ロブロックスのショート動画は、PCでバーチャル空間(体験)を録画し、ショートになる場面を1つ選んで縦9:16に切り出し、テキスト1行と音楽を載せてから、3分以内で YouTube ショートや TikTok に投稿する、という順番で作ります。スマホで撮ることもできますが、自分の声のリアクションとゲームの音を一緒に残したいならPC録画が向いています。Roblox 標準の[切り抜き](キャプチャ)は最長30秒で、ボイスチャットやゲーム内の音が録音されないからです(2026年10月14日に Roblox 公式ヘルプで確認)。ロブロックスのショートがほかのゲームと違う点は3つあります。バーチャル空間ごとに画面の作りが違うので縦に切るときに残すべき場所が変わること、オビー・ホラー・ロールプレイとジャンルが幅広いのでネタ選びの基準が要ること、そして流れている音楽が Roblox のライセンス音楽かどうかで収益化の考え方が変わることです。この記事では、ショートになるネタ6つ、9:16に切るときのチャット欄とプレイヤーリストの扱い、テキストと音楽の載せ方、投稿前の確認ポイントを順にまとめます。仕上げの編集を CapCut でするか DOR スタジオでするかに関係なく、同じ手順で使えます。場面が過ぎた直後にすぐ保存する方法はロブロックスのクリップの保存方法で別に解説しています。
結論:声が必要ならPC録画、映像だけなら標準の切り抜きでも足ります
素材をどう用意するかは「音が必要かどうか」で決めます。Roblox 標準の[切り抜き](キャプチャ)は、左上のメニューから[切り抜き]を選ぶと画面右側にキャプチャアイコンが出て、そのアイコンで録画の開始と停止をします。動画は最長30秒で、バーチャル空間の UI やアバターの上の名前が消えたきれいな画面で保存されるため、音楽だけを載せる短いショートなら十分です。ただし、ボイスチャットやゲーム内の音は録音されず、動画は Roblox アプリのストレージに保存され、保存アイコンを押して初めてPCの「動画」フォルダに書き出されます。開発者がキャプチャをオフにしているバーチャル空間では使えません。ジャンプスケアで叫ぶ声、友達とのやり取り、銃声や効果音が生きていてほしいショートなら、PCの録画ソフトで録画しましょう。30秒の制限なく長く録る方法はロブロックスを30秒以上録画する方法で比較しています。Roblox の中ですぐ共有したいなら Moments(ベータ版)もありますが、13歳以上のみ利用でき、投稿は1日10本まで、外部で編集したファイルは投稿できません。詳しい条件はロブロックスの Moments の投稿方法を、YouTube での収益化と音楽の範囲はロブロックス動画の著作権と音楽の収益化を参考にしてください。
ロブロックスのショート動画の作り方:場面選びから投稿まで
- 1ショートになる場面を1つ決めるロブロックスのショートは1本に1場面が基本です。最初の1〜2秒で何が起きているかがわかり、最後に結果が出る場面を選びます。オビーの最後のジャンプを外した瞬間、ホラーゲームでモンスターが飛び出して叫んだ瞬間、卵やペットがレアで出た瞬間、トレードが成立した瞬間、Murder Mystery 2 で保安官が最後にマーダーを撃ち抜いた瞬間など、結果がはっきりしている場面が向いています。あとでタイトルに入れられるよう、どのゲームだったかをメモしておきます。
- 2先にPCで録画しておく声のリアクションを入れるショートなら、バーチャル空間に入る前に録画をオンにしておきます。どの録画ソフトでも、ゲームの音とマイクが両方入るかを短いテスト録画で確かめます。Roblox 公式ヘルプのチート対策の案内には、OBS のゲームキャプチャは Roblox で問題が起きることが知られているのでウィンドウキャプチャか画面キャプチャを使うように書かれているため、OBS ならウィンドウキャプチャで取り込みます。1080p の横長動画の中央を9:16に切ると横幅は約607ピクセルしか残らず、1080×1920 で投稿すると約1.8倍に拡大されるので、PCに余裕があれば 1440p 以上で録画すると縦画面がくっきりします。
- 3前後を切って最初の1〜2秒を作る録画から、場面の2〜3秒前から結果の直後までを切り出します。ロード画面、メニューを開く場面、何も起きない移動は削ります。長さはネタによって10〜45秒ほどを目安にし(この記事の推奨値)、ホラーのリアクションは驚いたあとの反応を2〜3秒残します。結果を先に見せてから、どうやってそうなったかを巻き戻して見せる構成も、レア獲得のショートに合います。
