LoL(リーグ・オブ・レジェンド)のクライアントや起動画面が黒くなる時、Riotの公式文書が最初に勧めているのはRiot Clientの再起動、アップデートの完了確認、PCの再起動で、起動時に画面が黒くなる症状ならその次がグラフィックカードのドライバー更新です。ただしクライアントの黒い画面だけを扱う専用の公式文書は見つからなかったため、この記事では原因を一つに決めつけず、公式文書が扱う症状ごとに確認の順番を整理します。LoLのFPSを上げる設定のような動作の重さの問題や、録画中に画面が黒くなる問題とは別で、ここではクライアントと起動画面の問題だけを扱います。内容は2026年9月30日確認時点、Windows PC前提です。
症状別の公式文書と最初の対処
| 症状 | 該当する公式文書 | 最初にやること |
|---|---|---|
| ゲーム起動時に画面が黒くなる | ゲームクラッシュのトラブルシューティング(PC)(Troubleshoot PC Game Crashes) | 公式の8ステップを順番に進め、特にグラフィックカードのドライバー更新を確認 |
| Riot Clientは開くがゲームが起動しない | Riot Client FAQ | Riot Clientを再起動、完全更新を確認、PCを再起動、Riot Clientから再度起動 |
| System ErrorやCritical Errorなどの起動エラー | Troubleshooting Game Launching Errors | AppDataのキャッシュ削除、クリーンブート、ファイアウォールの例外、ドライバー更新、再インストール |
| チャンピオン選択後にロード画面が始まらない | League of Legends Not Launching After Champion Selection | クリーンブート、セキュリティソフトの例外追加、ドライバー更新、修復 |
| ログイン後にクライアントが突然消える | Client disappears(サポートサイトに残る旧来の案内) | ショートカットを管理者として実行、Windowsの時刻同期、ファイアウォールの影響を確認 |
| 完全修復ツール自体が失敗する | Full Client Repair Failed | PC再起動後に再試行、有線接続、空きディスク容量8GB以上を確認 |
一言でまとめると、問い合わせの目安
結論は次のとおりです。公式文書が最初に勧めるのは、Riot Clientの再起動、Riot Clientが完全に更新されているかの確認、PCの再起動で、起動時に画面が黒くなるならグラフィックカードのドライバー更新へ進む流れです。2026年からRiotのすべてのPCゲームはRiot Clientを先に経由して起動するため、デスクトップのショートカットから起動してもRiot Clientのゲームページが先に開くのは正常です。一方、起動の失敗、空白の画面、何度も繰り返す起動試行は想定された動作ではなく、RiotはPlayer Supportへの問い合わせを勧めています。クライアントは開くのに遅延が問題なら、LoLのpingを下げる方法が合っています。
順番に進める対処手順
- 1Riot Clientの再起動、更新確認、PCの再起動 — Riot Clientを完全に終了してから開き直し、アップデートが最後まで適用されたか確認します。そのあとPCを再起動し、Riot Clientからゲームをもう一度起動します。再起動は一時的なプロセスを閉じてメモリを空け、ゲームにきれいな状態を渡す作業なので、公式文書でも前のほうに置かれています。ここで直るかを確かめてから次へ進むと、原因を絞り込みやすくなります。
- 2グラフィックカードのドライバーを更新 — WindowsキーとRを押してdxdiagと入力しEnterを押し、メインディスプレイのDisplayタブにあるDeviceでカード名とメーカーを確認します。その情報をもとに、AMD、NVIDIA、Intelそれぞれの自動検出ツールでドライバーを更新し、PCを再起動します。Riotの文書は、古いグラフィックドライバーがクラッシュ、フリーズ、黒い画面などの原因になりうると書いているので、黒い画面ならとくに注目したい手順です。
- 3Windowsの更新と必要動作環境の確認 — 保留中のWindows更新を適用して再起動します。公式8ステップの最初が必要動作環境の確認なので、Riotサポートサイトにあるリーグ・オブ・レジェンドの必要動作環境(最小・推奨)のページで、OSのバージョンとストレージ容量が自分のPCに合っているかを直接確認します。数値は更新されることがあるため、この記事には書き写さず、公式ページの原文を基準にする方法だけをご案内します。
- 4完全修復ツールでファイルを修復 — Riot Clientにログインし、右上のプロフィールアイコン > 設定 > ゲーム選択 > 修復ボタンの順に進んで案内に従います。欠けたり壊れたりしたファイルを自動で直すツールです。修復そのものが失敗する時は、PCを再起動して再試行し、できれば有線接続にして、空きディスク容量が8GB以上あるか、タスクマネージャーにLeagueのプロセスが残っていないか、別のWindowsユーザーアカウントでLeagueが動いていないかを確認します。それでも駄目な場合、公式文書はchkdskによるドライブ確認と、Windows Memory DiagnosticによるRAM確認を案内しています。
