LoL のショート動画は、1 試合から場面を 1 つ選んで 9:16 の縦に切り抜き、切り抜きで消えた画面の情報をテキストで補う作業です。LoL ではこの補う作業が特に多くなります。ミニマップ、スコアボード、チャットが画面の四隅に散らばっているため、縦に切るとガンクや合流の流れがまるごと消え、逆にマルチキルを告げるアナウンスが、何が起きたかを伝えるいちばん分かりやすい合図になります。また、リプレイなら自分のチャンピオンにカメラを固定して撮り直せますが、リプレイはパッチが変わると期限切れになります。この記事ではこの 3 点を軸に、場面選び、前後のカット、9:16 の画面整理、テキストと音楽、投稿の順に説明します。素材になりやすいのはマルチキル(ダブルキル〜ペンタキル)、ソロキル、バロンスティール、集団戦、面白いミス、逆転で、タイプ別の長さの目安と 9:16 での扱いは下の表にまとめました。録画そのものは LoL 録画のやり方、ペンタキルを確実に保存する方法は LoL のペンタキルクリップを保存する方法 で扱っているので、ここでは保存済みの場面をショート動画に仕上げる手順だけを扱います。
結論:素材は録画から、カメラが外れた場面だけリプレイで
まず、場面をどこから取るかを決めます。基本は試合の録画です。mp4 ファイルなのでパッチが変わってもそのまま再生でき、自分がプレイしていた画面そのままなのですぐにカットできます。リプレイでは数字キー 1〜5 か Q・W・E・R・T を 2 回押すとそのチャンピオンにカメラを固定できるので、プレイ中のカメラが別の場所を映していた戦闘や、遠くからアルティメットでバロンを奪った場面のように、9:16 の中央に収めにくい場面を撮り直すときに使います。ただし Riot 公式のリプレイ FAQ によると、リプレイは 1 パッチの間だけ有効でパッチを更新すると期限切れになり、クライアントで入手できるのは直近 20 試合だけです。まとめると、録画がある場面は録画を使い、録画がない場面やカメラが外れた場面だけを次のパッチまでにリプレイで処理します。横長の映像を縦に切り抜く一般的な考え方は ゲームの縦型(9:16)動画の作り方、リプレイのダウンロードと再生は LoL のリプレイの見方 にまとめています。
LoL ショート動画を作る手順:場面選びから編集・投稿まで
- 1ショート動画になる場面を 1 つ選ぶショート動画 1 本には場面を 1 つだけ使います。選ぶ基準は、結果を一文で言えるかどうかです。「レベル 2 ソロキル」「壁越しのバロンスティール」「1 対 3 の逆転集団戦」「フラッシュで壁に突っ込んだ」のように言えれば、ショート動画になります。反対に、レーン戦でじわじわ有利を作った場面や、マクロで勝った試合は説明が長くなり縦の短い動画には合わないので、長尺動画の素材に回します。
- 2録画かリプレイから場面を探す録画なら、キルが起きた時点を探してその前後数秒だけを確認すれば十分です。リプレイを使う場合は、クライアントの試合終了画面の右上にあるダウンロードボタンか、マッチ履歴からリプレイを入手して再生します。Riot のリプレイ FAQ によると、同じチャンピオンのキーを 2 回押すとカメラがそのチャンピオンに固定され、マウスの中ボタンを押したまま画面を動かすとカメラがなめらかに動きます。リプレイ内では Ctrl + V でハイライト録画の開始と停止ができるので、必要な区間だけを短く分けて撮っておきます。
- 3前後をカットして最初の 1〜2 秒を作る開始点は戦闘が始まる 2〜3 秒前、終了点は最後のキルやオブジェクト獲得の 1 秒後に置きます。ペンタキルのように流れが長い場面は最初のキルの直前から始め、リコールやショップの場面はすべて削ります。最初の 1〜2 秒で何が来るのかが分かる必要があるので、冒頭が静かな場合は、結果を先に知らせるテキスト(例:「このあとペンタキル」)を同じ区間に載せる準備をしておきます。結果のあとのリアクションが面白ければ、その 1〜2 秒は残して構いません。
