ロブロックスのプレイ動画や実況をYouTubeに上げてもいいのか、収益化しても大丈夫なのかは、動画を作り始めた人が最初につまずく疑問です。結論から言うと、Roblox公式ヘルプ「ビデオでのライセンスされた音楽の使用」は、バーチャル空間で流れるライセンス音楽が入ったゲームプレイ動画をYouTube・Twitch・Instagram・Facebookなどに投稿でき、YouTubeでは広告や寄付、サブスクリプション型・有料の動画コンテンツで収益を得てよいと案内しています。ここでいうライセンス音楽とは、Robloxが制作用音楽ライブラリのAPM Musicと契約し、クリエイターがバーチャル空間で使えるようにしている楽曲のことです。問題になるのはその範囲の外です。音楽だけを抜き出して使う、APM以外の音源が流れている、録画中にパソコンで流していた曲が入り込む、といった場合はこの案内では守られません。この記事では、2026年10月14日に確認したRoblox公式ヘルプとYouTubeヘルプをもとに、ロブロックス動画でしていいこと・ダメなこと、著作権の申し立てが来たときの対応手順をまとめます。ゲーム全般の動画ポリシーやBGMの著作権はゲーム動画・BGMの著作権ガイドで扱っているので、ここではRobloxの公式文書に絞ります。法的助言ではなく、規約は変わることがあるため、投稿前に公式ヘルプをもう一度確認してください。
結論:自分のプレイ動画は投稿・収益化OK、音楽だけの流用はNG
自分でプレイしたバーチャル空間を録画し、ゲーム画面と一緒に投稿する動画であれば、APMライセンス音楽が聞こえていても公式案内の範囲内です。公式ヘルプは、YouTubeのプレロール広告、ミッドロール広告、スポンサー広告オーバーレイに加え、個人的な寄付の募集や、サブスクリプション型・有料の動画コンテンツによる収益も認めています。ただしYouTubeパートナープログラムなど、YouTube側の収益化ルールは別に満たす必要があります。条件は3つに整理できます。1つ目は、音楽は動画に映っているRobloxのゲーム画面と一緒でなければ使えないことです。音楽を単体のファイルとしてダウンロードしたり、ゲーム画面のない映像に流したりしてはいけません。2つ目は、動画はゲームプレイを紹介する目的に限られ、映画・テレビ番組・広告・シリーズ作品、Roblox外の別のゲーム、グッズには使えないことです。3つ目は、投稿先のサービスの規約とRobloxの利用規約を守ることです。公式ヘルプは特定のサービスを推奨しておらず、質問も動画とライブ配信をまとめて扱っているので、ニコニコ動画やTikTokなどで配信・投稿する場合も、同じ条件にそのサービスの規約が加わると考えます。逆に、公式案内が触れていない領域も押さえておきましょう。Robloxの音楽ライセンスの案内はAPMの楽曲についてのものです。バーチャル空間の制作者が自分でアップロードした音源や、他の音楽パートナーの楽曲を動画に使ってよいかは、公式文書に書かれていません。録画中に音楽アプリで流していた曲や、編集で追加した曲も当然この範囲外です。編集の流れはロブロックスのショート動画の作り方、自分で足すBGMの選び方は著作権に安全な無料BGMの探し方で続けて読めます。
投稿の前後でやる手順
- 1録画前にバックグラウンドの音を整理する録画中にパソコンで音楽アプリや別の動画を流していると、その音も録画に入ります。この音楽はRobloxのライセンスとは関係がないため、ゲーム動画が著作権の申し立てを受けるよくある原因になります。Discordの通話音も、録画ソフトの設定によっては一緒に録音されます。投稿する動画を録画するときは音楽アプリを止め、使っている録画ソフトがデスクトップ全体の音を録るのか、ゲームの音だけを録るのかを先に確認してください。
- 2バーチャル空間の音楽の出どころを確認するバーチャル空間で流れる曲がAPMライセンス音楽かどうかをプレイヤーが確かめる方法は、公式文書では案内されていません。バーチャル空間の説明や制作者のお知らせに音楽のクレジットがあれば参考にしてください。バーチャル空間の独自設定に音楽をオフにするボタンがあるなら、投稿用の録画では音楽を切り、編集で利用条件がはっきりした曲を入れる方法もあります。出どころがわからない曲が長く流れる場面は、申し立てが来るかもしれないと考えて編集を計画します。