- 49:16に切ってチャット欄とプレイヤーリストを整理する16:9の横長画面の中央を9:16に切ると、横1920ピクセルのうち約607ピクセル(約3分の1)しか残りません。ロブロックスの標準画面ではチャット欄が左上、プレイヤーリストが右上にあるので、中央を残せばほとんど切れます。逆に、ゲームが画面の端に出すコイン表示や獲得通知、タイマーも一緒に切れることがあるので、結果を知らせる表示がどこに出るかを先に確認します。録画中にマウスホイールでカメラをアバターに近づけておくと、縦画面でもアバターが小さくなりません(カメラが固定されたゲームもあります)。トレード画面のように文字が多い場面は、9:16より1:1のほうが読みやすくなります。
- 5テキスト1行で状況を伝える音を消して見る人にも状況が伝わるように、最初の画面に短いテキストを1行入れます。「最後に残った保安官」「オビー最終ステージで落下」のように、ゲーム名や状況を先に出し、結果は最後に見せます。ショート画面の下側と右側にはタイトルやボタンが重なるので、テキストは画面の上から3分の1の範囲に置きます。ほかのプレイヤーのユーザー名が大きく映っている場合は、その部分を切り落とすかテキストで隠すほうが安全です。
- 6バーチャル空間の音楽と後から足す音楽を分けて考えるRoblox 公式ヘルプによると、Roblox が APM Music からライセンスを受けた音楽が入ったゲームの録画は、YouTube などに投稿して広告などで収益化できます。ただし、この音楽はその Roblox の映像と一緒に使う場合に限られるので、音楽だけを別の動画に使うことはできません。また、ゲーム内の音がすべてこのライセンス音楽かどうかは、動画を見ただけではわかりません。そのためショートでは、ゲーム内の音楽は場面についている音としてそのまま残し、雰囲気を変えたいときだけ音楽を足すと判断しやすくなります。編集で足す音楽は、どのツールで選んだものでも投稿先で使える音源かを確認します。リアクションの声が埋もれないよう、音楽はゲームの音より小さくします。申し立てを受けたときの対応は、上で紹介した著作権と音楽の収益化の記事で別に解説しています。
- 7縦長・3分以内で投稿して分類を確認するYouTube は、2024年10月15日以降にアップロードされた正方形または縦長で3分以内の動画をショートに分類します。1分を超えるショートに有効な Content ID の申し立てがある場合の扱いは、日本語版ヘルプでは、2026年9月24日より1分を超え3分未満の新しいショートは自動的にブロックされなくなり、引き続き再生可能になることがあると案内されていますが、英語版ヘルプはまだブロックされるという記述のままです(2026年10月14日確認)。1分以内のショートはこのルールの対象外なので、音楽が入ったショートは1分以内に収めるか、長くするなら投稿前にヘルプで最新の条件を確認します。タイトルの先頭にはゲーム名(例:Steal a Brainrot)を入れ、TikTok など他のプラットフォームの長さの条件は各ヘルプで確認します。
ロブロックスのショートネタ6つ:切り出す範囲と9:16で気をつける点
| ネタとゲームの例 | 切り出す範囲と長さ(推奨) | 9:16で気をつける点 |
|---|---|---|
| オビーの失敗・クリア(アスレチック・塔登り系) | 最後のジャンプの2〜3秒前から、落ちた直後か到着した直後まで、10〜20秒 | カメラをアバターに近づけて中央に置きます。進行段階の表示が端にあると切れるので、何ステージ目かはテキストで伝えます。 |
| ホラーのジャンプスケアへのリアクション(99 Nights in the Forest、DOORS など) | 緊張が高まる3〜5秒、驚く瞬間、反応の2〜3秒まで、15〜30秒 | 声のリアクションが主役なので、マイクも一緒に録音されている必要があります。音が残らない標準の切り抜きには向きません。 |
| レア獲得(卵を盗む[Steal An Egg]の卵、Blox Fruits の実、ペットのガチャなど) | 開く直前から結果が画面に出て2秒後まで、10〜20秒 | 結果の通知が画面中央に出るかを確認します。端に出ると切れるので、結果をテキストで書き直します。 |
