ゲーム録画1時間の容量は、ビットレート(Mbps)×3600÷8÷1000(十進GB)で計算でき、たとえば12Mbpsなら1時間あたり5.4GBです。この数値は算術による計算値で、実測のファイルサイズではありません。また、下の表のビットレートは録画の推奨値ではなく、YouTubeの公式な推奨アップロード値を例として使ったものです。この記事はPCでのゲーム録画を対象とし、OBS Studioの設定を例に挙げています。コンソールやモバイルの録画は対象外です。数値は2026年9月30日確認時点のものです。すでに保存容量が心もとない場合は、先にゲーム録画のファイルサイズを減らす方法を見てから、必要な空き容量をこの記事の計算で見積もってください。
例示ビットレート別・1時間あたりのGB計算表
| 解像度・フレームレート(注記がなければSDR) | 例示ビットレート | 計算値(GB/時間) |
|---|---|---|
| 720p・24–30fps | 5 Mbps (5000 kbps) | 2.25 GB |
| 720p・48–60fps | 7.5 Mbps (7500 kbps) | 3.375 GB (約 3.4) |
| 1080p・24–30fps | 8 Mbps (8000 kbps) | 3.6 GB |
| 1080p・48–60fps | 12 Mbps (12000 kbps) | 5.4 GB |
| 1080p・48–60fps・HDR | 15 Mbps (15000 kbps) | 6.75 GB |
| 1440p・24–30fps | 16 Mbps (16000 kbps) | 7.2 GB |
| 1440p・48–60fps | 24 Mbps (24000 kbps) | 10.8 GB |
| 2160p (4K)・24–30fps | 35–45 Mbps | 15.75–20.25 GB |
| 2160p (4K)・48–60fps | 53–68 Mbps | 23.85–30.6 GB |
結論:表は目安であり、実際のサイズはエンコード設定で決まります
表のGBは「そのビットレートが1時間ずっと一定で記録される」と仮定した計算値で、ゲーム録画ファイルの実サイズを保証するものではありません。OBS公式ドキュメント(2026年9月30日確認時点)では、詳細(Advanced)モードの録画のレート制御はエンコーダーごとにNVENCがConstant QP、x264がCRF、AMDがCQP、QuicksyncがICQとされ、いずれも品質値は16-23の範囲が案内され、数値が低いほど高品質でファイルサイズが大きくなると説明されています。これらは固定ビットレートではなく品質基準のため、シーンによって1秒あたりのビットレートが変わります。基本(Simple)モードの「Lossless」は1分あたり約7GBとされており、1時間では約420GB(約7GB×60の計算)になるため、長時間録画の見積もりでは別格として扱う必要があります。コンテナのオーバーヘッドが何%になるかはOBSの文書に数値がないため、この記事でも断定しません。ビットレートの選び方はゲーム録画のビットレートガイドで続けて解説しています。
1時間あたりの容量と空きディスクを計算する手順
- 1ビットレートの値と単位を確認する — OBSの設定 > 出力で映像ビットレートを確認します。ビットレートを直接入力する設定ではkbps単位なので、12000なら12Mbpsです。詳細モードでCQPやCRFなど品質基準の方式を使っている場合は固定のビットレート値がないので、最後の手順の試し録画で代えます。
- 2kbpsをMbpsに換算する — 1Mbpsは1000kbpsです。8000kbpsは8Mbps、12000kbpsは12Mbpsに直します。すでにMbpsで分かっている場合、この手順は飛ばして構いません。
- 3公式に当てはめて1時間あたりのGBを出す — ビットレート(Mbps)×3600÷8÷1000を計算します。3600は1時間の秒数、8はビットをバイトに直す数、1000はMBをGBに直す数です。12Mbpsなら12×3600÷8÷1000=5.4GBになります。
- 4音声の容量を足す — 表は映像ビットレートだけを基準にした値です。YouTubeがステレオ音声の推奨として案内する384kbps(0.384Mbps)を例にすると、1時間あたり約0.17GB(計算値0.1728)が加わります。YouTubeの文書では、音声ビットレートは映像の解像度と無関係とされています。
- 5録画時間を掛けて空き容量を見積もる — 1日または1週間に録画する時間を掛けます。1時間5.4GBなら3時間で16.2GB、空きが500GBなら約92時間分(500÷5.4)です。OSやほかのファイル用の余白も必要なので、計算値より余裕を持たせます。
- 6試し録画で実際の値を確認する — 品質基準のモードでは、よく遊ぶゲームを5分ほど録画してファイルサイズを確認し、12を掛けると1時間の推定値になります。シーンによってサイズが変わるので、戦闘の多い場面とロビーの場面が混ざるように録画すると実態に近づきます。
録画前の容量チェックリスト
- ビットレートの単位がkbpsかMbpsかを確認しました。
- 表が映像基準であることを理解し、音声の約0.17GB(384kbpsの例)を足しました。
- GBが十進基準(1GB=1000MB)で、エクスプローラーの表示と少し違うことがあると理解しています。
- 詳細モードで品質基準(CQP・CRF・ICQ・Constant QP)を使う場合、固定値ではないと理解して試し録画をしました。
- 録画フォルダーがあるドライブの空きが、計算値より十分あることを確認しました。
- YouTubeの表はアップロード推奨値であり、録画の推奨値としてそのまま当てはめていません。
計算も設定も自分でしたくないときに
容量の計算やエンコード設定を自分で詰めるのが負担なら、DORも選択肢のひとつです。DORは無料のWindowsデスクトップアプリで、対応ゲームを自動で検出し、試合全体をmp4として自動録画します。NVIDIAグラフィックスカードではNVENCによるハードウェアエンコードが標準で使われ、ゲーム音とマイクを同時に録音できます。1試合まるごと残して後から見返したい方に向いた方法です。ただしDORの録画ファイルが何GBになるかは公開された根拠がないため、この記事では数値を示しません。実際に1試合を録画してファイルサイズと長さを確認すれば、上の手順で1時間あたりに換算できます。長時間録画でのカクつきが心配なら長時間のゲーム録画をカクつかせない方法を、無料の録画ツール全般はゲームプレイを無料で録画する方法を参照してください。
確認した公式情報(2026年9月30日確認時点)
例示のビットレートはYouTubeの推奨アップロードエンコード設定、OBSの品質基準の方式はOBS Advanced Recording Settings Guide、基本モードのプリセットはOBS Recording Encoder Presets Guideで確認しました。いずれのページも内容が変わる可能性があるため、大事な計算の前には最新の値を公式ページで確認してください。