- 3ゲーム内の音楽はゲーム画面とセットで使うゲーム内の音楽を録音して音声だけを使ったり、ゲーム画面のないオープニング・エンディングや他のゲームの映像に流したりするのは、公式案内が禁じている使い方です。編集で追加するBGMはRobloxのライセンスとは別なので、その曲のクレジット表記の義務や商用利用の可否を個別に確認します。
- 4サムネイルとタイトルを公式っぽく見せない「Robloxの名称とロゴ - コミュニティによる使用ガイドライン」(2026年10月14日確認)は、RobloxのロゴとTilt(ロゴの中の傾いた正方形)は公式バッジの中以外では一般的な制作物に使えず、ロゴの使用は一部のパートナーとインフルエンサー向けプログラムに限られると定めています。Robloxと公式に提携している、またはRobloxが推奨しているように見せることも認められず、Robloxとのライセンス契約なしに名称・ロゴ・バッジを実物の商品、パッケージ、NFT、映画・テレビ、書籍などの商用目的に使うこともできません。動画のサムネイルだけを扱った条項はないため、ロゴではなくゲームの場面と大きな文字でロブロックス動画であることを示すほうが安全です。
- 5他のプレイヤーの名前と声を確認するRoblox内蔵の切り抜き(キャプチャ)はアバターの上のニックネームと画面表示(UI)を消し、ボイスチャットやバーチャル空間内の音声を録音しません。一方、パソコンの画面録画は見えたもの・聞こえたものがそのまま残ります。友達の声や本名が入っている場合は、投稿前に同意を取ってください。YouTubeのプライバシーガイドラインは、顔・声・フルネームなどで本人と特定できる場合は削除を申請でき、親や法定後見人も申請できると案内しています。その際、投稿者に該当部分をカットまたはぼかす時間が与えられることがあるので、YouTube Studioのエディタで事前に整えておくと安心です。
- 6投稿後に著作権の申し立てを確認するYouTube Studioの左メニューで[コンテンツ]を開いて動画を探し、[制限]列に「申し立て」があれば[詳細を表示]をクリックします。どの曲が動画のどの区間で検出されたか、誰が申し立てたかを確認します。著作権の申し立てはその動画に影響しますが、通常はチャンネルやアカウントには影響せず、著作権侵害の警告とは別のものです。
- 7申し立て元に応じて異議申し立てか修正をする申し立て元がAPM MusicやAdRevなどAPMの著作権管理パートナーで、動画が上の条件を守り、APMが不適切とみなす内容も含まないなら、[対応する]→[異議申し立て]からYouTubeの手続きに沿って異議を申し立てます。その際、その曲はRobloxを通じてAPM Musicから動画での使用を許諾された音楽であると書き、公式ヘルプのリンクを添えられます。Robloxは、プラットフォームが対応した削除リクエストについて支援できず、異議が認められることも保証しないと案内しています。申し立て者は30日以内に回答する必要があり、回答がなければ申し立ては失効します。ライセンス外の音楽なら異議は申し立てず、「セグメントをカットする」「曲を消去する」「他の曲に置き換える」で対処してください。正当な理由のない異議申し立ては、削除リクエストと著作権侵害の警告につながることがあります。
ロブロックス動画でしていいこと・ダメなこと
| ケース | 公式の基準(2026年10月14日確認) | やること |
|---|---|---|
| 自分のプレイを録画してYouTubeに投稿する | Roblox公式ヘルプは、APMライセンス音楽が入ったゲームプレイ動画をYouTube・Twitch・Instagram・Facebookなどに投稿できると案内しています。条件は各サービスの規約を守ることです。 | 投稿してかまいません。録画に音楽アプリや通話の音が混ざっていないかだけ確認します。 |
| 広告・寄付・サブスクリプションで収益化する | YouTubeのプレロール広告・ミッドロール広告・スポンサーオーバーレイ、個人的な寄付、サブスクリプション型・有料の動画コンテンツが認められています。YouTube側の収益化ルールは別です。 | YouTubeパートナープログラムの条件と収益化ポリシーを別に確認します。 |