- 5クリーンブートで原因を切り分ける — WindowsキーとRでmsconfigを実行し、Servicesタブで「Hide all Microsoft services」に必ずチェックを入れてから「Disable All」を押します。一覧からvgcを探して再びチェックを入れ、ApplyとOKを押してPCを再起動します。この状態は他のプログラムが原因かを切り分けるためのテストで、ウイルス対策などのセキュリティソフトは残る場合があるため、次の手順が必要になることがあります。画面の表記は英語のまま記載しており、日本語版Windowsでは見え方が異なることがあります。
- 6セキュリティソフトの例外設定と互換モードの確認 — チャンピオン選択後にロードが始まらない症状の公式文書は、セキュリティソフトにLeagueClient.exe、LeagueClientUx.exe、LeagueClientUxRenderer.exe、League of Legends.exe、RiotClientServices.exe、vgc.exe、vgm.exeを例外として追加するよう案内しています。サードパーティ製のウイルス対策は原因確認のためだけに一時的に止め、ファイアウォールは、止める前にRiotの接続トラブル対処ガイドにある例外の追加方法を先に確認します。同じ文書には、ゲームのexeを右クリックしてPropertiesのCompatibilityで互換モードが有効なら解除する、という案内もあります。ログイン後にクライアントが消える症状の旧来の案内は、逆にショートカットのCompatibilityタブでRun as Administratorを有効にし、Windowsの時計でUpdate nowを使って時刻を合わせる方法を試すよう書いています。
- 7グラフィック設定を下げる、最後に再インストール — ゲーム画面が一瞬でも表示されるなら、Settingsの歯車アイコンからビデオ設定を最低まで下げ、少しずつ上げてちょうどいい位置を探します。NVIDIA Control PanelやAMD Softwareがゲーム設定を上書きすることがあるため、グラフィックソフトを初期設定に戻すのも公式8ステップに含まれています。それでも変わらなければゲームを再インストールし、起動失敗の文書ではVanguardを削除して再インストールし、PCを再起動するよう案内しています。Something unusual happenedと表示される場合はレジストリ編集を含む別の公式文書があるので、値を自分で触る前に原文を確認してください。
直らない時の確認リスト
- Riot Clientを再起動し、アップデートが最後まで適用されたか確認します。
- グラフィックカードのドライバーをメーカーのツールで最新にし、PCを再起動します。
- 完全修復ツールを実行し、失敗した場合は空き容量8GB以上とバックグラウンドのLeagueプロセスを確認します。
- クリーンブートでも同じ症状か確認し、セキュリティソフトはテストとして一時的にだけ無効にします。
- 画面にエラーコードやメッセージが出ていたら、その文言をまず公式サポートサイトで検索します。
- 症状の動画やスクリーンショット、エラーコード、ログをまとめ、Player SupportのSubmit A Ticketから問い合わせます。
症状の記録と、直ったあとの録画
ここまでの手順はすべてRiot側の対処で、DORが黒い画面を直すわけではありません。ただ、症状が出るまでの流れをスマートフォンでの撮影やスクリーンショットで残しておくと、Player Supportに説明しやすくなります。DORはゲームが正常に起動してから使うものなので、本格的な使いどころは直ったあとで、その時はライブラリの区間カットで必要な場面だけを切り出してdor.ggのリンクで共有できます。リーグ・オブ・レジェンドでは、DORは無料のWindowsアプリとして試合全体をmp4で自動録画し、キルの場面は自動ハイライトクリップとして切り出します。ドライバーを更新したばかりのNVIDIA製グラフィックカードなら、エンコードは既定でNVENCハードウェアエンコードが担当し、ゲーム音とマイクも同時に録音されるので、再起動後の最初の試合での自分のマイク音声まで残ります。設定方法はLoLの録画方法ガイドにまとめています。
公式ソース(2026年9月30日確認時点)
この記事は2026年9月30日確認時点のRiotサポートサイトの文書に沿っています。黒い画面の症状と8ステップは2025年10月28日作成のゲームクラッシュのトラブルシューティング(PC)(Troubleshoot PC Game Crashes)、修復はRiotクライアントの完全修復ツール(Riot Client Full Repair Tool)、起動の流れはRiot Client FAQに基づきます。起動エラー、チャンピオン選択後のロード、クライアントが消える症状、修復失敗、必要動作環境の文書も参照しましたが、リンクは上の3件のみで、いずれも英語版の文書です。文書の内容は変わることがあるため、実行前に原文をご確認ください。