- 49:16 に切り抜き、ミニマップ・スキルバー・キル通知を整理する1920×1080 の横画面で高さをそのままにして中央を 9:16 に切ると、残る横幅は約 608 ピクセルで、画面全体の約 3 分の 1 です。この切り方では、右下のミニマップ、右上のスコアボードと時間、画面右側に並ぶキルログ、左下のチャットが消え、画面下中央のスキル・アイテムバーは一部だけが残ります。ミニマップがないとガンクや合流の状況が見えないので、「ボット 3 人ダイブ」のようなテキスト 1 行で補います。画面上部中央に出るアナウンスの文字は縦画面にも残りますが、スマホでは小さく見えるため、結果は大きなテキストでもう一度見せます。1080×1920 で書き出すとこの範囲は約 1.8 倍に拡大されるので、元の映像は 1080p 以上で録画しておくと有利です。同じ元映像を 1:1 で切ると横幅 1080 ピクセル(約 56%)が残るので、自分のチャンピオンが画面の端にいた場面や範囲の広い集団戦は 1:1 を選ぶか、リプレイでカメラを固定して撮り直します。
- 5テキストと音楽を載せるテキストは画面上部に 1〜2 行で、チャンピオン、状況、結果を書きます。YouTube ショート、Instagram リール、TikTok では画面の下と右にタイトルやボタンが重なるので、大事な文字はそこに置きません。LoL のショート動画ではペンタキルを告げるアナウンスやスキル音が場面を説明してくれるので、BGM はゲーム音より小さくし、最後のキルの瞬間はさらに下げても構いません。自分の声でゲーム実況を入れる場合も、アナウンスと重ならないようにすると決めの瞬間が聞き取りやすくなります。Content ID の申し立てが付いたショートの扱いは長さによって異なり、YouTube ヘルプによると 1 分を超えるショートの基準は 2026年9月24日に変わりました。1 分を超える動画には使用が認められた音源だけを使い、投稿前にヘルプで現在の条件を確認します。
- 6Riot の「Legal Jibber Jabber ポリシー」で最終確認する投稿前に、Riot Games の「Legal Jibber Jabber ポリシー」に照らして 3 つを確認します。1 つ目に、既存のコンテンツをそのまま使ったり軽い解説を付けただけにしたりせず、独自の貢献をするよう求めているので、ショート動画は自分のプレイで作ります。2 つ目に、書面のライセンスがなければプロジェクトのどこにも Riot のロゴや商標を使えないので、冒頭の画面やサムネイルに LoL のロゴを載せません。3 つ目に、ポリシーが定める告知文を目立つように入れる必要があります。告知文は、プロジェクト名、このポリシーのもとで Riot Games が所有する素材を使って作ったという一文、Riot Games がこのプロジェクトを承認・後援していないという一文でできているので、ポリシーのページからそのままコピーして概要欄に貼ります。広告収益について認められている範囲は、下の FAQ にまとめました。
- 7縦・3 分以内で投稿し、分類を確認するYouTube ヘルプによると、2024年10月15日以降にアップロードされた動画のうち、正方形または縦向きで 3 分以内のものはショートに分類されます。9:16 の mp4 をアップロードし、タイトルの先頭にチャンピオン名と状況を置きます(例:「アーリ 1 対 4 ペンタキル」)。同じファイルを TikTok や Instagram リールにも投稿できますが、長さの上限や収益化の条件はプラットフォームごとに違うので、それぞれの公式ヘルプで現在の条件を確認してください。
LoL の場面タイプ別:長さの目安と 9:16 での扱い
| 場面タイプ | 切る区間と長さ(目安) | 9:16 で気をつけること |
|---|---|---|
| マルチキル(ダブルキル〜ペンタキル) | 最初のキルの 2〜3 秒前から最後のキル通知の 1 秒後まで、15〜40 秒 | キルの間の移動が長ければ途中を削り、右側のキルログは切れるので、「1 対 4 ペンタキル」のような結果を最初の画面の上部に出します |