| ゲーム内の音楽だけを使う | 音楽を単体のファイルとしてダウンロードしたり、Robloxのゲームプレイ動画以外に使ったりすることは禁止です。音楽は動画内のゲーム画面と一緒の場合にだけ使えます。 | オープニング・エンディングや他のゲームの映像にゲーム内の音楽を流しません。 |
| 映画・広告・グッズなどに使う | APMのライセンスはゲームプレイを紹介する用途に限られ、映画、テレビ番組、広告、シリーズ作品、Roblox外のゲーム、グッズには使えません。 | 商用の企画は権利者の別途許可が必要な領域と考え、進めません。 |
| APM以外の音楽、録画中に流した曲 | 公式の音楽ライセンス案内はAPMの楽曲だけを扱っています。制作者がアップロードした音源や他のパートナーの楽曲、パソコンで流していた曲は対象外です。 | 申し立てが来る可能性があると考え、その区間をカットするか音を整理します。 |
| サムネイルにRobloxロゴやTiltを入れる | 名称とロゴのガイドラインは、公式バッジ以外でのロゴやTiltの一般的な使用を認めず、公式の提携や推奨に見せることを禁じています。サムネイルだけを扱った条項はありません。 | ロゴではなくゲームの場面と大きな文字でサムネイルを作ります。 |
| 他のプレイヤーの名前や声が映る | ここはYouTubeのプライバシーガイドラインが基準です。顔・声・フルネームなどで特定できる人は削除を申請できます。 | 友達の同意を取り、必要ならその部分をカットするかぼかします。 |
投稿前のチェックリスト
- 録画中は音楽アプリを止め、Discordの通話音が入っていないことを確認しました。
- ゲーム内の音楽はゲーム画面と一緒に流れており、音楽だけを切り出して使っていません。
- 編集で追加したBGMは、クレジット表記の義務と商用利用の可否を確認しました。
- サムネイルやチャンネルアートにRobloxのロゴやTiltを入れておらず、公式動画に見える文言もありません。
- 声や本名が入っている友達から投稿の同意をもらいました。
- 申し立てが来たときのために、Roblox公式ヘルプ「ビデオでのライセンスされた音楽の使用」のURLを保存しました。
- 編集し直せるように、元の録画ファイルを削除せずに保管しています。
DORで投稿用のロブロックス元動画を残す
DORは無料のWindows PC用アプリで、roblox.comからダウンロードしたPC版ロブロックスを自動で検出します。バーチャル空間に入ると録画が自動で始まり、バーチャル空間を出てホームに戻るかロブロックスを終了すると止まるため、バーチャル空間1つが長さ制限のないmp4 1本としてライブラリにたまります。内蔵の切り抜き(最大30秒、ボイスチャットとバーチャル空間内の音声は録音されない)と違い、ゲームの音とマイクが標準で一緒に録音されるので、バーチャル空間の音楽がゲーム画面とセットになった元動画がそのまま残ります。著作権の面で気をつける設定は音です。DORは標準でデスクトップ全体の音を録音するため、Discordの通話やパソコンで流していた音楽も入ることがあります。投稿用の動画なら、サウンド設定でデスクトップの音をオフにして、ロブロックスのウィンドウの音だけを録ることができます。マイクは標準でオンでノイズ抑制がかかり、オフにもできます。ゲームの音とマイク、オンにしている場合はデスクトップの音も1つのトラックに混ざって保存されるので、録画に入った音楽や通話の音だけをあとから抜くのは難しくなります。録画前に音の構成を決めておきましょう。見どころだけを残したいときは、バーチャル空間の中でF8(変更可能)を押すと、直前30秒(15/30/45/60秒から選択)が別のクリップとして保存されます。詳しくはロブロックスのクリップの切り抜き方にまとめています。ライブラリの区間カットでは開始点と終了点を決めて必要な部分だけを16:9・9:16・1:1で書き出せ、ブラウザで使うDORスタジオでは複数の動画(1本500MBまで)をつなげて文字やエフェクトテンプレートを入れられます。申し立てを受けた区間が途中にあるなら、その前後を別々にカットしてDORスタジオでつなげれば除けます。チャンネル運営の全体像はロブロックスで実況者・YouTuberになる方法に続きます。DORの録画はPC専用で、スマホ・タブレット・ゲーム機のロブロックスは録画しないため、それらで遊んでいる場合はPCでプレイするときの選択肢として考えてください。


