RiotはVALORANTのティア別人口分布を定期的に公開していません。2026年9月14日確認時点で、Riot公式チャンネルに分布グラフが載ったのは2021年8月27日の開発者記事「Ask VALORANT」が最後で、それもエピソード3 Act 1の実測分布とAct 2の目標分布を画像2枚で示しただけで、ティア別の%表はなくレディアントも除外されていました。同じ記事でRiot自身が「このデータは多くの外部サイトが追跡している」と書いており、その後サポートセンターにもパッチノートにもティア別比率の表は載っていません。つまり「シルバーは上位何%」という数字を検索で見かけたら、それはRiotではなくトラッカーサイトが自分の標本で計算した推定値です。この記事では確認できない数字を書き写す代わりに、公式ドキュメントで確定できること — アイアンからレディアントまでのランク順、RRの昇格・降格ルール、地域別のイモータル・レディアントしきい値、Act配置戦の仕組み — と、推定値を読むときに確認すべき条件を整理します。ランクが停滞している理由を知りたいなら、分布表よりRiotのリプレイシステムで負けたラウンドを見返すほうがはるかに早い診断になります。
結論:Riot公式の分布は存在しない — 信じてよいものと推定値として扱うもの
2026年9月14日時点で公式と呼べるのは3つだけです。1つ目はランク順とRRルールで、アイアン・ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・ダイヤモンド・アセンダント・イモータル・レディアントの順、レディアント以外の各ランクは1〜3のティアに分かれます。2つ目はレディアントの条件で、地域のRRしきい値到達と地域上位500名以内を同時に満たす必要があるため、「レディアントは上位何%」はそもそも地域別の総プレイヤー数が公開されておらず、割合に換算できません。3つ目は配置戦の仕組みで、Act 1とAct 4の開始時は5試合、Act 2・3・5・6は1試合です。現在のActはパッチ13.04(2026年8月18日)で始まったV26 Act 5で、Act 6が開くと下の値の一部は変わる可能性があります。方向性だけが公開されているものもあります。2021年1月のエピソード2 Act 1の告知は「アイアンの人数を大幅に減らし、ブロンズ〜プラチナの比率を増やし、ダイヤモンド・イモータルはほぼそのまま」と述べましたが数値はなく、2026年6月のパッチ13.00は「勝ち続けているのに停滞していると感じにくいようRR計算を調整する」とだけ説明しています。したがってティア別の割合は参考程度にとどめ、実際にランクを動かすルール — RRバッファ、ランクシールド、配置戦1試合でも下がりうること — を下の表で確認してください。フレンドとパーティーを組んでもランク差でキューが回らない場合は、まず表のパーティー行で制限を確認し、その条件に合うメンバー集めはVALORANTの5人パーティー募集を続けて読んでください。
VALORANTのランク順とRRルール(2026年9月14日確認)
| ランク(公式表記) | ティア・RR | 昇格・降格ルール |
|---|---|---|
| アイアン(Iron) | ティア1〜3、各ティア0〜100 RR | 配置後は該当ランクの50 RRから開始。100 RR到達で昇格、昇格直後は最低10 RRのバッファ。0 RRでさらに負けると降格 |
| ブロンズ(Bronze) | ティア1〜3、各ティア0〜100 RR | ブロンズ1に入るとランクシールド2枚。0 RRでの敗北時にシールド1枚を消費してアイアンへの降格を防ぐ(ブロンズ2→1の下落は対象外、ドッジ・リメイクでは消費しない) |
| シルバー(Silver) | ティア1〜3、各ティア0〜100 RR | アイアン〜アセンダント共通ルール。降格後は下のティアで最低70 RRから開始 |
| ゴールド(Gold) | ティア1〜3、各ティア0〜100 RR | 隠しMMRがランクより大きく高いと、ゴールド1→ゴールド3のような二段階昇格が起こりうる |
| プラチナ(Platinum) | ティア1〜3、各ティア0〜100 RR | RR増減は勝敗が最大要因。ラウンド差(13-2の勝利>13-9の勝利)とダメージ・アシストなど個人成績が少し加味される |
| ダイヤモンド(Diamond) | ティア1〜3、各ティア0〜100 RR | MMRがランクより高いと勝利時に多く得て敗北時に少なく失い、ランクがMMR側に収束する。逆なら逆 |
| アセンダント(Ascendant) | ティア1〜3、各ティア0〜100 RR | 一度でも到達するとコンペティティブのキューにRiot MobileのMFA認証が必須(全地域で適用済み)。初回配置の上限はアセンダント帯 |
| イモータル(Immortal) | ティア1〜3。イモータル1は10 RRから始まり上限なく累積 | イモータル2・3への昇格は地域別RRしきい値 — KR/LATAM 90/150、NA 90/200、EU 100/200、APC 80/200、BR 100/230。しきい値を下回ると降格。ランク減衰なし(リーダーボード順位のみ下がる) |
| レディアント(Radiant) | ティアなし、地域上位500名 | 地域RRしきい値(KR/LATAM 200、NA 450、EU 500、APC 400、BR 340)到達と上位500名以内を同時に満たす。順位維持には7日ごとにコンペティティブ1試合が必要 |
| パーティーのランク差(2〜3人) | アイアン・ブロンズ→最高シルバー、シルバー→ゴールド、ゴールド→プラチナ、プラチナ以上→ちょうど1ランク上まで | 4人パーティーは不可。5人パーティーはランク制限なしだが構成により RRが25%・75%・90%減少し、5人パーティー同士でのみマッチング。イモータル1以上はソロ・デュオ・5人のみ |
トラッカーの分布推定値を見るときの確認条件
- 出典がRiotの公式ドキュメント・パッチノートでなければ「推定値」として読んだ
