discordサーバーのチャンネル構成表
| チャンネル | 用途 | 設定のコツ |
|---|---|---|
| #お知らせ | サーバーの連絡、カスタム日程、イベント | @everyoneの「メッセージを送信」をオフにして運営だけが書けるようにします。コミュニティサーバーならアナウンスチャンネルに変えて、他のサーバーからフォローしてもらえます。 |
| #ルール | サーバールールと参加案内 | コミュニティを有効にするときにルールチャンネルとして指定します。上のルール例をそのまま貼っても大丈夫です。 |
| #ロール選択 | メインのゲーム、ポジション、ランク | コミュニティサーバーならオンボーディングの質問がこのチャンネルの代わりになります。身内サーバーならリアクションロールBotを置く場所です。 |
| #募集 | LoLのデュオ、フレックス、VALORANTのフルパ募集 | 低速モードを設定すると同じ募集の連投が減ります。コミュニティサーバーならフォーラムチャンネルにして、募集ごとに投稿を分けましょう。 |
| #ハイライト | キル、クラッチ、面白い場面の共有 | 動画ファイルではなくリンクで貼ってもらうと、アップロード容量の上限をあまり気にせずに済みます。やり方はDiscordで容量を超えるクリップを送る方法にまとめています。 |
| #カスタム | LoL・VALORANTのカスタムマッチのチーム分けと結果 | カスタム参加ロールだけが見えるプライベートチャンネルにして、結果はスレッドでまとめます。 |
| ボイス:ロビー、デュオ、フルパ | プレイしながら会話 | 人数ごとに部屋を分けておくと、どこに入ればいいかすぐわかります。試合のメモやリンクはボイスチャンネル内のテキストチャットに書くと、雑談チャンネルが散らかりません。 |
| #運営 | 運営の相談、AutoModの通知 | プライベートにして、コミュニティ更新用チャンネルとAutoModの通知先に指定します。 |
Discordゲームサーバーの作り方6ステップ
- 1サーバーを作成する左側のサーバー一覧の一番下にある「サーバーを追加」(+)を押し、「自分で作成」かテンプレートを選びます。自分で作成する場合は「自分と友達のため」か「クラブやコミュニティのため」を選び、名前とアイコン(128x128以上)を決めて「作成」を押せば完了です。スマホアプリでもサーバー一覧の+ボタンから作れます。ほかのサーバーの構成をそのまま使いたいときは、そのサーバーの管理者にサーバーテンプレートのリンクをもらいましょう。カテゴリー、チャンネル、ロール、権限がコピーされ、フォーラム・アナウンス・ステージのようなコミュニティ専用チャンネルは含まれません。
- 2カテゴリーとチャンネルを並べる上の表のように「情報(お知らせ・ルール)」「ゲーム(募集・ハイライト・カスタム)」「ボイス」「運営」の4カテゴリーにまとめます。同じ権限のチャンネルは、右クリックの「チャンネルを複製」を使うと権限設定ごとコピーできます。見た目は、チャンネル名の頭に絵文字を付けて、カテゴリーの順番をドラッグで整える程度で十分です。
- 3ロールを作って権限を分けるサーバー設定 > ロールからロールを作ります。ゲームサーバーなら運営、メンバー、LoL、VALORANT、カスタム参加の5つから始めるのがおすすめです。ロールには上下の階層があり、自分の一番上のロールより下にあるロールしか管理できません。名前の色も一番上のロールの色で表示されます。すべての権限を持ちチャンネルの制限も無視できる「管理者」は、オーナー以外では1〜2人までにしましょう。特定のロールだけが見えるチャンネルは、チャンネルの編集 > 権限で「プライベートチャンネル」をオンにしてロールを追加します。
- 4コミュニティを有効にしてオンボーディングでロールを自動付与するサーバー設定の「コミュニティを有効にする」から始めると、認証レベル、メディアのフィルター、ルールチャンネル、コミュニティ更新用チャンネルを順に設定します。有効にしたら、サーバー設定 > オンボーディングでデフォルトチャンネルを選び、「よく遊ぶゲームは?」「メインのポジションは?」のようなカスタマイズ質問を作って、回答ごとにロールとチャンネルを割り当てます。デフォルトチャンネルは7つ以上必要で、そのうち5つ以上は@everyoneが閲覧とメッセージ送信をできるようにしておく必要があります。オンボーディングの設定はデスクトップでのみ行えます。
- 5安全設定で認証をかけるサーバー設定 > 安全設定で認証レベルを選びます。「低」はメール認証、「高」はサーバー参加から10分経過、「最高」は電話番号の認証まで求めます。同じ画面でルールスクリーニングとAutoModをオンにすると、自分で登録した暴言やキーワード、過剰なメンションを投稿前にブロックし、運営チャンネルに通知できます。AutoModの既定の単語リストは英語向けなので、日本語の暴言はカスタムキーワードに登録しておきましょう。レイドプロテクションの通知もオンにしておくと、不審な参加が集中したときに知らせてくれます。
- 6必要なBotだけ追加するBotを追加できるのは、サーバーのオーナーか「サーバー管理」権限を持つ人だけです。アプリディレクトリやBot公式サイトの追加ボタンを押すと、追加先のサーバーと与える権限を聞かれます。はっきりした理由なく「管理者」を求めるBotは、本当に必要か見直しましょう。ゲームサーバーでよく使われるのは、ウェルカムメッセージ、リアクションロール(絵文字を押すとロール付与)、ログ、イベント通知です。日本語に対応しているかはBotの紹介ページで確認してください。DMで無料の特典を配ると言ってサーバーへの追加を求めるBotは、Discord公式の案内では詐欺とされています。
#ハイライトチャンネルの運用:DORのクリップリンクで盛り上げる
サーバーが活発かどうかは、#ハイライトに新しい動画が上がり続けるかで見えてきます。メンバーが無料のWindowsアプリDORを起動しておけば、対応ゲームを自動で検知して試合をまるごと録画し、録画はアプリの「マイクリップ」にまとまります。
リーグ・オブ・レジェンドではキル、マルチキル、オブジェクト、VALORANTではキルが自動でハイライトクリップになり、エースとクラッチのタグも付きます。アプリで16:9、9:16、1:1に切り出してdor.ggリンクで共有すれば、Discordに貼るだけで仲間がスマホのブラウザでもすぐ再生できます。
Discord標準のクリップ機能と比べたい場合はDiscordクリップ機能とはを参考にしてください。LoLやVALORANTのデュオやフルパで同じ試合を遊んだなら、パーティークリップで全員の視点をひとつのハイライトにまとめて、#ハイライトにピン留めしておくのもおすすめです。
複数の試合からサーバーの紹介動画を作るなら、DORスタジオ(dor.gg/studio)で動画の結合、シェイクズームやパンチズームなどのエフェクトテンプレート、テキスト、BGMを入れてmp4で書き出せます。
DORにDiscordを連携すると、DORを使っているDiscordの友達を見つけられ、おすすめの友達やフォロー一覧にはDiscordで一緒に参加しているサーバーが表示されます。
募集を予定として管理したいときは、DORギルドの予定で時間、募集人数(2〜20人または無制限)、ゲームモードを決めて募集でき、VALORANTならパーティーコードも一緒に載せられます。



