PUBGの公式サポート文書がフレームレートと結びつけている項目は、アンチエイリアシング、シャドウ、垂直同期の3つで、FPSが足りないときはアンチエイリアシングとシャドウを下げ、低スペックPCなら垂直同期をオフにして比べるのが基本の方向です。2026年9月30日確認時点で、公式文書は品質オプションを10種類と案内しており、9月9日のアップデート43.1ではPC向けにDLSS/FSRの解像度アップスケールも追加されました。録画中にもFPSが落ちる場合は、ゲーム録画中のフレームドロップ対処で録画側の原因も確認してください。
結論:先に触る項目と、そのままにする項目
この記事はPC版が対象で、コンソール専用のグラフィックモードは扱いません。公式文書に根拠がある結論は4つです。1つ目は、アンチエイリアシングは有効にしておくことが推奨されていますが、フレームに影響することがあるため、PCのスペックに合わせて設定するよう案内されています。2つ目は、パフォーマンスがさらに必要なときは、アンチエイリアシング、シャドウ、FOVなどの詳細なグラフィック設定を下げるよう公式が案内している点です。3つ目は、垂直同期は低スペックPCで設定するとフレーム低下が起きることがあると明記されている点です。4つ目は、アップデート43.1で追加された解像度アップスケール(NVIDIA DLSS / AMD FSR / 無効)は、アンチエイリアシングが「中」「高」「ウルトラ」のときだけ表示され、選べる項目はグラフィックカードやシステム構成で変わる点です。一方、項目別のFPS上昇幅、項目の優先順位、いわゆるプロ設定の組み合わせは公式の根拠がないため数値では書かず、同じ場所で一つずつ変えて比べる方法を以下にまとめました。録画も併用する場合は録画時のGPU負荷を減らす方法も参考にしてください。
適用の手順:一度に一つずつ変える6ステップ
- 1現在の値を記録してメニューを開く — ゲームを起動し、サポート文書に記載のある「設定」>「グラフィック」>「クオリティー」を開きます。公式文書によると、ゲームは初回起動時にPCのスペックに合わせて推奨設定へ自動調整するため、今の値が出発点になります。変更する前に10項目の現在値をメモするか、画面を撮っておくと元に戻しやすくなります。42.2のパッチノートでは、ロビーはゲーム内設定に関係なく常に高品質で表示されるとされているので、フレームはロビーではなく実際の試合画面で確認してください。
- 2同じ場所で基準のフレームを測る — 毎回同じマップの同じ地点に立つか、同じ経路を走って、普段使っている表示ツールでフレームレートを確認します。この記事は特定のツールを指定しません。テストの合間はバックグラウンドのプログラムもできるだけ同じ状態にしてください。公式のカクつき対処にも、ネットワークを使うプログラムの終了が含まれています。条件が毎回変わると、どの項目が効いたのか分からなくなります。
- 3パフォーマンス系の項目から調整する — 公式文書がフレームと結びつけている3項目を先に見ます。アンチエイリアシングを一段階下げ、シャドウも下げ、低スペックPCなら垂直同期をオフにしてみます。項目を一つ変えるたびに、手順2と同じ地点で測り直し、目に見える効果がない項目は元に戻します。アンチエイリアシングは公式が有効を推奨している項目なので、下げたあとに輪郭が粗くなっていないかも確認します。
- 4解像度アップスケールを確認する — 「設定」>「グラフィック」>「詳細」で解像度アップスケールを探します。選択肢はNVIDIA DLSS / AMD FSR / 無効で、43.1のノートにはDLSS 4.5とFSR 4.1に対応すると書かれています。表示されないときは、アンチエイリアシングが「中」「高」「ウルトラ」のいずれかになっているか確認してください。手順3でアンチエイリアシングを下げた場合はこの項目が消えることがあるため、両方の組み合わせを比べる必要があります。品質は自分で決めることも、現在の画面解像度に合わせて自動選択させることもでき、使える項目はグラフィックカードとシステム構成で異なります。画面がぼやける、残像が気になるといった場合は無効に戻します。
- 5視認性に関わる項目を確認する — 描画距離は高いほど遠くの物体がはっきり見え、画面スケールは低すぎるとぼやけます。画面が暗いと感じたら、公式の案内どおりロビーから「設定」>「グラフィック」に入って明るさのスライダーで調整し、モニター側の明るさも確認します。公式文書の一部の言語版は、非公式のサードパーティ製ツールで明るさを調整しないよう案内しているので、そうしたツールは避けてください。植生、シャドウ、エフェクトを下げると敵が見やすくなるという説明には公式の根拠がないため、自分のモニターで同じ場所を見比べて判断します。