| トレード(Adopt Me! など取引があるゲーム) | 提案のやり取りから成立の直後まで、15〜40秒 | 取引画面の文字が小さく、9:16では読みにくくなります。1:1で切るか、何を交換したかをテキストでまとめ、相手のユーザー名は隠します。 |
| 逆転・クラッチ(Murder Mystery 2、RIVALS など) | 最後のピンチから勝負が決まった直後まで、10〜25秒 | 動きが速いので、決定的な瞬間にズーム系のエフェクトを1回だけ使います。ゲームが出す撃破・勝利の通知の位置を確認します。 |
| 友達と仕込んだドッキリ(ロールプレイ・ホラー系など) | 状況説明の3秒から友達の反応まで、20〜45秒 | 友達の声や Discord の通話が一緒に録音されることがあるので、投稿前に了承をもらいます。知らないプレイヤーが映ったらユーザー名を隠します。 |
投稿前のロブロックスのショート動画チェックリスト
- ショート1本に場面を1つだけ入れ、最初の1〜2秒で状況がわかります。
- 動画は9:16または1:1で、長さは3分以内です。
- チャット欄、プレイヤーリスト、知らないプレイヤーのユーザー名が画面に残っていません。
- 結果の通知が切れた場合はテキストで書き直し、テキストがショート画面下側のボタンと重なっていません。
- 自分の声、ゲームの音、音楽の大きさをスマホのスピーカーで一度聞いて確かめました。
- 足した音楽は投稿先で使える音源で、1分を超えるショートなら YouTube ヘルプで Content ID の扱いを確認しました。
- 友達の声や Discord の通話が入っている場合は、投稿してよいか本人に聞きました。
DOR でPCのロブロックスの場面を集めて9:16のショートにする
DOR は無料の Windows PC アプリで、roblox.com からダウンロードしたPC版のロブロックスを自動で検出します(Microsoft Store 版への対応は確認されていません)。バーチャル空間に入ると録画が自動で始まり、バーチャル空間を出てホームに戻るか、ロブロックスを終了すると終わります。オビー、ホラー、ロールプレイ、タイクーンなどジャンルに関係なくどのバーチャル空間でも録画され、1つにつきフル録画の mp4 1本としてライブラリにたまります。Roblox アプリのホームやメニューは録画されず、ロブロックスを起動してすぐバーチャル空間に入ると、録画の開始が15〜20秒ほど遅れることがあります。DOR はロブロックスでキルやレア獲得を自動で切り出しません(自動ハイライトクリップはありません)。その代わり、ゲーム内で録画しているときにショートになる場面が過ぎた直後に F8(変更可能)を押すと、直前30秒(15・30・45・60秒から選択)が別のクリップとして保存されます。マイクは標準で一緒に録音され、ノイズ抑制がかかります。ゲームの音とマイクは1つのトラックに混ざって保存されるので、録画前に声の大きさを合わせておきましょう。標準設定ではデスクトップ全体の音を録るため Discord の通話や流している音楽も入りますが、ショート用なら設定でロブロックスの音だけを録るように変えられます。画質は標準で 1080p・60fps、最大 2160p まで選べます。ライブラリのカードにはバーチャル空間の名前ではなく、ロブロックスと録画時刻が表示されるので、どのゲームだったかは別にメモしておきます。保存した場面は、ライブラリの区間カットで開始と終了を指定して 9:16 を選べば縦動画になり、dor.gg のリンクで共有してスマホのブラウザですぐ確認できます。区間カットでテキストを入れられるのは 1:1 のときだけなので、9:16 の画面にテキストと音楽を載せたいときは、インストール不要でブラウザから開く DOR スタジオ(dor.gg/studio)に移ります。スタジオでは長さの調整、複数動画の結合、9:16 の比率、パンチズーム・シェイクズームなどのエフェクトテンプレート、フォントを選べるテキスト、BGM、音量を扱い、mp4 でダウンロードして YouTube ショートや TikTok に投稿できます。動画は3秒以上・500MB以下で、プロジェクトごとの動画数にも上限があります。横長のクリップを縦にする一般的な方法はゲームの縦(9:16)動画の作り方にまとめています。DOR はPC専用で、スマホ・タブレット・ゲーム機のロブロックスは録画しないため、スマホで遊ぶ人はPCで遊ぶときの方法として考えてください。