- 標本がそのサイトで検索・閲覧されたアカウントなのか、全プレイヤーなのかが明記されているか確認した
- スナップショットの時点がどのAct・パッチかが書かれているか確認した(現在はV26 Act 5)
- レディアントを「地域上位500名」として別扱いしているか、割合に混ぜているかを見た
- 地域(KR・NA・EU・APC・BR・LATAM)を区別せず合算した値かどうか確認した
- 現在のランクとActランク(Act内で勝利した最高ランク)のどちらを数えたのかを区別した
- 自分のランクは推定値ではなくクライアントのCareerタブで直接確認した
Actリセットと配置戦に備える手順
- 1今が何番目のActかをパッチノートで確認します — 1年は6つのActで構成され、配置戦の試合数はActによって異なります。Act 1(シーズン開始)とAct 4(ミッドシーズン)は5試合、Act 2・3・5・6は1試合です。2026年9月14日確認時点ではパッチ13.04で始まったV26 Act 5が進行中で、次のパッチ13.06は9月22日予定です。Act 6や2027シーズンの開始日はまだパッチノートにないため、playvalorant.comのパッチノートで新Actの記述を直接確認してください。
- 2コンペティティブの解放条件とMFAを先に整えます — エピソード4 Act 1以降、コンペティティブはアカウントレベル20以上で解放されます(それ以前に1試合でもコンペティティブをプレイしたアカウントは例外)。一度でもアセンダント以上に到達したアカウントと共有が疑われるアカウントは、キューに入る前にRiot Mobileアプリでの認証が必須で、一般の認証アプリは使えません。認証が必要な場合はStartボタンの代わりに「Verify Account」が表示されます。地域別の適用はBR・KR・LATAM・NAが2025年10月28日、EUが2026年1月21日、APACが2026年2月18日に完了しています。
- 3配置前に自分の位置をCareerタブで確認しておきます — 現在のランクとRR、Actランクのバッジはクライアントの Careerタブとプレイヤーカードで確認できます。Actランクはそのアクトで勝利した最高ランクとして記録される別の値なので、現在のランクと異なることがあります。どこかのランクのティア1にいるなら、ランクシールドが残っているかも確認しましょう。Actが変わってもランクが自動で下がることはありませんが、配置戦1試合の結果次第で下がることはあります。
- 4RRの収束を理解したうえで配置戦をプレイします — RRは勝敗の影響が最も大きく、13-2の勝利は13-9の勝利より多く得られ、ダメージやアシストなど個人成績が少し加算されます(イモータル以上はほぼ反映されません)。隠しMMRがランクより高いと勝ちで多く得て負けで少なく失い、ランクがMMR側に収束します。確定チーターに負けた試合のRRは、制裁の24〜48時間後に次のコンペティティブ1試合を終えると同じAct内で返還され、すでに昇格していた場合は減額されます。
- 5Act内でまず9勝を積みます — Actランクのバッジと報酬の受け取り資格はそのActのコンペティティブ9勝から発生し、ボーダーは9・25・50・75・100勝で進化します。ミッドシーズンとシーズン終了時のガンバディは最高Actランク基準で配布されます。イモータル・レディアントはリーダーボード順位の維持に7日ごとに1試合が必要で、配置戦1試合のAct(公式記事の表記はAct 2・3)の開始時はRRが90%減るため、すべてのレディアントが一度イモータルに下がってから登り直す仕組みです。
ランク戦は残してこそ学べる
ティアを上げるのは分布表ではなく振り返りです。Riotのリプレイシステムはコンペティティブに対応していますが、開けるのは現在のライブパッチでプレイした試合だけで(2026年9月14日確認時点でクリップ・共有機能なし)、リプレイファイルは自分のクライアントでしか再生できないため、パッチが進むと前のActの配置戦は二度と見られません。DORは無料のWindowsデスクトップアプリで、VALORANTを自動検知してコンペティティブのフルマッチをそのまま録画し、キルなどのハイライトは自動でクリップに切り出してアプリ内ライブラリに残します。NVIDIA NVENCハードウェアエンコードが標準なので試合中の負荷を抑えられ、ゲーム音とマイクを同時に録音するのでどのラウンドでコールがずれたかも聞き返せます。インストール不要のブラウザクリップエディターで負けたラウンドだけを切り出し、dor.ggリンクでチームに送ればスマホのブラウザでそのまま再生されます。配置戦5試合を丸ごと残して0 RR付近で落としたラウンドを見直すほうが、割合を探すよりずっと具体的な改善リストになります。VALORANTの録画・クリップ記事はVALORANTハブに、キルクリップを残す具体的な手順はVALORANTのクリップの作り方に続きます。
出典と確認日
この記事のルールは2026年9月14日にRiot公式ドキュメントで確認した内容のみを掲載しています。ランク順、コンペティティブの解放条件、パーティーのランク差、5人パーティーのRRペナルティ、ランク減衰がないことはVALORANTコンペティティブモードFAQに、RRルール・ランクシールド・イモータルの地域別しきい値・Actランク報酬は同じサポートセンターのRR記事(2025年12月20日・2026年3月31日・2026年6月2日更新)にまとまっています。Riotが最後に分布グラフを公開したAsk VALORANT 2021年8月27日の記事には数値表がなくレディアントも除外されており、Riot自身が外部サイトがこのデータを追跡していると書いています。現在のAct(V26 Act 5)はパッチ13.04ノート、リプレイの制限は2025年9月のリプレイ開発者記事とパッチ12.10ノートに基づきます。playvalorant.comのウェブリーダーボードは確認時点で「一時的に利用不可」で、リーダーボードはクライアントでのみ閲覧できました。Actが変わるとしきい値や配置ルールが更新される可能性があるため、上のリンクで再確認してください。