| ソロキル | トレードの直前からキルの 1 秒後まで、10〜25 秒 | 両チャンピオンの体力バーが一緒に見えるようにし、レベルやアイテムの差といった文脈はテキストで伝えます |
| バロンスティール | スマイトやアルティメットの 1〜3 秒前からバロン撃破の通知まで、5〜20 秒 | 遠くからアルティメットで奪った場合は元の画面にもバロンが映っていないので、リプレイでバロンの巣を別に撮り、「スキル発動 → バロン撃破」の 2 カットでつなぎます |
| 集団戦 | 仕掛ける直前から集団戦が終わるまで、20〜45 秒 | 範囲が広く 9:16(横幅約 608 ピクセル)では切れやすいので、1:1(横幅 1080 ピクセル)にするか、自分のチャンピオン中心の区間だけを残します |
| 面白いミス | ミスの 2 秒前から結果やリアクションまで、5〜15 秒 | 短く終えて見返したくなるようにし、何が面白いのかをテキスト 1 行で示します |
| 逆転・ネクサス破壊 | 最後の集団戦からネクサスが壊れるまで、15〜30 秒 | スコアボードは切れるので「キルスコア 8 対 21」のような差はテキストで示し、ネクサスが壊れる瞬間は画面中央に置きます |
LoL ショート動画を投稿する前のチェック
- ショート動画 1 本に場面は 1 つだけで、結果を一文で言えます。
- 最初の 1〜2 秒で、これから何を見るのかがテキストか画面で分かります。
- 9:16 の画面の中で、自分のチャンピオンが最初から最後まで見えています。
- 切り抜きで消えたミニマップやスコアボードの情報が必要な場面は、テキストで補いました。
- BGM がアナウンスやスキル音をかき消しておらず、1 分を超える動画には使用が認められた音源だけを使いました。
- Riot のロゴを使っておらず、概要欄にポリシーの告知文を入れました。
- 投稿前に、縦向きで 3 分以内であることを確認しました。
DOR で LoL ショート動画の素材を集めて 9:16 にする方法
DOR は無料の Windows デスクトップアプリで、リーグ・オブ・レジェンド を起動すると自動で検出し、1 試合まるごとを mp4 で録画します。LoL は自動ハイライトクリップに対応する 7 つのゲームの 1 つなので、キル、ダブルキルからペンタキルまでのマルチキル、アシスト、デス、バロンやドラゴンなどのオブジェクト、タワー、試合終了の場面がそれぞれクリップに整理され、試合ごとにその試合を代表するクリップである POTG が 1 つ選ばれます。手順 1 では POTG とマルチキルのクリップから見て、バロンスティールの候補はオブジェクトのクリップ、面白いミスはデスのクリップから探し、自動クリップにない場面は試合中にショートカットキーで自分でクリップを保存しておきます。次に、アプリのライブラリにある区間カットで開始と終了を指定し、出力比率に 9:16 を選べば縦動画になります。広い集団戦は同じ区間カットで 1:1 を選べば、テキストもそのまま入れられます。完了後に dor.gg のリンクで共有すると、切り抜いた画面がスマホのブラウザでどう見えるかをすぐに確認できます。ライブラリのテキストは 1:1 でしか使えないので、9:16 のショート動画に結果の一文と BGM を載せるには、インストール不要のブラウザエディター DOR スタジオ(dor.gg/studio)にクリップをアップロードします。スタジオでは、長さと編集点の調整、複数クリップの結合(遠くからのバロンスティールを 2 カットでつなぐ場合など)、9:16 の比率、パンチズームやシェイクズームなどのエフェクトテンプレート、フォントを選べるテキスト、BGM、音量の調整を行い、mp4 でダウンロードして YouTube ショートや TikTok に投稿します。スタジオにアップロードする動画は 3 秒以上・500MB 以下である必要があり、プロジェクトごとに動画の数に上限があります。NVIDIA のグラフィックスカードなら NVENC のハードウェアエンコードが標準で、ゲーム音とマイクが一緒に録音されます。


