PCのゲーム音だけを録音する方法の一つは、OBS Studioで音声ソースだけを選び、映像エンコーダを無効にして保存することです。すでに動画で録画してあるなら、編集アプリで音だけを抽出します。条件は2つで、録る音をPC全体にするかゲーム1本にするかを決めること、そしてマイクが一緒に入らないか確認することです。この記事は2026年10月6日確認時点のWindows 11が対象で、音がまったく入らない場合は先にOBSでデスクトップ音声が録音されないときの対処をご覧ください。
結論:ゲーム1本かPC全体か
ゲーム1本の音だけがほしいなら「アプリケーション音声キャプチャ (ベータ版)」、PCから出る音をまとめて録ってよいなら「デスクトップ音声」か「音声出力キャプチャ」を使います。音声中心のファイルで残したいときは、OBSのカスタム出力 (FFmpeg)で映像エンコーダを「エンコーダを無効にする」に変える選択肢があります。Xbox Game Barの結果は動画ファイルなので、もう一手間必要です。無音で保存されたときは、録画に音が入らないときの対処でデバイスと音量から確認してください。
音だけを録音する手順
- 1録る音の範囲を決める — 「ゲーム音だけ」には2通りの意味があります。PCのスピーカーから出る音をまるごと録るのか、特定のゲームのウィンドウの音だけを録るのかです。全体を録ると通話アプリの声や音楽アプリの音も入るので、ゲーム1本だけがほしいときはアプリ単位のソースが安心です。
- 2Windowsの出力デバイスとアプリの音量を確認する — 「スタート > 設定 > システム > サウンド」(Start > Settings > System > Sound)を開き、音量ミキサー(Volume mixer)を表示します。公式ドキュメントでは、アプリの項目でアプリごとの音量と出力デバイスを確認できるとされているので、ゲームが録りたいデバイスに音を出しているか確かめます。
- 3OBSで音のソースを決める — OBSの「設定 → 音声」でデスクトップ音声のデバイスを確認します。OBSは初期状態でデスクトップ音声とマイクを一緒に取り込むため、「マイク音声」は「無効」にします。ゲーム1本だけなら、ソースの+ボタンから「アプリケーション音声キャプチャ (ベータ版)」を追加してゲームのウィンドウを選び、公式ガイドのとおりグローバルの「デスクトップ音声」は無効にしてエコーを避けます。
- 4映像なしで保存する出力に変える — 「設定 → 出力」で出力モードを「詳細」にし、「録画」タブの種別で「カスタム出力 (FFmpeg)」を選びます。FFmpeg出力の種類は「ファイルに出力」のまま、「ファイルパス または URL」に保存先とファイル名を入れ、コンテナフォーマットで音声向けの形式を選びます。続けて「映像エンコーダ」を「エンコーダを無効にする」に変え、音声エンコーダを指定します。
- 510秒のテスト録音で確認する — 「録画開始」を押してゲームの音を10秒ほど流し、「録画終了」を押します。音声ミキサーのメーターが動いたかを見て、保存したファイルを再生し、ゲームの音だけが入っているか、ほかのアプリやマイクの音が混ざっていないかを耳で確かめます。
- 6すでにある動画から音だけを取り出す — 動画がすでにあるなら、CapCutデスクトップ版に読み込み、タイムラインの動画トラックを右クリックして「Extract Audio」を選びます。右上の「Export」で「Export Audio」を選べば書き出せます。英語の名称はCapCut公式案内の表記です。Xbox Game Barで録画した場合は、MP4が「ビデオ」フォルダー内のCapturesフォルダーに保存されます。
方法ごとの録れる音と確認ポイント
| 方法 | 録れる音 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| OBSのデスクトップ音声/音声出力キャプチャ | 選んだ出力デバイスから出るPCの音すべて(ゲーム、通話、音楽を含む) | OBSは初期状態でマイクも取り込むので、マイク音声の設定を確認します。 |
| OBSのアプリケーション音声キャプチャ (ベータ版) | 一覧から選んだアプリのウィンドウの音 | Windows 10 バージョン2004以降またはWindows 11と、OBS Studio 28以降が必要です。非対応のアプリがあり、公式ガイドはVALORANTとCall of Dutyのゲーム内ボイスチャットを例に、アプリケーション音声キャプチャで拾えない音には別の手順が必要だと説明しています。 |
| OBSのカスタム出力 (FFmpeg)+エンコーダを無効にする | 映像なしで音声中心に保存したファイル | 保護機能なしで提供されるという警告が出るため、テスト録音が必須です。 |
| Xbox Game Bar(Windowsキー+Alt+R) | 「キャプチャ中」(Capturing)の設定で選んだ音を含むMP4動画 | 音だけのファイルではないので、後から音声を抽出する手順が要ります。 |
| CapCut デスクトップ版のExtract Audio | すでに録画した動画の中の音 | 元の動画が必要で、ExportでExport Audioを選びます。 |
録音前のチェックリスト
- 「マイク音声」が無効になっているか確認します。OBSは初期状態でマイクも取り込みます。
- グローバルの「デスクトップ音声」とアプリ単位のソースを同時に有効にしません。同じ音が重なってエコーになることがあります。
- カスタム出力 (FFmpeg)は保護機能なしで提供されるという警告がOBSに出るので、録音が終わったら種別を「標準」に戻し、普段の動画録画の設定を守ります。
- Xbox Game BarはWindowsキー+Alt+Rで録画し、音の範囲は設定の「キャプチャ中」(Capturing)で「すべて、ゲーム、有効なマイク、アプリ、システム」から選びます。
- アプリケーション音声キャプチャは、アプリの音声の出力方法によっては非対応になることがあり、公式ガイドはVALORANTとCall of Dutyのゲーム内ボイスチャットを例に別の手順を説明しています。必要な音が録れない場合は先に10秒のテスト録音をし、何も録れなければデスクトップ音声に切り替えます。
- ゲームの音楽やセリフは著作物なので、共有やアップロードの前にそのゲームの利用規約を確認します。
画面と一緒に残したいとき
ゲーム音が入ったプレイ映像がほしいだけなら、録画の段階はDORに任せられます。対応ゲームが始まると自動で検出してフルマッチをmp4で保存し、NVIDIAのグラフィックスカードを使うPCではNVENCハードウェアエンコードで処理します。VALORANT(PC版)はフルマッチの自動録画に加えて、キルとラウンドの自動ハイライトクリップに対応しているので、試合後はアプリのライブラリで区間をトリミングして必要な場面だけを残せます。ゲーム音と自分の声を同時に残す流れはゲーム音とマイクを一緒に録音する方法で続きを読めます。ブラウザのエディターDOR Studioでは、動画にBGMを入れて音量を調整し、mp4でダウンロードできます。
公式情報(2026年10月6日確認)
OBS Studioの公式ガイドApplication Audio Capture Guide、MicrosoftサポートのUse a screen reader to record your screen with Xbox Game Bar(スクリーン リーダー利用を前提にした案内ページ)、CapCut公式のExtract audio from videoで確認しました。OBSのメニュー名はOBS Studio日本語表記に基づいており、バージョンによって異なる場合があります。