- 6それでもカクつくならシステムを点検する — 設定だけでカクつきが残る場合は、公式のカクつき対処にある残りの項目を確認します。冷却の改善や通気口のホコリ掃除で過熱を減らすこと、汎用ではなくメーカー正規のグラフィックドライバーに更新すること、ネットワークを使うプログラムを終了することです。問題が続く場合は、Match IDとリプレイを添付して公式サポートに問い合わせるよう案内されています。
項目別の役割と調整の方向(公式サポート文書の表記に基づく)
| 項目(公式表記) | 役割 | この記事の方向 |
|---|---|---|
| 画面スケール(Screen scale) | グラフィックの鮮明さを調整します。低すぎると物体がぼやけて見えることがあります。 | FPSのために下げるより維持する方向です。公式の日本語文書に具体的な数値はありません。 |
| アンチエイリアシング(Anti-aliasing) | オブジェクトの輪郭を滑らかにします。 | 公式は有効を推奨していますが、フレームに影響することがあるため、足りなければ一段階下げて比較します。 |
| ポストプロセス(Post-Processing) | 影(陰影)効果の量を調整します。 | 公式の数値はありません。フレームが足りなければ下げて直接比較します。 |
| シャドウクオリティ(Shadows) | キャラクターやオブジェクトの影の品質です。 | 公式文書がパフォーマンスが必要なときに下げる項目として挙げています。 |
| テクスチャ(Texture) | ゲーム全体のグラフィック品質です。 | 公式の数値はありません。鮮明さとフレームを見比べます。 |
| エフェクト効果(Effects) | 各種エフェクトの品質です。 | 公式の数値はありません。交戦中に画面が見づらくないかを見て比較します。 |
| 植生(Foliage) | マップ上の植物の品質です。 | 公式は視認性への影響を説明していません。下げて敵が見やすくなるかは自分で確認します。 |
| 描画距離(View distance) | 見える距離を調整し、高いほど遠くの物体がはっきり見えます。 | 視認性は高い方が公式の説明に合います。フレームが足りないときは最後に下げて比較します。 |
| モーションブラー(Motion blur) | 移動速度に応じて残像を残す効果です。 | 公式はFPSへの影響に触れていません。画面がにじんで見えるならオフにして比べる好みの項目です。 |
| 垂直同期(Vertical Synchronization) | フレームの同期を強制します。低スペックPCではフレーム低下が起きることがあります。 | 低スペックPCならオフにして比較します。 |
| 解像度アップスケール(Resolution Upscaling) | 対応環境でNVIDIA DLSS / AMD FSR / 無効から選びます(アップデート43.1)。 | 表示されたらオンとオフを見比べます。FPSの上昇率は公式の数値がありません。 |
設定を変えたあとのチェックリスト
- 10項目の変更前の値をメモまたは撮影しましたか?
- 同じマップの同じ地点で、一度に一つの項目だけを変えて比べましたか?
- アンチエイリアシング、シャドウ、垂直同期をフレームと画質の両面で確認しましたか?
- 解像度アップスケールが表示されないとき、アンチエイリアシングが「中」以上か確認しましたか?
- 画面スケールを下げすぎて、画面がぼやけていませんか?
- 明るさはゲーム内のスライダーで調整し、サードパーティ製の明るさツールは使っていませんか?
設定を下げたあとに録画も回すとき
グラフィック設定を整えてフレームに余裕を作ったあとでPUBGのプレイを録画するなら、その余裕の一部を録画が使うことを計算に入れておく必要があります。DORは無料のWindowsアプリで、PUBGの試合をまるごと自動録画してmp4で保存し、キルの場面は自動ハイライトクリップとして残します。NVIDIAグラフィックカードでは標準でNVENCハードウェアエンコードを使うため、エンコード作業をカード専用のエンコーダーに任せられ、ゲーム音とマイクを同時に録音するので、試合中の自分の声も同じファイルに入ります。ただし上の項目比較は録画なしで測った値なので、録画をオンにした状態でのフレームは改めて確認してください。その次に気になる保存容量については、PUBGの録画容量ガイドで続きを確認できます。
公式ソース(2026年9月30日確認)
10項目の説明はPUBGサポート:グラフィック設定の案内、パフォーマンスが必要なときに下げる項目はPUBGサポート:ゲーム設定を下げる、DLSS/FSRの解像度アップスケールはアップデート43.1のパッチノートで確認しました。サポート文書は言語ごとに更新時期や文言が少し異なることがあり、パッチでメニューが変わった場合はリンク先の最新内容が優先されます。


